TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2025089155
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-12
出願番号2023204185
出願日2023-12-01
発明の名称建具及び建具の設計方法
出願人株式会社LIXIL
代理人個人,個人,個人,個人
主分類E06B 3/263 20060101AFI20250605BHJP(戸,窓,シャッタまたはローラブラインド一般;はしご)
要約【課題】環境性能に優れた建具を提供すること。
【解決手段】引き違い窓1は、長尺状をなす右縦框60を備える。右縦框60は、金属材料で形成される室外側枠部61と、室外側枠部61の室内側に設けられ金属材料で形成される室内側枠部62と、室外側枠部61と室内側枠部62との間に設けられ室外側枠部61と室内側枠部62とを連結するブリッジ部63と、を有する。右縦框60を、上下方向に3等分して第1領域A31と第2領域A32と第3領域A33とに分けたときに、当該複数の領域は、ブリッジ部63がより密に配置される領域(第2領域A32及び第3領域A33)と、ブリッジ部63がより疎に配置される領域(第1領域A1)と、を有する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
建物の開口部に設けられる建具であって、
枠体及び框体のうちいずれかである長尺部材が枠組みされて構成されるサッシを備え、
前記長尺部材は、金属材料で形成される室外側枠部と、前記室外側枠部の室内側に設けられ金属材料で形成される室内側枠部と、前記室外側枠部と前記室内側枠部との間に設けられ前記室外側枠部と前記室内側枠部とを連結するブリッジ部と、を有し、
前記長尺部材の長手方向を長尺方向とし、前記長尺部材を、前記長尺方向に並ぶ複数の領域に分けたときに、当該複数の領域は、前記ブリッジ部がより密に配置される領域と、前記ブリッジ部がより疎に配置される領域と、を有する、建具。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記ブリッジ部は、前記長尺方向に間隔をおいて複数設けられる、請求項1に記載の建具。
【請求項3】
前記長尺部材のうち、前記長尺方向の中央部分を含む領域を、第1領域とし、前記第1領域よりも一端側であって当該一端側の端部を含む領域を、第2領域としたときに、
前記第1領域に配置されている前記ブリッジ部の総質量を前記第1領域の体積で除した値と、前記第2領域に配置されている前記ブリッジ部の総質量を前記第2領域の体積で除した値と、は、互いに異なる、請求項1又は2に記載の建具。
【請求項4】
前記第1領域は、前記長尺部材を前記長尺方向に3等分して得られた3つの領域のうち、中央側の領域であり、
前記第2領域は、前記長尺部材を前記長尺方向に3等分して得られた3つの領域のうち、一端側の領域であり、
前記第1領域に配置されている前記ブリッジ部の総質量は、前記第2領域に配置されている前記ブリッジ部の総質量よりも小さい、請求項3に記載の建具。
【請求項5】
前記ブリッジ部は、前記長尺方向に延びる棒状部材を有し、
前記室外側枠部は、室外側孔部を有し、
前記室内側枠部は、室内側孔部を有し、
前記棒状部材は、前記室外側孔部と、前記室内側孔部と、を挿通する、請求項1又は2に記載の建具。
【請求項6】
前記長尺部材は、前記室内側枠部の室内側に取り付けられるカバー部材を有する、請求項1又は2に記載の建具。
【請求項7】
障子を備え、
前記長尺部材は、前記障子の動作を制限可能な制限部材を有し、
前記長尺部材のうち、前記制限部材が設けられている部分と前記長尺方向の位置が同一となる部分には、前記ブリッジ部が配置されている、請求項1又は2に記載の建具。
【請求項8】
前記長尺部材は、戸車を有し、
前記長尺部材のうち、前記戸車が設けられている部分と前記長尺方向の位置が同一となる部分には、前記ブリッジ部が配置されている、請求項1又は2に記載の建具。
【請求項9】
請求項1又は2に記載の建具の設計方法であって、
トポロジ最適化により、前記長尺部材における、前記ブリッジ部がより密に配置される領域と、前記ブリッジ部がより疎に配置される領域と、の配置を導出するステップを含む、建具の設計方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、建具及び建具の設計方法に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
