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公開番号2025089384
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-12
出願番号2025045831,2023019774
出願日2025-03-19,2020-01-31
発明の名称マイクロフルイディック押出
出願人エンボディ,インコーポレイテッド
代理人個人,個人,個人,個人
主分類D01F 4/00 20060101AFI20250605BHJP(天然または人造の糸または繊維;紡績)
要約【課題】コラーゲンを含む生体高分子繊維の提供。
【解決手段】この生体高分子繊維は、人の天然の腱および靭帯に匹敵する優れた極限引張強さ、弾性率および破断伸びを有する。この繊維は、実質的に円形、卵形、正方形、長方形、リボン状、三角形または不規則な形状であってもよい。この繊維は規則正しい縦配向構造を示し、この繊維は、細胞増殖の浸潤を可能にする。この繊維を含む移植可能な生体高分子足場および縫合糸だけでなく、この生体高分子繊維を製造するためのマイクロフルイディックおよび押出方法も提供される。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
生体適合性を示す、押し出されたコラーゲン繊維であって、
前記繊維は、複数の押し出されたサブ繊維を含み、前記サブ繊維はグリオキサールで架橋されており、
前記繊維は、規則正しい縦配向構造を示す、繊維。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
以下の特徴の1つまたは複数を有している、請求項1に記載の繊維。
(a)1MPaから1,700MPaの極限引張強さ、
(b)10MPaから20,000MPaの弾性率、
(c)2パーセントから45パーセントの破断伸び、
(d)10μmから90μmの平均繊維径、
(e)ダルベッコりん酸緩衝液(DPBS)に室温で少なくとも1時間浸した後もその強度を維持する、
(f)3か月間の培養で、初期の耐荷重能力の50%を保持する、
(g)in vivoでの再生促進性M2マクロファージ応答の上昇を促進する。
【請求項3】
前記繊維は、少なくとも85パーセントの架橋度を有するテロコラーゲン、または少なくとも65パーセントの架橋度を有するアテロコラーゲンを含む、請求項1に記載の繊維。
【請求項4】
前記極限引張強さは25MPaから1,700MPaの範囲にあり、
前記弾性率は15,000MPaから29,000MPaの範囲にあり、または
前記破断伸びは7%から20%の範囲にある、請求項2に記載の繊維。
【請求項5】
前記コラーゲンは、臨床グレードのコラーゲン、アテロコラーゲン、テロコラーゲン、組換えコラーゲン、およびそれらの組み合わせからなる群の中から選択されたコラーゲンである、請求項1に記載の繊維。
【請求項6】
前記コラーゲンは、1つまたは複数の生体許容性ポリマーをさらに含む、請求項1に記載の繊維。
【請求項7】
前記繊維は、ダルベッコりん酸緩衝液(DPBS)に室温で少なくとも6か月後浸した後も、60MPaを超える強度を維持する、請求項1に記載の繊維。
【請求項8】
付着した腱細胞をさらに含み、前記腱細胞は、7日間のインキュベーションの後に少なくとも75%の細胞生存能力および少なくとも95%の細胞生存を維持する、請求項1に記載の繊維。
【請求項9】
前記繊維は、実質的に円形、卵形、正方形、長方形、リボン状、三角形、または不規則な形状の断面を有する、請求項1に記載の繊維。
【請求項10】
前記繊維が複数あり、前記複数の繊維が、束ねられた、編まれた、または織り交ぜられた形状因子によって関連付けられている、請求項1に記載の繊維。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
本願は、2019年2月1日に出願された出願番号62/800,317の同時係属出願の利益を主張するものであり、その開示は、参照によってその全体が本願に組み込まれる。
続きを表示(約 1,200 文字)【0002】
政府の支援に関する陳述
本願で提示されるデータは、少なくとも一部分においてDARPA契約書番号HR0011‐15‐9‐0006の下での支援を受けた。米国政府は、本発明に一定の権利を有する。
【背景技術】
【0003】
発明の背景
1.本開示の分野
本開示は、コラーゲン繊維の製造方法と、足場へのそれらの組み込み方法とに関し、また、このような繊維で製造される移植可能な生体適合性デバイスに関する。特に、本開示は、優れた機械強度、生体適合性および免疫特性を有するコラーゲン繊維の押出方法に関する。
2.先行技術の記載
コラーゲンは、微細な細網フィブリルの束からなる繊維状不溶性タンパク質である。コラーゲンタンパク質分子は、結合して、腱、靭帯および筋膜の、白色の輝く非弾性繊維を形成する。コラーゲンは、皮膚、骨、靭帯および軟骨を含む結合組織に見られる。
【0004】
特に、コラーゲンフィブリルは、結合して、靭帯および腱などの丈夫な結合組織を形成する。損傷を受けたコラーゲン身体部位(特に靭帯および腱を含む)を置換するための、体内で使用するコラーゲン含有組織を製造する多くの努力がなされている。損傷を受けた部位をこのような移植可能なデバイスで直接置換してもよく、また、損傷を受けた腱および靭帯などの軟部組織に足場を提供し、最終的にそれを置換するのに役立たせてもよい。
【0005】
このような製品は、複数の機能パラメータに対処することが必要な様々な難しい生体力学的環境で機能する必要がある。これらのパラメータは、たとえば、生体組織および体液との適合性、強度、柔軟性、ならびに生分解性を含む。
【0006】
上記の従来技術の欠点に対処するシステムおよび方法が、当技術分野で必要とされている。
【発明の概要】
【0007】
一側面において、本開示は、コラーゲンを含む生体高分子繊維に関し、この繊維は、以下の特徴
約1MPa~約1,700MPaの極限引張強さ、
約10MPa~約20,000MPaの弾性率、
伸び率約2パーセント~約45パーセントの破断伸び、
約10μm~約90μmの平均繊維径
の1つ以上を有し、
室温で少なくとも約1時間DPBSに浸漬後、その強度を維持し、
そのフィラメントは規則正しい縦配向構造を示す。
【0008】
別の側面において、本開示は、2~約10,000の繊維を含む生体高分子繊維の束に関する。
【0009】
さらに別の側面において、本開示は、生体高分子繊維またはその束を含む、軟部組織損傷の修復を支援するための移植可能な生体高分子足場に関する。
【0010】
本開示は、生体高分子繊維を含む織シート状支持体、パッチまたは装具にも関する。
(【0011】以降は省略されています)

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