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公開番号
2025085300
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-05
出願番号
2023199082
出願日
2023-11-24
発明の名称
バッテリパック
出願人
本田技研工業株式会社
代理人
弁理士法人航栄事務所
主分類
H01M
50/35 20210101AFI20250529BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】電池セルの熱暴走時に発生したガスによるケース内の圧力上昇を抑制しつつ、ガスを適切にケース外へ排気できるバッテリパックを提供する。
【解決手段】バッテリパック10は、安全弁44を有し、積層された複数の電池セル40と、電池セル40の積層方向における端部に設けられたエンドプレート31と、各電池セル40の安全弁44を繋ぐ排気ダクト46と、これらを収容するケース20と、ケース20のうちエンドプレート31に対向する面に取り付けられ、安全弁44から放出されたガスをケース20の外側に排気可能な圧力開放弁13と、を備える。排気ダクト46と圧力開放弁13との間には、エンドプレート31の周囲に形成され、排気ダクト46に連通するバッファ空間47と、バッファ空間47と圧力開放弁13とを連通する複数の排気流路48と、が設けられている。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
安全弁を有し、積層された複数の電池セルと、
前記電池セルの積層方向における端部に設けられたエンドプレートと、
各電池セルの前記安全弁を繋ぎ、前記積層方向に延在する排気ダクトと、
前記電池セル、前記エンドプレート、及び前記排気ダクトが収容されるケースと、
前記ケースのうち前記エンドプレートに対向する面に取り付けられ、前記安全弁から放出されたガスを前記ケースの外側に排気可能な圧力開放弁と、を備えるバッテリパックであって、
前記排気ダクトと前記圧力開放弁との間には、
前記エンドプレートの周囲に形成され、前記排気ダクトに連通する空間と、
前記空間と前記圧力開放弁とを連通する複数の流路と、が設けられている、
バッテリパック。
続きを表示(約 1,300 文字)
【請求項2】
請求項1に記載のバッテリパックであって、
前記複数の流路は、前記圧力開放弁から前記空間に向かって放射状に延出している、
バッテリパック。
【請求項3】
請求項1に記載のバッテリパックであって、
前記エンドプレートは、前記電池セルの前記積層方向の一端側に設けられ、
前記電池セルは、前記積層方向の他端側が前記ケースに当接しており、
前記電池セルは、前記一端側から前記他端側に向かって押圧されて前記ケース内に収容されている、
バッテリパック。
【請求項4】
請求項3に記載のバッテリパックであって、
前記積層方向における前記エンドプレートと前記ケースとの間に設けられ、前記エンドプレートを介して前記電池セルを押圧するスペーサをさらに備え、
前記複数の流路は、前記スペーサに設けられている、
バッテリパック。
【請求項5】
請求項4に記載のバッテリパックであって、
前記エンドプレートは、前記電池セルと対向する面にフランジ部を有し、
前記スペーサは、前記ケースと対向する面にフランジ部を有し、
前記空間の少なくとも一部は、前記エンドプレートの前記フランジ部と前記スペーサの前記フランジ部との間に設けられている、
バッテリパック。
【請求項6】
請求項3に記載のバッテリパックであって、
前記ケースは、
前記エンドプレートに対向する面に設けられた開口部と、
前記開口部に挿入され、前記エンドプレートを介して前記電池セルを押圧する加圧プレートと、を有し、
前記圧力開放弁及び前記複数の流路は、前記加圧プレートに設けられている、
バッテリパック。
【請求項7】
請求項6に記載のバッテリパックであって、
前記加圧プレートは、
前記開口部の縁部に対向するフランジ部と、
前記開口部から前記ケースの内側に突出し、前記エンドプレートを介して前記電池セルを押圧する凸部と、を有し、
前記複数の流路は、前記凸部に設けられている、
バッテリパック。
【請求項8】
請求項7に記載のバッテリパックであって、
前記エンドプレートは、前記電池セルと対向する面にフランジ部を有し、
前記ケースの前記開口部は、前記エンドプレートの前記フランジ部よりも小さい、
バッテリパック。
【請求項9】
請求項8に記載のバッテリパックであって、
