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公開番号2025089203
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-12
出願番号2023204301
出願日2023-12-02
発明の名称ゲージ及び配線ボックス装置
出願人未来工業株式会社
代理人個人,個人
主分類G01C 9/24 20060101AFI20250605BHJP(測定;試験)
要約【課題】壁孔の形成において、水準器によりゲージの水平垂直度を出す際に、壁孔の輪郭等を表示する罫書部を簡単に正確な設置姿勢に配置できるゲージを提供する。
【解決手段】ゲージ1は、水準器22と、筆記具を沿わせて壁孔の輪郭や基準点を罫書いて表示する罫書部と、を有する本体10と、裏側から突出して壁面に係止し、壁表面に沿った移動を規制する針部29と、を備える。ゲージ1を使用して壁孔の輪郭を罫書くときは、形成予定の壁孔の輪郭と罫書部の位置とが合致する状態における特定の位置を基準として、この基準位置に針部29を係止させるとともに、水準器22が水平を示すように、針部29を回動軸心としてゲージ1全体を回動することで、罫書部の位置を、形成予定の壁孔の輪郭と合致させる。その後は、罫書部に筆記具を沿わせて壁面に壁孔の輪郭を表示する。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
壁に配線器具を設置するために形成される壁孔の輪郭及び前記壁孔を形成するための基準点の少なくとも一方を前記壁に罫書くためのゲージであって、
前方から確認可能な水準器と、
前記輪郭及び前記基準点の少なくとも一方を罫書いて表示するための罫書部と、を有する本体と、
裏側から突出して前記壁に係止し、壁表面に沿った移動を抑制するとともに、前記本体を揺動させるときの揺動軸心となる係止部と、
を備えたことを特徴とするゲージ。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記水準器及び前記係止部は、前記壁孔の水平方向における中心に、上下方向に並んで設けられていることを特徴とする請求項1に記載のゲージ。
【請求項3】
前記係止部は、前記壁孔における高さ方向の中心位置に係止することを特徴とする請求項2に記載のゲージ。
【請求項4】
壁に配線器具を設置するために形成される壁孔の輪郭及び前記壁孔を形成するための基準点の少なくとも一方を前記壁に罫書くためのゲージであって、
前方から確認可能な水準器と、
前記輪郭及び前記基準点の少なくとも一方を罫書いて表示するための罫書部と、を有する本体と、
裏側から突出して前記壁に係止し、壁表面に沿った移動を規制する位置決め部と、
を備え、
形成予定の前記壁孔の輪郭と前記罫書部の位置とが合致する状態における特定の位置を基準として、この基準位置に前記位置決め部を係止させるとともに、前記水準器が水平を示すように、前記位置決め部を揺動軸心として前記ゲージ全体を動かすことで、前記罫書部の位置を前記形成予定の壁孔の輪郭及び前記基準点と合致させることを特徴とするゲージ。
【請求項5】
前記位置決め部は、前記壁孔の輪郭の内側において係止することを特徴とする請求項4に記載のゲージ。
【請求項6】
前記位置決め部は、前記本体とは別体からなり、先端を前記壁に突き刺し可能な針部からなることを特徴とする請求項4または請求項5に記載のゲージ。
【請求項7】
前記本体は、前記針部を挿通させる貫通孔を備え、当該貫通孔の前方側に、前記針部の基部に設けられた位置合わせ部が嵌合して前記貫通孔の中心に前記針部が案内される案内部が形成されていることを特徴とする請求項6に記載のゲージ。
【請求項8】
壁裏側に設置され、壁表側から探知されてその位置が特定される被探知部を備えた配線ボックスと、
前記被探知部により特定された壁表位置に係止する係止部と、前記配線ボックスに固定される配線器具を設置するために形成される壁孔の輪郭及び前記壁孔を形成するための基準点の少なくとも一方を表示するための表示部と、前方から確認可能な水準器と、を備えたゲージと、
からなる配線ボックス装置であって、
前記ゲージは、係止させた前記係止部を回動軸心として全体を揺動可能であり、かつ、回動させることで、前記表示部の位置を前記壁孔の輪郭及び前記基準点と合致する位置に配置可能であることを特徴とする配線ボックス装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、壁に配線器具を設置するために形成される壁孔の輪郭や壁孔を形成するための穿孔具の中心位置などを罫書くためのゲージ及び配線ボックス装置に関するものである。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
