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公開番号
2025090700
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-17
出願番号
2025037401,2022172303
出願日
2025-03-10,2018-07-03
発明の名称
双方向オプティカルフローに基づいた動き補償予測
出願人
インターデイジタル ヴィーシー ホールディングス インコーポレイテッド
代理人
弁理士法人谷・阿部特許事務所
主分類
H04N
19/109 20140101AFI20250610BHJP(電気通信技術)
要約
【課題】双方向オプティカルフローに基づいた動き補償予測を提供する。
【解決手段】デバイスは、CUに対してBIOを有効または無効にするかどうかを決定してもよい。CUについての予測情報が識別されてもよく、第1の参照ブロックおよび第2の参照ブロックと関連付けられた予測信号を含んでもよい。予測差が算出されてもよく、2つの予測信号の間の類似性を決定するために使用されてもよい。CUは、類似性に基づいて再構築されてもよい。例えば、有効にされたBIOまたは無効にされたBIOによりCUを再構築するかどうかは、2つの予測信号が類似であるかどうかに基づいてもよい。2つの予測信号が非類似であると決定されるときにCUに対してBIOを有効にすると決定されてもよい。例えば、CUは、2つの予測信号が類似であると決定されるときに無効にされたBIOにより再構築されてもよい。
【選択図】図11
特許請求の範囲
【請求項1】
カレントサブブロックの第1の参照ブロックにおける第1の複数のサンプル値と、前記カレントサブブロックの第2の参照ブロックにおける第2の複数のサンプル値とを取得し、
前記第1の複数のサンプル値および前記第2の複数のサンプル値に基づいて差分絶対値の和(SAD)を取得し、
前記SADが値より小さいことに基づいて、前記カレントサブブロックに対して双方向オプティカルフロー(BIO)を無効にすると決定し、
前記カレントサブブロックに対してBIOを無効にする前記決定に基づいて前記カレントサブブロックをデコードする
ように構成されたプロセッサ
を備えたことを特徴とするビデオデコードのためのデバイス。
発明の詳細な説明
【背景技術】
【0001】
本出願は、2017年7月3日に出願された米国特許仮出願第62/528296号、2017年9月20日に出願された米国特許仮出願第62/560823号、2017年9月28日に出願された米国特許仮出願第62/564598号、2017年10月31日に出願された米国特許仮出願第62/579559号、および2017年12月15日に出願された米国特許仮出願第62/599241号の利益を主張し、それらの内容は、参照によって本明細書に組み込まれる。
続きを表示(約 3,100 文字)
【0002】
ビデオコーディングシステムは、デジタルビデオ信号を圧縮して、そのような信号の記憶必要量および/または送信帯域幅を低減させるために、広く使用されている。ブロックベース、ウェーブレットベース、およびオブジェクトベースシステムなど、ビデオコーディングシステムの様々なタイプが存在する。現在、ブロックベースのハイブリッドビデオコーディングシステムが、広く使用および/または展開されている。ブロックベースのビデオコーディングシステムの例は、MPEG1/2/4パート2、H.264/MPEG-4パート10 AVC、VC-1、およびITU-T/SG16/Q.6/VCEGとISO/IEC/MPEGとのJCT-VC(ビデオコーディングに関する共同研究部会)によって開発された、高効率ビデオコーディング(HEVC)と呼ばれる最新のビデオコーディング規格などの、国際ビデオコーディング規格を含む。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0003】
ビデオデータコーディングを実行するためのデバイスは、カレントコーディングユニット(例えば、ブロックおよび/またはサブブロック)に対して、双方向オプティカルフロー(BIO:bi-directional optical flow)を有効にするか、それとも無効にするかを決定するように構成されてよい。カレントコーディングユニットのための予測情報が、識別されてよい。予測情報は、第1の基準ブロック(または、例えば、サブブロック)と関連付けられた予測信号と、第2の基準ブロック(または、例えば、サブブロック)と関連付けられた予測信号とを含んでよい。2つの予測信号の間の予測差が、算出されてよい。2つの予測信号の間の類似性が、予測差に基づいて、決定されてよい。カレントコーディングユニットは、2つの予測信号の類似性に基づいて、再構成されてよい。例えば、カレントコーディングユニットを、BIOを有効にして再構成するか、それともBIOを無効にして再構成するかは、2つの予測信号が十分に類似しているかどうかに基づいて、決定されてよい。2つの予測信号が、類似していない(例えば、非類似である)と決定されたとき、カレントコーディングユニットに対してBIOを有効にすると決定されてよい。例えば、2つの予測信号が、類似していると決定されたとき、カレントコーディングユニットは、BIOを無効にして再構成されてよい。
