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公開番号
2025088041
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-11
出願番号
2023202470
出願日
2023-11-30
発明の名称
難燃性コーティング剤及び難燃性シート
出願人
第一工業製薬株式会社
,
国立大学法人 東京大学
代理人
弁理士法人蔦田特許事務所
主分類
C09D
101/02 20060101AFI20250604BHJP(染料;ペイント;つや出し剤;天然樹脂;接着剤;他に分類されない組成物;他に分類されない材料の応用)
要約
【課題】アニオン変性微細繊維状セルロースを含む新規な難燃性コーティング剤及び難燃性シートを提供する。
【解決手段】実施形態に係る難燃性コーティング剤及び難燃性シートは、数平均繊維幅2~1000nmのアニオン変性微細繊維状セルロースを含むものであり、該アニオン変性微細繊維状セルロースのアニオン性基の対イオンが金属イオンを含む。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
数平均繊維幅2~1000nmのアニオン変性微細繊維状セルロースを含み、前記アニオン変性微細繊維状セルロースのアニオン性基の対イオンが金属イオンを含む、難燃性コーティング剤。
続きを表示(約 730 文字)
【請求項2】
前記アニオン変性微細繊維状セルロースは、前記アニオン性基を全て酸型にして測定されるアニオン性基の量が0.5~3.0mmol/gである、請求項1に記載の難燃性コーティング剤。
【請求項3】
前記金属イオンが、1価金属イオンと多価金属イオンを含む、請求項1に記載の難燃性コーティング剤。
【請求項4】
前記1価金属イオン/前記多価金属イオンのモル比が20/80~80/20である、請求項3に記載の難燃性コーティング剤。
【請求項5】
前記アニオン性基がカルボキシ基である、請求項1~4のいずれか1項に記載の難燃性コーティング剤。
【請求項6】
数平均繊維幅2~1000nmのアニオン変性微細繊維状セルロースを含み、前記アニオン変性微細繊維状セルロースのアニオン性基の対イオンが金属イオンを含む、難燃性シート。
【請求項7】
前記アニオン変性微細繊維状セルロースは、前記アニオン性基を全て酸型にして測定されるアニオン性基の量が0.5~3.0mmol/gである、請求項6に記載の難燃性シート。
【請求項8】
前記金属イオンが、1価金属イオンと多価金属イオンを含む、請求項6又は7に記載の難燃性シート。
【請求項9】
前記1価金属イオン/前記多価金属イオンのモル比が10/90~80/20である、請求項8に記載の難燃性シート。
【請求項10】
数平均繊維幅2~1000nmのアニオン変性微細繊維状セルロースを含み、前記アニオン変性微細繊維状セルロースのアニオン性基の対イオンが金属イオンを含む、難燃性コート層。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、難燃性コーティング剤及び難燃性シートに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、サステナビリティの観点から、天然に多量に存在するバイオマスであるセルロース繊維、とりわけその新たな利用形態として微細繊維状セルロース(セルロースナノファイバーとも称される。)が注目されている。微細繊維状セルロースには本来、難燃性はなく、難燃性を付与するために、無機化合物などの難燃剤が添加されているが、多量に添加する必要があり、また均一に分散させるのは容易ではない。
【0003】
特許文献1には、濃度8~60%のフィブリル化セルロースナノファイバー(CNF)と、鉱物成分との25~75%の重量割合(CNF/鉱物成分)の混合物を、湿潤スラリー又はペーストの形態で含む、バイオベースの非毒性難燃性組成物が開示されている。このように、特許文献1には、微細繊維状セルロースを含む難燃性組成物が記載されているが、アニオン変性微細繊維状セルロースの金属塩が難燃性を持つことは開示されていない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第7179785号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明の実施形態は、アニオン変性微細繊維状セルロースを含む新規な難燃性コーティング剤及び難燃性シートを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明者らは、アニオン変性微細繊維状セルロースのアニオン性基を金属塩とすることにより、微細繊維状セルロースが難燃化されることを見い出し、かかるアニオン変性微細繊維状セルロースの金属塩を用いて難燃性コーティング剤及び難燃性シートとすることを案出した。本発明は以下に示される実施形態を含む。
【0007】
[1] 数平均繊維幅2~1000nmのアニオン変性微細繊維状セルロースを含み、前記アニオン変性微細繊維状セルロースのアニオン性基の対イオンが金属イオンを含む、難燃性コーティング剤。
[2] 前記アニオン変性微細繊維状セルロースは、前記アニオン性基を全て酸型にして測定されるアニオン性基の量が0.5~3.0mmol/gである、[1]に記載の難燃性コーティング剤。
[3] 前記金属イオンが、1価金属イオンと多価金属イオンを含む、[1]又は[2]に記載の難燃性コーティング剤。
[4] 前記1価金属イオン/前記多価金属イオンのモル比が10/90~80/20である、[3]に記載の難燃性コーティング剤。
[5] 前記アニオン性基がカルボキシ基である、[1]~[4]のいずれか1項に記載の難燃性コーティング剤。
【0008】
[6] 数平均繊維幅2~1000nmのアニオン変性微細繊維状セルロースを含み、前記アニオン変性微細繊維状セルロースのアニオン性基の対イオンが金属イオンを含む、難燃性シート。
[7] 前記アニオン変性微細繊維状セルロースは、前記アニオン性基を全て酸型にして測定されるアニオン性基の量が0.5~3.0mmol/gである、[6]に記載の難燃性シート。
[8] 前記金属イオンが、1価金属イオンと多価金属イオンを含む、[6]又は[7]に記載の難燃性シート。
[9] 前記1価金属イオン/前記多価金属イオンのモル比が20/80~80/20である、[8]に記載の難燃性シート。
【0009】
[10] 数平均繊維幅2~1000nmのアニオン変性微細繊維状セルロースを含み、前記アニオン変性微細繊維状セルロースのアニオン性基の対イオンが金属イオンを含む、難燃性コート層。
【発明の効果】
【0010】
本発明の実施形態によれば、アニオン変性微細繊維状セルロースを含む新規な難燃性コーティング剤及び難燃性シートを提供することができる。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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