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公開番号2025088192
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-11
出願番号2023202732
出願日2023-11-30
発明の名称ドア
出願人三和シヤッター工業株式会社
代理人個人,個人
主分類E06B 7/36 20060101AFI20250604BHJP(戸,窓,シャッタまたはローラブラインド一般;はしご)
要約【課題】
よりシンプルな構成を備え、意匠性にも優れる指挟み防止構造を備えたドアを提供する。
【解決手段】
開口枠に中心吊りピボットヒンジPH1、PH2によって回動可能に取り付けられた扉体5からなるドアにおいて、開口枠の戸尻側縦枠3は、室外側見込面31と、室外側見込面31の室内側の中間見付面33と、を備え、扉体5の戸尻側部位は、戸尻側見込面56と、戸尻側見込面56の室外側に位置して、扉体5の室外側見付面50と面一で延びる戸尻側突出部57と、を備え、扉体5の戸尻側突出部57の先端と、戸尻側縦枠3の室外側見込面31との間の隙間は、扉体5の閉鎖姿勢時及び少なくとも開閉姿勢からの所定の回動時において、所定の基準値以内の寸法に維持されている。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項１】
開口枠に中心吊りピボットヒンジによって回動可能に取り付けられた扉体からなるドアにおいて、
前記開口枠の戸尻側縦枠は、見込面と、前記見込面の室内側の室内側見付部と、を備え、
前記扉体の戸尻側部位は、戸尻側見込面と、前記戸尻側見込面の室外側に位置して、前記扉体の室外側見付面と略面一で延びる突出部と、を備え、
前記扉体の前記突出部の先端と、前記戸尻側縦枠の前記見込面との間の隙間は、前記扉体の閉鎖姿勢時及び少なくとも開閉姿勢からの所定の回動時において、所定の基準値以内の寸法に維持されている、
ドア。
続きを表示（約 1,000 文字）【請求項２】
前記戸尻側縦枠は、前記見込面と前記室内側見付部の間に位置して平面視傾斜面を備えており、
前記扉体の前記突出部の先端と、前記戸尻側縦枠の前記傾斜面との間の隙間は、前記扉体の開閉時において、所定の基準値以内の寸法に維持されている、
請求項１に記載のドア。
【請求項３】
前記突出部は、前記扉体の表面材を中空状に折り返し曲げ加工することで一体形成されている、
請求項１、２いずれか１項に記載のドア。
【請求項４】
前記突出部の中空部には、少なくとも、上端部位及び下端部位に位置して補強材が設けてある、
請求項３に記載のドア。
【請求項５】
前記補強材は、見付片と見込片とから断面視Ｌ形状を備え、前記見付片が前記中空部内に位置しており、前記見込片は、前記扉体の前記戸尻側見込面を形成する表面材の部分の外側に当接している、
請求項４に記載のドア。
【請求項６】
前記扉体の戸尻側部位には、高さ方向に延びる戸尻側縦フレームが内蔵されており、
前記表面材の前記部分の内側に、前記戸尻側縦フレームの見込片が当接しており、
前記補強材の前記見込片、前記表面材の前記部分、前記戸尻側縦フレームの前記見込片は締結手段で固定されている、
請求項５に記載のドア。
【請求項７】
前記中心吊りピボットヒンジの構成要素は、前記締結手段によって前記扉体及び前記戸尻側縦フレームの前記見込片に固定されている、
請求項６に記載のドア。
【請求項８】
前記扉体の戸先側部位は、戸先側見込面と、前記戸先側見込面の室外側に位置して、前記扉体の前記室外側見付面と面一で延びる戸先側突出部と、を備え、
前記戸先側突出部は、前記扉体の前記表面材を中空状に折り返し曲げ加工することで一体形成されている、
請求項３に記載のドア。
【請求項９】
前記突出部の中空部には、少なくとも、上端部位及び下端部位に位置して補強材が設けてあり、
前記戸先側突出部の中空部には、高さ方向に亘って戸先側補強材が設けてあり、
前記戸先側補強材は、見付片と見込片とを含み、前記見付片が前記戸先側突出部の中空部内に位置しており、前記見込片は、前記扉体の前記戸先側見込面を形成する表面材の部分の内側に位置している、
請求項８に記載のドア。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明はドアに係り、詳しくは、開口枠に中心吊りピボットヒンジによって回動可能に取り付けられた扉体からなるドアに関するものである。
続きを表示（約 2,000 文字）【背景技術】
【０００２】
