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公開番号2025090196
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-17
出願番号2023205281
出願日2023-12-05
発明の名称カーポート
出願人日栄インテック株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類E04H 6/02 20060101AFI20250610BHJP(建築物)
要約【課題】カーポートの天井裏面の美観を損なうことがなく、雨漏りを防止すること。
【解決手段】カーポートは、支持柱に架設された母屋材に設置される複数の垂木材410と、隣り合う垂木材410に架け渡されるように複数配置される共に、垂木材410の傾斜方向に対して複数配置される矩形のソーラーパネル部材400と、傾斜方向に隣り合うソーラーパネル部材400の対向する縁部の間に形成された隙間S2を下方から臨む内底面510を有する止水部材500とを備える。垂木材410は、傾斜方向へ水を案内するための溝部M1,M2を有している。止水部材500は、隙間S2を内底面510で下方から覆い、かつ、内底面510の垂木材410側の端部が溝部M1,M2の開口まで延設された状態で、垂木材410とソーラーパネル部材400との間に介在設置される。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
一対の支持柱と、
該支持柱に架設される母屋材と、
該母屋材に交差した状態であり、かつ、水平に対して傾斜させた状態で前記母屋材に設置される複数の垂木材と、
隣り合う前記垂木材に架け渡されるようにして複数配置される共に、前記垂木材の傾斜方向に対して複数配置される矩形のソーラーパネル部材と、
前記傾斜方向に隣り合う前記ソーラーパネル部材の対向する縁部の間に形成された隙間を下方から臨む内底面を有する止水部材と
を備え、
前記垂木材は、前記傾斜方向へ水を案内するための溝部を有し、
前記止水部材は、前記隙間を前記内底面で下方から覆い、かつ、前記内底面の前記垂木材側の端部が、前記溝部の開口まで延設された状態で、前記垂木材と前記ソーラーパネル部材との間に介在設置されること
を特徴とするカーポート。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記ソーラーパネル部材の前記縁部は、下方に伸びる脚部を有し、
前記止水部材は、前記内底面における前記傾斜方向の下手側の縁部に立設された起立壁を有し、
前記止水部材が前記垂木材と前記ソーラーパネル部材との間に介在設置された場合に、前記脚部の下手側に前記起立壁が位置し、前記脚部が前記内底面に当接し、前記内底面および前記起立壁における前記垂木材側の端部が、前記溝部の開口まで延設されること
を特徴とする請求項1に記載のカーポート。
【請求項3】
前記ソーラーパネル部材の前記縁部は、下方に伸びる脚部を有し、
前記止水部材は、前記内底面における前記傾斜方向の下手側の縁部に立設された下手側起立壁と、上手側の縁部に立設された上手側起立壁とを有し、
前記止水部材が前記垂木材と前記ソーラーパネル部材との間に介在設置された場合に、前記脚部は、前記内底面に当接する共に前記上手側起立壁と前記下手側起立壁との間に位置し、前記内底面、前記上手側起立壁および前記下手側起立壁における前記垂木材側の端部が、前記溝部の開口まで延設されること
を特徴とする請求項1に記載のカーポート。
【請求項4】
前記上手側起立壁には、突起片が形成され、
前記脚部における前記上手側の端部を、前記内底面と前記突起片との間に入れ込むことにより、前記ソーラーパネル部材に対する前記止水部材の位置決めがなされること
を特徴とする請求項3に記載のカーポート。
【請求項5】
軸部と頭部を備えて前記垂木材に前記頭部が係止されるボルト部材と、前記軸部に設けられるネジ山に螺合するナット部材とからなる締結部材と、
前記軸部を挿通可能な挿通孔を有し、前記ソーラーパネル部材の縁部上面に当接可能な押え金具と
を備え、
前記垂木材に係止された前記ボルト部材の前記軸部を、前記縁部の側方の空間に通して前記押え金具の前記挿通孔に挿通させ、前記軸部の先端に前記ナット部材を螺合させて仮留めし、前記止水部材を前記垂木材と前記ソーラーパネル部材との間に介在させた後に、仮留めした前記ナット部材を本締めして、前記押え金具を前記縁部の前記上面に圧接させることにより、前記止水部材を前記垂木材と前記ソーラーパネル部材との間に介在設置させること
を特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載のカーポート。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、カーポートに関し、より詳細には、止水部材を備えたカーポートに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
一般的なカーポートは、支持柱に架設された母屋材に対して、母屋材と直交するようにして垂木材を設置し、設置された垂木材に対して折半屋根を敷設することにより構成されている。今日では、折半屋根に代えてソーラーパネル等のパネル部材を垂木材に配設するカーポートが多くなっている。
【0003】
しかしながら、パネル部材によってカーポートの屋根部分を構成すると、配設されるパネル部材の隙間に入り込んだ雨水や、パネル部材の隅部分よりしみこんだ雨水によって、雨漏りしてしまうおそれがあった。このため、配設されたパネル部材の間にゴム製のガスケットを設置することにより、パネル部材の隙間に雨水が入り込まないようにした構造が提案されている。また、パネル部材の隅部分にしみこんだ雨水を受け止めるための樋状部材(水受部材)を垂木材に沿って設置することにより、雨漏りを抑制する屋根構造が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
この屋根構造によって、隣り合うパネル部材の隙間に雨水が入り込むことを、ガスケットで防止することができる。さらに、垂木材に沿って設置される樋状部材によって、パネル部材の隅部分にしみこんだ雨水を雨樋へ導くことができ、カーポートにおける雨漏りを効果的に抑制することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2023-595号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、上述した屋根構造を備えるカーポートでは、各垂木材の両側部(カーポートの横方向の端部に設けられた垂木材では、一方の側部)に、各垂木材に沿って樋状部材が設けられているため、垂木材の約2倍の数の樋状部材が、カーポートの内側から視認されることになり、天井裏面の見栄えがよくないという問題があった。
【0007】
また、今日のソーラーパネルでは、パネル部材の両面に受光部を設けるものが多くなっている。垂木材に沿って樋状部材が設置されると、樋状部材によってソーラーパネルの下面側の受光面積が狭められてしまうため、受光量が低下して発電量の減少を招くという問題があった。
【0008】
さらに、ガスケットが劣化等した場合には、隣り合うパネル部材の隙間に雨水が入り込んでしまい、雨漏りするおそれがあった。
【0009】
本発明は上記問題に鑑みてなされたものであり、カーポートの天井裏面における美観を損なうことがなく、雨漏りを防止することが可能なカーポートを提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記課題を解決するために、本発明に係るカーポートは、一対の支持柱と、該支持柱に架設される母屋材と、該母屋材に交差した状態であり、かつ、水平に対して傾斜させた状態で前記母屋材に設置される複数の垂木材と、隣り合う前記垂木材に架け渡されるようにして複数配置される共に、前記垂木材の傾斜方向に対して複数配置される矩形のソーラーパネル部材と、前記傾斜方向に隣り合う前記ソーラーパネル部材の対向する縁部の間に形成された隙間を下方から臨む内底面を有する止水部材とを備え、前記垂木材は、前記傾斜方向へ水を案内するための溝部を有し、前記止水部材は、前記隙間を前記内底面で下方から覆い、かつ、前記内底面の前記垂木材側の端部が、前記溝部の開口まで延設された状態で、前記垂木材と前記ソーラーパネル部材との間に介在設置されることを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)

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