前記空間は、前記エンドプレートの前記フランジ部及び前記加圧プレートの前記凸部の周囲に設けられている、
バッテリパック。
【請求項10】
請求項1から9のいずれか1項に記載のバッテリパックであって、
前記圧力開放弁は、前記積層方向から見て前記電池セルの中央部に対向するように前記ケースに設けられている、
バッテリパック。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、積層された複数の電池セルをケースに配置したバッテリパックに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、より多くの人々が手ごろで信頼でき、持続可能かつ先進的なエネルギーへのアクセスを確保できるようにするため、エネルギーの効率化に貢献する二次電池に関する研究開発が行われている。
【0003】
車両の駆動源の電動化に伴って、車両にはモータ等に電力を供給するバッテリが搭載される。バッテリは、例えば、複数の電池セルが積層されて構成される。電池セルには、異常等により内部で発生した高温且つ高圧のガスを電池セルの外部へ放出する安全弁が設けられている。
【0004】
例えば、特許文献1には、ケースに安全弁を設けた単電池を並べて接続し、並んだ安全弁を覆うフードによって排気ダクトを設け、並べられた最も外側の各単電池にそれぞれエンドプレートを重ね、2枚のエンドプレートが複数の単電池を挟んで固定する電池モジュールが記載されている。いずれか一方のエンドプレートには、排気ダクトに連通する導通口と、導通口に連通する排気口が設けられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2012-79510号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1に記載の電池モジュールをケースに収容してバッテリパックとした場合、電池モジュールに熱暴走が発生すると、エンドプレートの排気口からガスが排気され、ケース内にガスが充満する。ケース内の圧力上昇に伴う外部への影響を少なくするために、ケース内のガスをケース外に適切に排気しつつ、ケース内の圧力上昇を抑制できる構成が要望される。
【0007】
本発明は、電池セルの熱暴走時に発生したガスによるケース内の圧力上昇を抑制しつつ、ガスを適切にケース外へ排気できるバッテリパックを提供する。そして、延いてはエネルギーの効率化に寄与するものである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、
安全弁を有し、積層された複数の電池セルと、
前記電池セルの積層方向における端部に設けられたエンドプレートと、
各電池セルの前記安全弁を繋ぎ、前記積層方向に延在する排気ダクトと、
前記電池セル、前記エンドプレート、及び前記排気ダクトが収容されるケースと、
前記ケースのうち前記エンドプレートに対向する面に取り付けられ、前記安全弁から放出されたガスを前記ケースの外側に排気可能な圧力開放弁と、を備えるバッテリパックであって、
前記排気ダクトと前記圧力開放弁との間には、
前記エンドプレートの周囲に形成され、前記排気ダクトに連通する空間と、
前記空間と前記圧力開放弁とを連通する複数の流路と、が設けられている。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、電池セルの熱暴走時に発生したガスによるケース内の圧力上昇を抑制しつつ、ガスを適切にケース外へ排気できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
第1実施形態のバッテリパック10の外観斜視図である。
第1実施形態のバッテリパック10の分解斜視図である。
セル積層体30の分解斜視図である。
複数の電池セル40を加圧してケース本体21に収容する工程を示す図である。
圧力開放弁13へ案内されるガスの流れ(破線矢印)を示す図である。
圧力開放弁13近傍の部分断面斜視図である。
第2実施形態のバッテリパック10の分解斜視図である。
複数の電池セル40及びエンドプレート31を押圧した状態の加圧プレート28の断面図である。
エンドプレート31の周囲に形成されたバッファ空間47、及び加圧プレート28に設けられた複数の排気流路48を流れるガスの流れ(破線矢印)を示す図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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