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公開番号2025127675
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-02
出願番号2024024515
出願日2024-02-21
発明の名称配線・配管材用巻回具及び配線・配管材用巻回具の巻回構造
出願人未来工業株式会社
代理人個人,個人
主分類F16L 3/137 20060101AFI20250826BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】余長部を切断することなく美観の低下を抑制できる配線・配管材用巻回具及び配線・配管材用巻回具の巻回構造を提供すること。
【解決手段】配線・配管材用巻回具20は、維持部70に巻回部30が係合した状態において、巻回部30は、配管材10を囲繞した囲繞部81を形成可能であるとともに、巻回部30の第2端側であり、維持部70を越えて延出した部位に余長部66を形成可能である。巻回部30には、囲繞部81の外周側から内周側へ余長部66を導入する導入口44が形成されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
配線・配管材に巻回される帯状であり、板厚方向に互いに反対面となる第1面と第2面とを有する巻回部と、
前記巻回部の長手方向の両端のうちの第1端側に設けられるとともに、前記配線・配管材に巻回された前記巻回部の第2端側が挿入され、当該巻回部における第2端よりも第1端に近い位置に係合して、前記巻回部によって前記配線・配管材を囲繞した状態を維持する維持部と、を有し、
前記維持部に前記巻回部が係合した状態において、前記巻回部は、前記配線・配管材を囲繞した囲繞部を形成可能であるとともに、前記巻回部の前記第2端側であり、前記維持部を越えて延出した部位に余長部を形成可能であり、
前記巻回部には、前記囲繞部の外周側から内周側へ前記余長部を導入する導入口が前記第1面及び前記第2面に開口していることを特徴とする配線・配管材用巻回具。
続きを表示(約 1,700 文字)【請求項2】
前記巻回部は、前記第2面を前記囲繞部の内面として前記配線・配管材に巻回されるとともに、前記余長部は、前記囲繞部における前記第1面から前記第2面に向けて挿入され、
前記巻回部の前記第2面には、囲繞した前記配線・配管材の外面と前記第2面との間に隙間を形成するための隙間形成部が設けられ、
前記隙間形成部によって、前記導入口を通じて前記囲繞部の内側に前記余長部を挿入可能である請求項1に記載の配線・配管材用巻回具。
【請求項3】
前記隙間形成部は、前記導入口から前記第2端側へ延びる隙間を形成する請求項2に記載の配線・配管材用巻回具。
【請求項4】
前記巻回部は、前記配線・配管材を被固定部に固定するための固定部を有し、前記固定部は、前記長手方向において前記導入口から前記第2端側へ離れた位置に設けられている請求項1~請求項3のうちいずれか一項に記載の配線・配管材用巻回具。
【請求項5】
前記巻回部は、前記囲繞部の内側へ導入された前記余長部を前記第2面から離間する方向へ案内する案内部を有し、前記案内部は、前記長手方向における前記固定部よりも前記第1端に近付けて設けられ、かつ前記導入口の開口縁のうち前記長手方向における前記第2端に近い開口縁に連続して前記第2面から突出する請求項4に記載の配線・配管材用巻回具。
【請求項6】
前記固定部は、前記巻回部を板厚方向に貫通して前記被固定部に打ち込まれる固着具によって前記被固定部に固定可能とされ、
前記巻回部は、前記長手方向と直交する幅方向における前記固定部の両側において前記第2面から突出する突出部を有し、
前記突出部は、前記第2面と前記配線・配管材の外面との間に隙間を形成可能である請求項5に記載の配線・配管材用巻回具。
【請求項7】
前記巻回部は、前記第2端から前記第1端に向けて、前記維持部に係合する係合用帯部、前記被固定部に固定可能な固定用帯部、及び前記導入口が設けられた導入用帯部の順番で並んで設けられ、
前記維持部を前記係合用帯部の最も前記第1端側で係合させた際に、前記余長部は、当該余長部の先端となる前記第2端が前記固定用帯部に到達する長さを有し、
前記長手方向と直交する前記幅方向への前記巻回部の幅が、前記係合用帯部よりも、前記導入用帯部の方が広く形成され、前記導入口の前記幅方向への開口幅が、前記係合用帯部での前記巻回部の前記幅よりも広い請求項6に記載の配線・配管材用巻回具。
【請求項8】
帯状の巻回部と、前記巻回部の係合する維持部と、を有する配線・配管材用巻回具における前記巻回部によって配線・配管材が巻回され、
前記巻回部の長手方向の第1端側に設けられた前記維持部に、前記巻回部の第2端側が挿入されるとともに、当該巻回部における第2端よりも第1端に近い位置に前記維持部が係合して、前記巻回部によって前記配線・配管材を囲繞した状態が維持されている配線・配管材用巻回具の巻回構造であって、
前記巻回部によって前記配線・配管材を囲繞した囲繞部が形成されるとともに、前記巻回部の前記第2端側であり、前記維持部を越えて延出した部位に余長部が形成され、
前記巻回部における前記維持部よりも前記第2端側に形成された導入口には、前記余長部が、前記囲繞部の外周側から内周側へ導入されるとともに、前記囲繞部と前記配線・配管材との間に挟まれていることを特徴とする配線・配管材用巻回具の巻回構造。
