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公開番号
2025104869
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-10
出願番号
2023223019
出願日
2023-12-28
発明の名称
鞍乗り型電動車両
出願人
本田技研工業株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
B60L
15/20 20060101AFI20250703BHJP(車両一般)
要約
【課題】鞍乗り型電動車両において、勾配のある路面での停車時から再発進する際、意図しない車両の移動を防止する。
【解決手段】車両を走行させる電動機と、前記電動機への電力供給を制御する制御装置と、乗員に操作されてブレーキ装置を作動させるブレーキ操作子(ブレーキレバー2cL,2cR)と、を備え、前記制御装置は、前記ブレーキレバー2cL,2cRが規定の閾値(第二レバー位置P2)以上に操作された場合、あるいは複数のブレーキレバー2cL,2cRがともに操作された場合に、前記電動機を三相短絡させる。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
車両を走行させる電動機(20)と、前記電動機(20)への電力供給を制御する制御装置(25)と、乗員に操作されてブレーキ装置を作動させるブレーキ操作子(2c)と、を備える鞍乗り型電動車両(1)において、
前記制御装置(25)は、前記ブレーキ操作子が規定の閾値以上に操作された場合に、前記電動機(20)を三相短絡させる、鞍乗り型電動車両。
続きを表示(約 350 文字)
【請求項2】
車両を走行させる電動機(20)と、前記電動機(20)への電力供給を制御する制御装置(25)と、乗員に操作されてブレーキ装置を作動させる複数のブレーキ操作子(2cL,2cR)と、を備える鞍乗り型電動車両(1)において、
前記制御装置(25)は、前記複数のブレーキ操作子(2cL,2cR)がともに操作された場合に、前記電動機(20)を三相短絡させる、鞍乗り型電動車両。
【請求項3】
乗員に操作されて前記電動機(20)を駆動させるアクセル操作子(2aR)を備え、
前記制御装置(25)は、前記電動機(20)を三相短絡させた後、前記アクセル操作子(2aR)が開操作された場合に、前記三相短絡を解除する、請求項1又は2に記載の鞍乗り型電動車両。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、鞍乗り型電動車両に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、原動機が電気モーターであるスクータ型の鞍乗り型電動車両において、誤発進防止装置として、ブレーキが動作されていないとアクセルを操作しても発進不可能とされる構成が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平6-328970号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、近年では、電気モーターの制御の一つとして、ブレーキ操作がなされているときは、アクセルが開かれても電気モーターを駆動させない(電気モーターへの電源供給を遮断する)、という制御が行われるものがある。
この構成では、鞍乗り型電動車両がブレーキ操作により停車した後、再発進するには、ブレーキ操作を解除した後でないと電気モーターを駆動させることができない。このため、上り勾配のある路面での停車した後に再発進する際には、ブレーキ解除後のアクセル操作のタイミングが遅れると、路面の勾配によって鞍乗り型電動車両が後退してしまう(ずり下がってしまう)可能性があるため、このような事象を防止できる手段が求められる。
【0005】
そこで本発明は、鞍乗り型電動車両において、勾配のある路面での停車時から再発進する際、意図しない車両の移動を防止することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題の解決手段として、本発明の第一の態様は、車両を走行させる電動機(20)と、前記電動機(20)への電力供給を制御する制御装置(25)と、乗員に操作されてブレーキ装置を作動させるブレーキ操作子(2c)と、を備える鞍乗り型電動車両(1)において、前記制御装置(25)は、前記ブレーキ操作子が規定の閾値以上に操作された場合に、前記電動機(20)を三相短絡させる。
この構成によれば、ブレーキ操作子が規定の閾値以上に操作された場合に、電動機の三相短絡制御を行うことで、ブレーキ操作によるブレーキ装置の作動に加え、電動機によるモーターブレーキを生じさせて、車両を容易かつ確実に停止させることができる。これにより、勾配のある路面での停車時から再発進する際にも、路面の勾配による車両の移動を防止し、スムーズかつ速やかな発進を行うことができる。
なお、三相短絡とは、三相交流モーターのU,V,Wの三相を全て短絡させて(すなわち、インバータのU,V,W相を制御するスイッチのLo側を全てON状態にさせて)三相短絡状態とすることであり、電気モーターに電流が流れ難くして電気モーターを回転し難くする。
【0007】
本発明の第二の態様は、車両を走行させる電動機(20)と、前記電動機(20)への電力供給を制御する制御装置(25)と、乗員に操作されてブレーキ装置を作動させる複数のブレーキ操作子(2cL,2cR)と、を備える鞍乗り型電動車両(1)において、前記制御装置(25)は、前記複数のブレーキ操作子(2cL,2cR)がともに操作された場合に、前記電動機(20)を三相短絡させる。
この構成によれば、複数のブレーキ操作子が同時に操作された場合に、電動機の三相短絡制御を行うことで、ブレーキ操作によるブレーキ装置の作動に加え、電動機によるモーターブレーキを生じさせて、車両を容易かつ確実に停止させることができる。これにより、勾配のある路面での停車時から再発進する際にも、路面の勾配による車両の移動を防止し、スムーズかつ速やかな発進を行うことができる。
【0008】
本発明の第三の態様は、上記第一又は第二の態様において、乗員に操作されて前記電動機(20)を駆動させるアクセル操作子(2aR)を備え、前記制御装置(25)は、前記電動機(20)を三相短絡させた後、前記アクセル操作子(2aR)が開操作された場合に、前記三相短絡を解除する。
この構成によれば、アクセル操作に応じて電動機の三相短絡制御を解除することで、通常運転時の操作によって簡単に三相短絡による停止状態を解除し、スムーズかつ速やかな発進を行うことができる。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、鞍乗り型電動車両において、勾配のある路面での停車時から再発進する際、意図しない車両の移動を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の実施形態における鞍乗り型電動車両の左側面図である。
上記鞍乗り型電動車両が上り勾配の路面で停車した状態を示す側面図である。
上記鞍乗り型電動車両の左右ブレーキ操作子の操作の概要を示す説明図である。
上記ブレーキ操作子の複数の操作位置を示す説明図である。
上記鞍乗り型電動車両の要部構成を示す構成図である。
上記鞍乗り型電動車両が三相短絡制御を実施するまでの処理の第一の例を示すフローチャートである。
上記鞍乗り型電動車両が三相短絡制御を実施するまでの処理の第二の例を示すフローチャートである。
上記鞍乗り型電動車両が三相短絡制御を解除するまでの処理の一例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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