従来、省エネや脱炭素化・低炭素化等の観点から、断熱性能を向上させる建具が望まれている。これに対して、互いに離間する室内側に配置される室内側枠と、室外側に配置される室外側枠と、を有し、熱伝導率が低い樹脂で構成されるブリッジ材が、室内側枠と室外側枠との間に配置される建具が知られている(例えば、特許文献1参照)。このブリッジ材によって室内側枠と室外側枠との間での熱伝導が遮断されるため、優れた断熱性能が得られる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-167699号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
近年、SDGsが世界的な課題となっており、建材製品においても、脱炭素化・低炭素化への要求や、資源循環化への要求が更に高まっている。このため、好適に断熱可能であるとともに、資源循環化に伴うリサイクルがより容易な建具が望まれている。しかしながら、特許文献1に記載の建具では、ブリッジ材は、樹脂により構成されている。樹脂は、リサイクルの容易化等の観点から、使用量の削減や置換が望まれている。このように、特許文献1の建具は、環境性能の面で改善の余地がある。
【0005】
本開示は、環境性能に優れた建具及び建具の設計方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示は、建物の開口部に設けられる建具であって、枠体及び框体のうちいずれかである長尺部材が枠組みされて構成されるサッシを備え、前記長尺部材は、金属材料で形成される室外側枠部と、前記室外側枠部の室内側に設けられ金属材料で形成される室内側枠部と、前記室外側枠部と前記室内側枠部との間に設けられ前記室外側枠部と前記室内側枠部とを連結するブリッジ部と、を有し、前記長尺部材の長手方向を長尺方向とし、前記長尺部材を、前記長尺方向に並ぶ複数の領域に分けたときに、当該複数の領域は、前記ブリッジ部がより密に配置される領域と、前記ブリッジ部がより疎に配置される領域と、を有する、建具に関する。
【0007】
本開示は、トポロジ最適化により、前記長尺部材における、前記ブリッジ部がより密に配置される領域と、前記ブリッジがより疎に配置される領域と、の配置を導出するステップを含む、建具の設計方法に関する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
第1実施形態に係る建具を室内側から見た正面図である。
第1実施形態に係る長尺部材の斜視図である。
第1実施形態の第1変形例に係る長尺部材の斜視図である。
第1実施形態の第2変形例に係る長尺部材の斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
(第1実施形態)
以下、本開示の第1実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
【0010】
図1に示すように、建物10の外壁に形成された開口部11には、建具としての引き違い窓1が設けられている。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

個人
網戸
1か月前
個人
脚立の転落防止ポール
1か月前
三協立山株式会社
建具
1か月前
三協立山株式会社
構造体
今日
三協立山株式会社
改装サッシ
1か月前
三協立山株式会社
開口部装置
1か月前
三協立山株式会社
開口部建材
1か月前
三協立山株式会社
開口部装置
今日
株式会社アルボレックス
建具
2か月前
三協立山株式会社
開口部装置
1か月前
三協立山株式会社
開口部装置
1か月前
三協立山株式会社
開口部装置
1か月前
三協立山株式会社
開口部建材
2か月前
三協立山株式会社
開口部建材
2か月前
三協立山株式会社
開口部建材
2か月前
株式会社ニチベイ
ブラインド
21日前
株式会社ニチベイ
ブラインド
2か月前
三協立山株式会社
開口部装置
19日前
株式会社ウッドワン
ルーバー扉
1か月前
個人
窓用パネルの取付部材
1か月前
株式会社大奉金属
止水構造
14日前
株式会社LIXIL
建具
2か月前
林テレンプ株式会社
シート機構
1か月前
株式会社LIXIL
建具
2か月前
株式会社LIXIL
建具
2か月前
昭和フロント株式会社
建具
28日前
三和シヤッター工業株式会社
ドア
13日前
株式会社LIXIL
建具
12日前
株式会社LIXIL
建具
2か月前
株式会社LIXIL
建具
2か月前
三協立山株式会社
加熱発泡材の性能評価方法
1か月前
株式会社LIXIL
建具
2か月前
株式会社LIXIL
建具
2か月前
株式会社LIXIL
建具
2か月前
株式会社ベスト
扉用シャッタ装置、扉
2か月前
大建工業株式会社
ドア
2か月前
続きを見る