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公開番号2025108137
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-23
出願番号2024001847
出願日2024-01-10
発明の名称燃料電池用貼合方法
出願人本田技研工業株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類H01M 8/0286 20160101AFI20250715BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】燃料電池の製造段階において、ガス拡散層を中間層に適切に貼り合わせ易くする。
【解決手段】燃料電池用貼合方法では、中間層とその両側のガス拡散層とを備える燃料電池の製造段階において、ガス拡散層を中間層に貼り合わせる。中間層は、電解質膜と、電解質膜の周囲に設けられた樹脂フィルムとを備える。燃料電池用貼合方法では、樹脂フィルムの上に湿気硬化型の接着剤を塗布する。その後、接着剤にガス拡散層を接触させることによって、ガス拡散層と中間層とを接着剤で貼り合わせる。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項1】
中間層とその両側のガス拡散層とを備える燃料電池の製造段階において、前記ガス拡散層を前記中間層に貼り合わせる燃料電池用貼合方法であって、
前記中間層は、電解質膜と、前記電解質膜の周囲に設けられた樹脂フィルムとを備え、
前記樹脂フィルムの上に湿気硬化型の接着剤を塗布し、
その後、前記接着剤に前記ガス拡散層を接触させることによって、前記ガス拡散層と前記中間層とを前記接着剤で貼り合わせる、
燃料電池用貼合方法。
続きを表示(約 430 文字)【請求項2】
前記接着剤の上に前記ガス拡散層を載せた後、押圧装置で前記ガス拡散層を前記中間層に対して押圧することによって、前記接着剤を前記ガス拡散層内に浸透させる、
請求項1に記載の燃料電池用貼合方法。
【請求項3】
上面に前記中間層を配置可能に構成された下側治具と、下面に前記ガス拡散層を配置可能に構成された上側治具と、を含む治具を用意し、
前記上側治具の下面に前記ガス拡散層が配置され、且つ前記下側治具の上面に前記中間層が配置されると共に、前記中間層の上面および前記ガス拡散層の下面のうちの少なくとも一方に前記接着剤が塗布された状態にセットし、
前記状態から、前記押圧装置によって前記上側治具を降下させて前記ガス拡散層を前記中間層に押圧することによって、前記接着剤を前記ガス拡散層内に浸透させつつ、前記ガス拡散層を前記中間層に前記接着剤で貼り合わせる、
請求項2に記載の燃料電池用貼合方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、燃料電池を構成する部材どうしを貼り合わせる方法に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
燃料電池の中には、一方側から順に、アノード側のガス拡散層と、中間層と、カソード側のガス拡散層とを含むものがある。この燃料電池は、アノード側のガス拡散層に、水素を含むガスとしての燃料ガスが供給されると共に、カソード側のガス拡散層に、酸素を含むガスとしての酸化ガスが供給されると、発電を行う。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2023-161181号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明者らは、このような燃料電池の製造段階において、以下に示す課題がある点に着目した。燃料電池の中には、構造的に、一方のガス拡散層については、中間層に対して熱プレスによって接合できるが、他方のガス拡散層については、中間層に対して熱プレスによる接合ができない場合がある。この場合には、当該他方のガス拡散層を接着剤で中間層に貼り合わせる必要がある。
【0005】
具体的には、例えば、中間層に対して接着剤を塗布して、その中間層に対してガス拡散層を貼り合わせる。しかしながら、その接着剤を塗付する領域の近傍が、接着剤禁止域となってしまう場合がある。なお、ここでいう接着剤禁止域としては、例えば、燃料電池における電極域やシール域近傍などが挙げられる。
【0006】
具体的には、例えば、接着剤が、電極域にはみ出した場合には、燃料電池の内部抵抗などに悪影響を及ぼすおそれがある。また、例えば、シール域近傍にはみ出した場合には、燃料電池におけるシール性能に悪影響を及ぼすおそれがある。
【0007】
以上のことから、接着剤を塗付する領域を高精度に制御する必要がある。そのことから、燃料電池の中間層とガス拡散層とを、極力適切に貼り合わせられることが好ましい。
【0008】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、燃料電池の製造段階において、ガス拡散層を中間層に適切に貼り合わせ易くすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明者らは、湿気硬化型の接着剤を上手に用いれば、上記目的を達成できることを見出して、本発明に至った。本発明は、以下の(1)~(3)の燃料電池用貼合方法である。
【0010】
(1)中間層とその両側のガス拡散層とを備える燃料電池の製造段階において、前記ガス拡散層を前記中間層に貼り合わせる燃料電池用貼合方法であって、
前記中間層は、電解質膜と、前記電解質膜の周囲に設けられた樹脂フィルムとを備え、
前記樹脂フィルムの上に湿気硬化型の接着剤を塗布し、
その後、前記接着剤に前記ガス拡散層を接触させることによって、前記ガス拡散層と前記中間層とを前記接着剤で貼り合わせる、
燃料電池用貼合方法。
(【0011】以降は省略されています)

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