開き戸の戸尻側における指挟み防止構造については、例えば、特許文献１に記載されている。特許文献１に記載された指挟み防止構造は、扉体の回動状態に関わらず、当該指はさみ防止部と枠体の戸尻側縦枠との相互間の隙間にユーザの指がはさまることを防止するための指はさみ防止部を備え、指はさみ防止部の平面形状を、扉体の回動状態に関わらず当該指はさみ防止部が戸尻側縦枠と接触することを回避可能な折れ線形状であり、少なくとも２つ以上の屈曲部を有する折れ線形状に形成している。そして、戸尻側縦枠には、当該戸尻側縦枠と扉体との相互間の隙間を覆う召し合わせ部が形成されており、召し合わせ部の先端部と指はさみ防止部との相互間の距離がユーザの指の挿入ができない距離に設定されている。
【０００３】
ここで、上記指はさみ防止部は、平面視において複数の屈曲部を備えたやや複雑な形状を備えており、扉体の室外側見付面に突設されていることから、意匠面での改良が望まれていた。また、戸尻側縦枠には、扉体の戸尻側の隙間の室外側を覆うべく、見付方向に延びる召し合わせ部を備えており、指はさみ防止部と召し合わせ部の先端との距離を所定距離に設定するようにしている。
特開２０１８－０５３６３６
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
本発明は、よりシンプルな構成を備え、意匠性にも優れる指挟み防止構造を備えたドアを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００５】
かかる課題を解決するべく本発明が採用した技術手段は、
開口枠に中心吊りピボットヒンジによって回動可能に取り付けられた扉体からなるドアにおいて、
前記開口枠の戸尻側縦枠は、見込面と、前記見込面の室内側の室内側見付部と、を備え、
前記扉体の戸尻側部位は、戸尻側見込面と、前記戸尻側見込面の室外側に位置して、前記扉体の室外側見付面と略面一で延びる突出部と、を備え、
前記扉体の前記突出部の先端と、前記戸尻側縦枠の前記見込面との間の隙間は、前記扉体の閉鎖姿勢時及び少なくとも開閉姿勢からの所定の回動時において、所定の基準値以内の寸法に維持されている、
ドア、である。
【０００６】
１つの態様では、前記戸尻側縦枠は、前記見込面と前記室内側見付部の間に位置して平面視傾斜面を備えており、
前記扉体の前記突出部の先端と、前記戸尻側縦枠の前記傾斜面との間の隙間は、前記扉体の開閉時において、所定の基準値以内の寸法に維持されている。
【０００７】
１つの態様では、前記突出部は、前記扉体の表面材を中空状に折り返し曲げ加工することで一体形成されている。
【０００８】
１つの態様では、前記突出部の中空部には、少なくとも、上端部位及び下端部位に位置して補強材が設けてある。
１つの態様では、前記補強材は、見付片と見込片とから断面視Ｌ形状を備え、前記見付片が前記中空部内に位置しており、前記見込片は、前記扉体の前記戸尻側見込面を形成する表面材の部分の外側に当接している。
上記補強材は、前記突出部の全高に亘って設けてあってもよい。
【０００９】
１つの態様では、前記扉体の戸尻側部位には、高さ方向に延びる戸尻側縦フレームが内蔵されており、
前記表面材の前記部分の内側に、前記戸尻側縦フレームの見込片が当接しており、
前記補強材の前記見込片、前記表面材の前記部分、前記戸尻側縦フレームの前記見込片は締結手段で固定されている。
１つの態様では、前記中心吊りピボットヒンジの構成要素は、前記締結手段によって前記扉体及び前記戸尻側縦フレームの前記見込片に固定されている。
締結手段には、螺子やリベット（ブラインドリベット）が含まれる。
【００１０】
１つの態様では、前記扉体の戸先側部位は、戸先側見込面と、前記戸先側見込面の室外側に位置して、前記扉体の前記室外側見付面と面一で延びる戸先側突出部と、を備え、
前記戸先側突出部は、前記扉体の前記表面材を中空状に折り返し曲げ加工することで一体形成されている。
１つの態様では、前記突出部の中空部には、少なくとも、上端部位及び下端部位に位置して補強材が設けてあり、
前記戸先側突出部の中空部には、高さ方向に亘って戸先側補強材が設けてあり、
前記戸先側補強材は、見付片と見込片とを含み、前記見付片が前記戸先側突出部の中空部内に位置しており、前記見込片は、前記扉体の前記戸先側見込面を形成する表面材の部分の内側に位置している。
【発明の効果】
（【００１１】以降は省略されています）

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