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公開番号
2025088099
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-11
出願番号
2023202562
出願日
2023-11-30
発明の名称
管継手
出願人
東尾メック株式会社
,
井上スダレ株式会社
代理人
弁理士法人朝日奈特許事務所
主分類
F16L
19/07 20060101AFI20250604BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約
【課題】パイプ耐引抜力が高く、かつ、耐久性に優れたホームベース型凹溝を有する管継手を提供する。
【解決手段】圧縮変形スリーブ7に形成したホームベース型凹溝9は、大きな開脚角度θを有し、かつ、奥部先端9Aは大きな所定半径R
1
のアール状である。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
雄ネジ(2)付きの継手本体(1)と、該継手本体(1)の雄ネジ(2)に螺着される袋ナット(3)と、上記袋ナット(3)の内部収納空間(10)に収納されて袋ナット(3)の螺進によって圧縮塑性変形自在なスリーブ(7)とを、備え、
上記スリーブ(7)は、先端近傍外周面(5)に、断面ホームベース型凹溝(9)を有し、
上記断面ホームベース型凹溝(9)の奥部先端(9A)は所定半径(R
1
)のアール状に形成されていることを特徴とする管継手。
続きを表示(約 1,800 文字)
【請求項2】
上記断面ホームベース型凹溝(9)の奥部先端(9A)の横断面における開脚角度(θ)が、次の数式1のように設定されている請求項1記載の管継手。
90°≦θ≦ 120°・・・数式(1)
【請求項3】
上記断面ホームベース型凹溝(9)の奥部先端(9A)の横断面における開脚角度(θ)が、次の数式2のように設定されている請求項1記載の管継手。
100°≦θ≦ 115°・・・数式(2)
【請求項4】
上記断面ホームベース型凹溝(9)の奥部先端(9A)の上記所定半径(R
1
)は、上記凹溝(9)の溝幅寸法を(W
9
)とすれば、次の数式3のように設定されている請求項1記載の管継手。
0.11・W
9
≦R
1
≦0.30・W
9
・・・数式(3)
【請求項5】
上記スリーブ(7)には、上記凹溝(9)が単数本のみ形成され、
さらに、上記スリーブ(7)は、上記凹溝(9)よりもアキシャル内方位置において内周面(7A)に、断面矩形状シール溝(12)を有し、該シール溝(12)に弾性シール材(13)が内装されている請求項1,2,3又は4記載の管継手。
【請求項6】
挿入されるパイプ(P)の先端内周面に内挿される内挿筒部(54)を省略した請求項1,2,3又は4記載の管継手。
【請求項7】
断面ホームベース型凹溝(9)の断面形状が、奥部先端(9A)の最深点(Z
9
)を通る左右分割仮想線(L
9
)を基準として、
スリーブ(7)の基端(7B)側の内方側辺(26)までの寸法(W
L
)と、スリーブ(7)の先端側の外方側辺(27)までの寸法(W
R
)とを、相違させて、左右非対称とした請求項1,2,3又は4記載の管継手。
【請求項8】
雄ネジ(2)付きの継手本体(1)と、該継手本体(1)の雄ネジ(2)に螺着される袋ナット(3)と、上記袋ナット(3)の内部収納空間(10)に収納されて袋ナット(3)の螺進によって圧縮塑性変形自在なスリーブ(7)とを、備え、
上記スリーブ(7)は、先端近傍外周面(5)に、断面ホームベース型凹溝(9)を有し、
上記スリーブ(7)の内周面(7A)に於て、上記凹溝(9)の上記奥部先端(9A)のアキシャル方向位置(L
9
)からアキシャル内方側とアキシャル外方側に、2本の円環状内周浅凹溝(20)(20)を、形成したことを特徴とする管継手。
【請求項9】
パイプ未挿入状態下で、アキシャル方向の圧縮力を付与してスリーブ(7)を塑性変形させて形成されるパイプ食込み用突隆部(22)の縦断面形状が、
山頂を水平に切断除去した幅広水平面(15)を備えた富士山型であり、
しかも、富士山型の左右中腹(16)(16)には、谷部(18)を形成する低副峰(17)を備えた形状である
請求項8記載の管継手。
【請求項10】
雄ネジ(2)付きの継手本体(1)と、該継手本体(1)の雄ネジ(2)に螺着される袋ナット(3)と、上記袋ナット(3)の内部収納空間(10)に収納されて袋ナット(3)の螺進によって圧縮塑性変形自在なスリーブ(7)とを、備え、
上記スリーブ(7)は、先端近傍外周面(5)に、断面ホームベース型凹溝(9)を有し、
該凹溝(9)は、大開脚角度(θ
1
)の仮想第1ホームベース形状(31)と、小開脚角度(θ
2
)の仮想第2ホームベース形状(32)とを、重ね合わせた断面形状であり、
上記仮想第1ホームベース形状(31)と仮想第2ホームベース形状(32)は、溝幅寸法(W
