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公開番号2025086568
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-09
出願番号2023200633
出願日2023-11-28
発明の名称建物
出願人大和ハウス工業株式会社
代理人個人,個人
主分類E04H 1/02 20060101AFI20250602BHJP(建築物)
要約【課題】 水利用機器の設置空間をより容易に移設することが可能であり、且つ移設の自由度が向上した建物を提供する。
【解決手段】 本発明の一実施形態に係る住宅10は、屋内空間12の床20における配置位置が変更可能な複数の床パネル22と、複数の床パネル22のうちの第1パネル24に載った状態で利用され、屋内空間に供給される水が利用される水利用設備と、床において第1パネルに隣り合う第2パネル26と第1パネル24との間に立設されており、取り外し可能な壁パネル28と、を備える。第1パネル24の配置位置が変更される場合、壁パネル28が、第1パネルの移動に伴って取り外され、変更後の配置位置にある第1パネルと隣り合う第2パネル26と第1パネル24との間に移設される。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
屋内空間の床を構成するために並べられ、前記床における配置位置が変更可能な複数の床パネルと、
前記複数の床パネルのうちの第1パネル上に設置され、前記屋内空間に供給される水が利用される水利用設備と、
前記床において前記第1パネルに隣り合う第2パネルと、前記第1パネルとの間に立設されており、取り外し可能な壁パネルと、を備え、
前記第1パネルの配置位置が変更される場合、前記壁パネルが、前記第1パネルの移動に伴って取り外され、変更後の配置位置にある前記第1パネルと隣り合う前記第2パネルと前記第1パネルとの間に立設される、建物。
続きを表示(約 870 文字)【請求項2】
前記壁パネルを、前記第2パネルと前記第1パネルとの間で支持する支持部材が設けられており、
前記支持部材は、前記第2パネルと前記第1パネルとの隙間内に配置された状態で前記壁パネルの下端部を保持する保持部を有する、請求項1に記載の建物。
【請求項3】
前記保持部は、凹部を有し、該凹部内に収容された嵌合部材が前記壁パネルの下端部と嵌合することで、前記壁パネルの下端部を保持する、請求項2に記載の建物。
【請求項4】
前記支持部材は、前記第1パネルが載置される平板状の載置部と、前記載置部と前記保持部とを連結する連結部と、を備える、請求項2に記載の建物。
【請求項5】
前記第2パネルを位置決めする位置決め部材と、
前記支持部材と係合し、且つ、前記支持部材が固定された固定部材と、を備え、
前記固定部材が、前記位置決め部材と隣り合う位置にて、前記固定部材の一部が前記位置決め部材の一部に沿った状態で配置されている、請求項2に記載の建物。
【請求項6】
前記固定部材の下端部が、前記第1パネルが配置されている側に向かって折れ曲がっており、且つ、上下方向において、前記支持部材の前記保持部と係合している請求項5に記載の建物。
【請求項7】
前記床パネルを下方から受けて前記床パネルを支持するパネル受け部材を備え、
前記支持部材、及び、前記固定部材が前記パネル受け部材の上に設置されている、請求項5に記載の建物。
【請求項8】
前記第1パネルは、前記床において、前記第1パネルの上面が水平面に対して傾いた状態で設置されている、請求項1に記載の建物。
【請求項9】
前記第1パネルの配置位置が変更される場合、前記複数の床パネルのうち、前記第1パネルの配置位置が変更される前の前記床において、変更後の前記第1パネルの配置位置にある床パネルと、前記第1パネルとが交換される、請求項1に記載の建物。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、建物に係り、特に、屋内において水利用設備が使用される建物に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
住宅等の建物において、リフォーム等によって屋内空間の間取りを変更する際に、浴室、キッチン、洗面所及びトイレ等のように水利用設備が配置される空間、すなわち所謂水回り空間を移設する場合がある。一般に、水回り空間の壁及び床は、水回り空間以外の部屋の壁及び床とは異なる仕様や構造となる。そのため、従来の住宅において水回り空間の移設を実施する場合には、一般的に、水回り空間の床を含む床全体、及び、水回り空間を囲む壁を取り壊して全面的に改装する必要があった。
【0003】
一方、上記の点を考慮して、水回り空間の移設を容易に実施することができる建物が提案されており、その一例としては、特許文献1に記載の住宅が挙げられる。特許文献1に記載の住宅では、床面の一部に凹溝帯域を設け、この凹溝帯域を含む一定領域内で、厨房、浴室及びトイレ等からなる複数のユニット設備室が移設可能である。これにより、水回り空間を含む間取りの変更を比較的簡便に行うことができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許3182313号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1に記載の住宅では、ユニット設備室の移動範囲が上記の凹部帯域が設けられた範囲に限られるため、水回り空間の移設についての自由度が制限される。また、ユニット設備室を移動させる際には、当該ユニット設備室の壁、床、天井及び室内設備等を一体的に移動させることになるため、その作業負荷が大きくなってしまう。
【0006】
そこで、本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、水利用機器の設置空間をより容易に移設することが可能であり、且つ、移設の自由度が向上した建物を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記の課題は、本発明の建物によれば、屋内空間の床を構成するために並べられ、床における配置位置が変更可能な複数の床パネルと、複数の床パネルのうちの第1パネル上に設置され、屋内空間に供給される水が利用される水利用設備と、床において第1パネルに隣り合う第2パネルと、第1パネルとの間に立設されており、取り外し可能な壁パネルと、を備え、第1パネルの配置位置が変更される場合、壁パネルが、第1パネルの移動に伴って取り外され、変更後の配置位置にある第1パネルと隣り合う第2パネルと第1パネルとの間に立設されることにより解決される。
上記のように構成された本発明の建物では、水利用設備が載せられる第1パネルの配置位置を変更し、それに伴って壁パネルを移動させることで、水利用設備の設置空間(水回り空間)を比較的容易に移設することができる。また、床における第1パネルの配置位置を自由に変えることができるため、移設の自由度が向上する。
【0008】
また、本発明の建物において、壁パネルを、第2パネルと第1パネルとの間で支持する支持部材が設けられており、支持部材は、第2パネルと第1パネルとの隙間内に配置された状態で壁パネルの下端部を保持する保持部を有してもよい。
上記の構成によれば、第1パネルの配置位置を変更した場合、それに伴って移動する壁パネルを、支持部材によって、移動後の位置に適切に配置することができる。
【0009】
また、上記の構成において、保持部は、凹部を有し、凹部内に収容された嵌合部材が壁パネルの下端部と嵌合することで、壁パネルの下端部を保持すると、好適である。
このような構成であれば、より適切に壁パネルを移動後の位置に配置することができる。
【0010】
また、上記の構成において、支持部材は、第1パネルが載置される平板状の載置部と、載置部と保持部とを連結する連結部と、を備えると、より好適である。
このような構成によれば、配置位置が変更された第1パネルと、第1パネルの配置位置の変更に伴って移動した壁パネルの双方を、支持部材によって適切に配置することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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