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公開番号2025085436
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-05
出願番号2023199312
出願日2023-11-24
発明の名称異常判定システム
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人小笠原特許事務所
主分類H04L 43/08 20220101AFI20250529BHJP(電気通信技術)
要約【課題】車両に異常が生じた場合に異常が生じている電子制御ユニットまたは通信経路を特定することができる異常判定システムを提供する。
【解決手段】車両に搭載された電子制御ユニットの異常を判定する異常判定システムであって、複数の電子制御ユニットと、複数の電子制御ユニットと2つ以上の通信バスを介して接続された制御部と、を備え、制御部は、車両の駐車中に通信バスを介して起動要求があった場合、複数の電子制御ユニットに対して所定の電源制御を実施して、電源制御の前後における複数の電子制御ユニットに流れる電流値を測定し、電流値を変化させる特定の電子制御ユニットがある場合には、特定の電子制御ユニットの情報を記憶し、電流値を増加させる電子制御ユニットがない場合には、起動要求を受けた通信バスの情報を記憶する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
車両に搭載された電子制御ユニットの異常を判定する異常判定システムであって、
複数の前記電子制御ユニットと、
前記複数の電子制御ユニットと2つ以上の通信バスを介して接続された制御部と、を備え、
前記制御部は、
前記車両の駐車中に前記通信バスを介して起動要求があった場合、
前記複数の電子制御ユニットに対して所定の電源制御を実施して、前記電源制御の前後における前記複数の電子制御ユニットに流れる電流値を測定し、
前記電流値を変化させる特定の前記電子制御ユニットがある場合には、前記特定の電子制御ユニットの情報を記憶し、
前記電流値を増加させる前記電子制御ユニットがない場合には、前記起動要求を受けた前記通信バスの情報を記憶する、異常判定システム。
続きを表示(約 170 文字)【請求項2】
前記制御部は、前記電源制御として、前記複数の電子制御ユニットについて1つずつ電源をオフ状態にする制御を行う、請求項1に記載の異常判定システム。
【請求項3】
前記制御部は、前記電源制御として、前記複数の電子制御ユニットのすべての電源をオフ状態にする制御を行う、請求項1に記載の異常判定システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、車両に搭載された電子制御ユニットの異常を判定する異常判定システムに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1に、同一の負荷に対する電源供給をオンオフする複数の並列スイッチの異常を検出するシステムが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-041198号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
近年、悪意を持った第三者による車両に対する不正なアクセスが問題となっている。このような不正なアクセスは、正規の電子制御ユニットに対して不正に通信(ハッキングなど)することや、異常動作をする非正規の装置を車両(DLCコネクタなど)に不正に接続すること、などによって行われることが知られている。
【0005】
しかしながら、不正なアクセスによる異常が生じた場合に、上記特許文献1のように複数の電子制御ユニットに電源供給を行う複数のスイッチをすべてのオフに制御してしまうと、どの電子制御ユニットに異常が生じているのか、またはどの通信経路に異常が生じているのかを、特定することができない。
【0006】
本開示は、上記課題を鑑みてなされたものであり、車両に異常が生じた場合に、異常が生じている電子制御ユニットまたは通信経路を特定することができる、異常判定システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、本開示技術の一態様は、車両に搭載された電子制御ユニットの異常を判定する異常判定システムであって、複数の電子制御ユニットと、複数の電子制御ユニットと2つ以上の通信バスを介して接続された制御部と、を備え、制御部は、車両の駐車中に通信バスを介して起動要求があった場合、複数の電子制御ユニットに対して所定の電源制御を実施して、電源制御の前後における複数の電子制御ユニットに流れる電流値を測定し、電流値を変化させる特定の電子制御ユニットがある場合には、特定の電子制御ユニットの情報を記憶し、電流値を増加させる電子制御ユニットがない場合には、起動要求を受けた通信バスの情報を記憶する、異常判定システムである。
【発明の効果】
【0008】
上記本開示の異常判定システムによれば、車両に異常が生じた場合に、異常が生じている電子制御ユニットまたは通信バスを特定することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本開示の一実施形態に係る異常判定システムの概略構成図
異常判定システムで実行される異常判定制御を説明する処理フローチャート
異常判定システムのケース1の状態を説明する図
異常判定システムのケース2の状態を説明する図
異常判定システムのケース3の状態を説明する図
【発明を実施するための形態】
【0010】
本開示の異常判定システムは、車両の駐車中に通信の起動要求が発生した場合、電子制御ユニットの電源供給をオンオフ制御して電流の変化を監視することで、異常が生じている電子制御ユニットまたは通信バスを特定する。
以下、本開示の一実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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