9
)を同一に設定して、かつ、大開脚角度(θ
1
)の上記仮想第1ホームベース形状(31)の奥部先端(9A
1
)よりも、小開脚角度(θ
2
)の上記仮想第2ホームベース形状(32)の奥部先端(9A
2
)を、深く侵入するように、重ね合わせた断面形状である
ことを特徴とする管継手。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、管継手に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
図11~図13に示した構造の管継手は、本発明者(の内の一名)が、かつて提案したものであって、特許を受けている(特許文献1参照)。
特に、冷媒用配管用として、配管接続の作業性も良く、しかも、冷媒ガスの外部漏洩を確実に防止することができて、当業界に於て、好評を博し、広く普及している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第5736499号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところが、図11~図13に示した従来の管継手にあっては、以下のような問題点がある。
即ち、スリーブ62の外周凹溝59A,59Bは、野球の「ホームベース型」として、各角部は(鋭く)角張った形状であった。特に、凹溝59A,59Bの奥部先端の角部60は、シャープな形状である(図13参照)。
従って、図11と図13の状態から袋ナット40を螺進させてゆけば、図12に示したパイプ接続完了状態となるのであるが、元のシャープな角部60から亀裂が発生する場合があった。特に、長期間の使用後に疲労による亀裂が生ずる虞があった。また、角張ったホームベース型であることによって、各凹溝59A,59Bの角部60の近傍肉部が、パイプPの外周面に食い込む際の塑性変形作動が、やや円滑性に欠けるという問題があった。
【0005】
そこで、本発明は、このような問題を解決して、スリーブの凹溝の奥部が、スリーブ圧縮作動時に、あるいは、(接続完了後の)長い使用期間後にも、亀裂を発生することを防止することを、目的とする。さらに、凹溝が円滑に塑性変形しつつ、パイプ外周面に深くかつ確実に食い込んで、大きい耐引抜力を発揮できる管継手を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、雄ネジ付きの継手本体と、該継手本体の雄ネジに螺着される袋ナットと、上記袋ナットの内部収納空間に収納されて袋ナットの螺進によって圧縮塑性変形自在なスリーブとを、備え;上記スリーブは、先端近傍外周面に、断面ホームベース型凹溝を有し、上記断面ホームベース型凹溝の奥部先端は所定半径のアール状に形成されている。
【0007】
また、上記断面ホームベース型凹溝の奥部先端の横断面における開脚角度が、90°≦θ≦ 120°のように、設定されている。
または、上記断面ホームベース型凹溝の奥部先端の横断面における開脚角度が、 100°≦θ≦ 115°のように、設定されている。
また、上記断面ホームベース型凹溝の奥部先端の上記所定半径R
1
は、上記凹溝の溝幅寸法をW
9
とすれば、0.11・W
9
≦R
1
≦0.30・W
9
のように設定する。
【0008】
また、上記スリーブには、上記凹溝が単数本のみ形成され、さらに、上記スリーブは、上記凹溝よりもアキシャル内方位置において内周面に、断面矩形状シール溝を有し、該シール溝に弾性シール材が内装されている。
また、挿入されるパイプの先端内周面に内挿される内挿筒部を省略した。
【0009】
また、断面ホームベース型凹溝の断面形状が、奥部先端の最深点を通る左右分割仮想線を基準として、スリーブの基端側の内方側辺までの寸法と、スリーブの先端側の外方側辺までの寸法とを、相違させて、左右非対称とした。
【0010】
また、本発明に係る管継手は、雄ネジ付きの継手本体と、該継手本体の雄ネジに螺着される袋ナットと、上記袋ナットの内部収納空間に収納されて袋ナットの螺進によって圧縮塑性変形自在なスリーブとを、備え;上記スリーブは、先端近傍外周面に、断面ホームベース型凹溝を有し:上記スリーブの内周面に於て、上記凹溝の上記奥部先端のアキシャル方向位置からアキシャル内方側とアキシャル外方側に、2本の円環状内周浅凹溝を、形成した。
また、パイプ未挿入状態下で、アキシャル方向の圧縮力を付与してスリーブを塑性変形させて形成されるパイプ食込み用突隆部の縦断面形状が;山頂を水平に切断除去した幅広水平面を備えた富士山型であり;しかも、富士山型の左右中腹には、谷部を形成する低副峰を備えた形状である。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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