【請求項9】
前記配線・配管材は、厚さ方向に圧縮可能な被覆材を外周側に有し、前記余長部において、前記囲繞部と前記配線・配管材との間に挟まれた箇所は、前記被覆材を前記厚さ方向に圧縮している請求項8に記載の配線・配管材用巻回具の巻回構造。
【請求項10】
前記配線・配管材用巻回具は、前記巻回部における前記導入口よりも前記第2端側へ離れた固定部によって被固定部に固定されており、前記余長部は、前記第2端が前記固定部に到達している請求項8又は請求項9に記載の配線・配管材用巻回具の巻回構造。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、配線・配管材用巻回具及び配線・配管材用巻回具の巻回構造に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
配線・配管材用巻回具は、被固定部に固定されるとともに、巻回部を配線・配管材に巻回することによって、配線・配管材を被固定部に取り付ける。このような配線・配管材用巻回具は、例えば特許文献1に開示されている。
【0003】
特許文献1に開示の巻着バンド型のワイヤハーネス用クランプは、バンド挿通係止孔を設けた基部と、基部から延びる巻着バンドと、を有する。巻着バンドの先端部位には、係止突起が設けられている。また、巻着バンドの中間部分には、巻着バンドの長手方向に複数の係止凹部が設けられているとともに、巻着バンドの基部寄りには、バンド挿通押え環が設けられている。
【0004】
ワイヤハーネス用クランプの使用時、巻着バンドは、ワイヤハーネスに巻き着けられるとともに、巻着バンドの先端側は、バンド挿通係止孔に挿通される。そして、バンド挿通係止孔から突き出した係止突起は、巻着バンドの係止凹部のいずれかに係止される。これにより、巻着バンドがワイヤハーネスに巻き付けられるとともに、巻着バンドによってワイヤハーネスが保持される。また、巻着バンドにおいて、係止箇所より先端側の余剰部分は、下巻き状態の巻着バンドに重ね合わされるとともに、バンド挿通押え環に挿通される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開平08-275346号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところが、特許文献1に開示のワイヤハーネス用クランプにおいて、バンド挿通押え環を超えた巻着バンドの先端側は、余長部として存在する。この余長部が長すぎると、余長部が外側に向けて反ることで美観が悪化したり、下巻き状態の巻着バンドに重ね合わせすることができずに美観が悪化したりする。このため、特許文献1に開示のワイヤハーネス用クランプでは、バンド挿通押え環を超えた余長部の切断作業が必要になる。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記問題点を解決するための配線・配管材用巻回具は、配線・配管材に巻回される帯状であり、板厚方向に互いに反対面となる第1面と第2面とを有する巻回部と、前記巻回部の長手方向の両端のうちの第1端側に設けられるとともに、前記配線・配管材に巻回された前記巻回部の第2端側が挿入され、当該巻回部における第2端よりも第1端に近い位置に係合して、前記巻回部によって前記配線・配管材を囲繞した状態を維持する維持部と、を有し、前記維持部に前記巻回部が係合した状態において、前記巻回部は、前記配線・配管材を囲繞した囲繞部を形成可能であるとともに、前記巻回部の前記第2端側であり、前記維持部を越えて延出した部位に余長部を形成可能であり、前記巻回部には、前記囲繞部の外周側から内周側へ前記余長部を導入する導入口が前記第1面及び前記第2面に開口していることを要旨とする。
【0008】
配線・配管材用巻回具について、前記巻回部は、前記第2面を前記囲繞部の内面として前記配線・配管材に巻回されるとともに、前記余長部は、前記囲繞部における前記第1面から前記第2面に向けて挿入され、前記巻回部の前記第2面には、囲繞した前記配線・配管材の外面と前記第2面との間に隙間を形成するための隙間形成部が設けられ、前記隙間形成部によって、前記導入口を通じて前記囲繞部の内側に前記余長部を挿入可能であってもよい。
【0009】
配線・配管材用巻回具について、前記隙間形成部は、前記導入口から前記第2端側へ向けて延びる隙間を形成してもよい。
配線・配管材用巻回具について、前記巻回部は、前記配線・配管材を被固定部に固定するための固定部を有し、前記固定部は、前記長手方向において前記導入口から前記第2端側へ離れた位置に設けられていてもよい。
【0010】
配線・配管材用巻回具について、前記巻回部は、前記囲繞部の内側へ導入された前記余長部を前記第2面から離間する方向へ案内する案内部を有し、前記案内部は、前記長手方向における前記固定部よりも前記第1端に近付けて設けられ、かつ前記導入口の開口縁のうち前記長手方向における前記第2端に近い開口縁に連続して前記第2面から突出していてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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