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公開番号
2025092831
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-23
出願番号
2023208191
出願日
2023-12-11
発明の名称
リモナイト複合繊維、及びこれを用いた空調フィルタ、空調システム、並びにリモナイト複合繊維の製造方法。
出願人
日本ピーマック株式会社
代理人
個人
主分類
D01F
1/10 20060101AFI20250616BHJP(天然または人造の糸または繊維;紡績)
要約
【課題】ガス系(気相)の硫化水素の吸着効率の増大を図ることができる繊維状のリモナイト複合繊維を提供する
【解決手段】多孔質の担体樹脂(ポリエーテルサルフォン(PES))にリモナイト粉末を混合し、溶媒として、N-メチル-2-ピロリドン(NMP)を用い、担体樹脂と溶媒とを所定の配合比率にすることで、リモナイト粉末の表面積を増加できるとともに、リモナイト複合繊維としての耐久性を併せ持つことが可能となる。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
多孔質の担体樹脂にリモナイト粉末を混合し、繊維状の複合体に形成した、
ことを特徴とするリモナイト複合繊維。
続きを表示(約 490 文字)
【請求項2】
担体樹脂がポリエーテルサルフォン(PES)である、
ことを特徴とする請求項1に記載のリモナイト複合繊維。
【請求項3】
前記リモナイト複合繊維を絡み合うようにランダムに交錯させ、所定の容積を持ったメッシュ状収納体に収納した、
ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のリモナイト複合繊維を用いた空調フィルタ。
【請求項4】
送風通路と、前記送風通路内に配置された空調機と、前記送風通路内に配置した前記空調フィルタと、から成る、
ことを特徴とする請求項3に記載の空調フィルタを用いた空調システム。
【請求項5】
前記リモナイト粉末と前記担体樹脂と溶媒とを混ぜ、これらに所定の圧力をかけてシリンダから吐出し、直後に水に投入して製造した、
ことを特徴とする請求項1~請求項4のいずれかに記載のリモナイト複合繊維の製造方法。
【請求項6】
前記溶媒がN-メチル-2-ピロリドン(NMP)である、
ことを特徴とした請求項5に記載したリモナイト複合繊維の製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、硫化水素の吸着除去量を増大することができ、耐久性に富むリモナイト複合繊維、及びこれを用いた空調フィルタ、空調システム、並びにリモナイト複合繊維の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)
【背景技術】
【0002】
温泉などの硫化水素が発生する地域に空調機を設置する場合、空調機内部の銅配管や熱交換器が硫化水素により腐食され、孔食を起こしガスリークなど原因になっていた。
【0003】
そのため、従来、空調機内部の銅配管を電着カチオン塗装したり、熱交換器に耐食性のある塗装を施したりしていたが、十分な対策とは言えず、結局経年により銅配管や熱交換器が腐食してしまい、孔食を起こし、ガスリークが生じていた。
【0004】
近年、リモナイトの硫化水素の吸着作用を利用して、リモナイト粉末を付着した機能性不織布が紹介されている(特許文献1)。
【0005】
具体的には、機能性不織布を構成する繊維(例えば、ポリエチレン繊維、ポリプロピレン繊維など)に、リモナイト粉末をバインダ(例えば、ポリエステル系ラテックス、アクリル系ラテックスなど)を介して付着させた機能性不織布を空調用フィルタとし、このフィルタを空調機の風路入り口に設置することで、空調機内部、空気流路中に侵入する硫化水素を吸着除去することで空調機内部の銅配管や熱交換器の腐食を防ごうとするものである。
【0006】
また、特許文献2には、ゼオライトを分散させた繊維状の担体樹脂及びその製造方法について記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開2016-98460号公報
国際公開2013/187505号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
ところで、特許文献1に記載の発明において、硫化水素の吸着量を多くするためには、不織布としての繊維に付着させるリモナイト粉末量を増し粒子密度(含有率)を高くすることが考えられる。例えば、50質量%以上でリモナイト粉末を不織布繊維に混ぜると、リモナイト粉末の粒子密度は増えるが、吸着処理速度が遅くなるとされており、機能性不織布の単位面積当たりにおけるリモナイト粉末の表面積に上限がある。
【0009】
また、特許文献1に記載の機能性不織布にあっては、不織布としての繊維にバインダを介してリモナイト粉末を付着させているため、リモナイト粉末の表面の多くがバインダにより覆われてしまい、リモナイト粉末の総表面積がリモナイトの量の割に広くはならないという問題がある。
【0010】
そのため、リモナイト粉末の総表面積を増やすため、機能性不織布を折り畳むなどして複数層にもすることが考えられるが、機能性不織布を複数層にすると、空気流路の圧損が高くなり、風量の低下や消費電力の増加など空調設備への悪影響が出てしまうという新たな問題がある。
(【0011】以降は省略されています)
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