室内壁にコンセントやスイッチなどの配線器具を設置するときは、壁面に壁孔を形成し、壁裏に配線されたケーブルを壁孔から壁表に引き出して配線器具と接続し、壁面に取り付けている。また、壁裏に配線ボックスを設置し、この内部に配線器具を収容して設置する場合は、壁孔を形成後、壁表から配線ボックスを壁裏に挿入して設置したり、先に壁裏に配線ボックスを設置してから、壁表から配線ボックスの位置を探知して壁孔を形成し、その後、壁裏のケーブルを配線ボックス内に通し、壁孔から引き出して配線器具と接続し、これを壁面に取り付けている。
【0003】
これらの壁孔を形成するときは、壁孔の輪郭や壁孔を形成するための穿孔中心位置などをゲージを使用して罫書いたりして壁面に表示した後、その表示に沿って壁面を切除して形成している。ここで、壁孔は、設置される配線ボックスの形状や大きさなどの輪郭に対応して、角孔、小判形孔など各種形状に形成されるが、壁面に表示された壁孔の輪郭の水平垂直度が出ていないと、形成された壁孔更には配線器具等が斜めに傾いて見栄えが低下する。このため、ゲージを使用して罫書くときは、水平垂直度が出た正確な輪郭を壁面に表示する必要がある。
【0004】
しかし、一般に壁面は平滑で滑り易いため、ゲージを手で押さえながら罫書部に沿わせて罫書くときに位置ずれし易く、罫書いている間、ゲージを壁面に安定して保持できず、正確に位置決めできないことがあった。
【0005】
そこで、特許文献1には、壁面に角孔を形成するための輪郭マークを付けることができるゲージが提案されている。このゲージは、コンセント設置孔や電源スイツチ孔のように寸法が規格化されている角孔を壁面に穿設するための輪郭マークを付けるときに、壁面にゲージ本体を当てて、ゲージ本体の裏面から出没自在とした2本の止針を壁面に突き刺すことで、ゲージ本体が滑って位置ずれするのを防止し、一定姿勢に保持することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2018-194319号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかし、特許文献1に記載のゲージは、止針を壁面に突き刺す際に、壁面に当てがい、床からの高さなどの角孔の位置を維持しながら、水準器を確認しつつ、ゲージの縦横辺を水平垂直の姿勢に維持して、止針を壁面に突き刺すのであるから、作業し難かった。特に、壁孔を壁面に設置する配線ボックスの輪郭に合わせて形成する場合は、配線ボックスの正確な設置姿勢の輪郭と一致させるように水準器を確認しつつゲージの姿勢を調整することは難しかった。
【0008】
そこで、本発明は、壁孔の形成において、水準器により水平垂直度を出す際に、罫書部を簡単に正確な設置姿勢に配置することができるゲージ及び配線ボックス装置の提供を課題とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
請求項1のゲージは、壁に配線器具を設置するために形成される壁孔の輪郭及び前記壁孔を形成するための基準点の少なくとも一方を前記壁に罫書くためのものであって、
前方から確認可能な水準器と、
前記輪郭及び前記基準点の少なくとも一方を罫書いて表示する罫書部と、を有する本体と、
裏側から突出して前記壁に係止し、壁表面に沿った移動を抑制するとともに、前記本体を揺動させるときの揺動軸心となる係止部と、を備えている。
これにより、壁孔の設置位置の基準点に位置決めし、係止部を揺動軸心としてゲージ全体を揺動させることで、ゲージを配置する際に罫書部の水平垂直度を出し易い。
【0010】
請求項2のゲージは、特に、水準器及び係止部が、壁孔の水平方向における中心に、上下方向に並んで設けられている。
これにより、水準器を目視で確認しつつ係止部を揺動させながら罫書部の水平垂直出しする作業を感覚的、視覚的に行い易い。
請求項3のゲージは、特に、係止部が、壁孔における高さ方向の中心位置に係止する。
これにより、係止部を軸心として左右のバランスがとれ、ゲージ全体を均等に揺動させることができ、ゲージを水平姿勢に調整し易い。
(【0011】以降は省略されています)

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