【0004】
2つの予測信号の間の類似性を決定するために使用されてよい予測差は、複数の方法で決定されてよい。例えば、予測差を算出することは、2つの予測信号と関連付けられた2つの基準ブロックのそれぞれのサンプル値の間の平均差を算出することを含んでよい。それぞれの基準ブロックからのサンプル値は、補間されてよい。例えば、予測差を算出することは、2つの予測信号と関連付けられた2つの基準ブロックのそれぞれの動きベクトルの間の平均動きベクトル差を算出することを含んでよい。動きベクトルは、基準ピクチャとカレントコーディングユニットとの間の時間的距離に基づいて、スケーリングされてよい。
【0005】
2つの予測信号の間の類似性は、2つの予測信号の間の予測差を閾値と比較することによって、決定されてよい。予測差が、閾値以下であるとき、2つの予測信号は、類似していると決定されてよい。予測差が、閾値よりも大きいとき、2つの予測信号は、十分に類似していると決定されなくてよい(例えば、非類似である)。閾値は、ビデオコーディングデバイスによって決定されて、および/またはビデオコーディングデバイスにおいて受信されてよい。閾値は、望ましい複雑度レベルおよび/または望ましいコーディング効率に基づいて、決定されてよい。
【0006】
ビデオデータコーディングを実行するためのデバイスは、1つまたは複数のサブブロックをサブブロックグループにグループ化するように構成されてよい。例えば、類似の動き情報を有する連続するサブブロックは、サブブロックグループに一緒にグループ化されてよい。サブブロックグループは、形状およびサイズが変化してよく、カレントコーディングユニットの形状および/またはサイズに基づいて、形成されてよい。サブブロックは、水平および/または垂直にグループ化されてよい。動き補償操作(例えば、単一の動き補償操作)は、サブブロックグループに対して実行されてよい。BIO精緻化が、サブブロックグループに対して実行されてよい。例えば、BIO精緻化は、サブブロックグループのサブブロックの勾配値に基づいてよい。
【0007】
BIO勾配は、単一命令複数データ(SIMD)ベースの加速化が利用され得るように、導出されてよい。1つまたは複数の技法においては、BIO勾配は、補間フィルタおよび勾配フィルタを適用することによって、導出されてよく、その場合、水平フィルタリングが実行され、続いて、垂直フィルタリングが実行されてよい。BIO勾配導出においては、加算および右シフトによって実施されてよい丸め操作が、入力値に対して実行されてよい。
【0008】
ビデオエンコーダおよび/またはデコーダの(例えば、通常の)動き補償(MC)ステージ(例えば、ブロックレベル)において、BIO操作をスキップするための、デバイス、プロセス、および手段が、開示される。1つまたは複数の技法においては、1つまたは複数の要因/条件が満足され得る1つまたは複数のブロック/サブブロックに対しては、BIO操作が、(例えば、部分的または完全に)無効にされてよい。フレームレートアップコンバージョン(FRUC)バイラテラルモードにおいて/FRUCバイラテラルモードによってコーディングされるブロック/サブブロックに対しては、BIOは、無効にされてよい。時間領域において近似的に比例した少なくとも2つの動きベクトルによって予測されるブロック/サブブロックに対しては、BIOは、無効にされてよい。少なくとも2つの予測ブロックの間の平均差が、事前定義/事前決定された閾値以下であるとき、BIOは、無効にされてよい。BIOは、勾配情報に基づいて、無効にされてよい。
【0009】
ビデオデータコーディングのためのデコーディングデバイスは、メモリを備えてよい。デコーディングデバイスは、プロセッサを備えてよい。プロセッサは、少なくとも1つのコーディングユニット(CU)の複数のサブブロックを識別するように構成されてよい。プロセッサは、MCのために複数のサブブロックのうちの1つまたは複数のサブブロックを選択するように構成されてよい。プロセッサは、MC条件のステータスが満足されているか、それとも満足されていないかを決定するように構成されてよい。プロセッサは、MC条件のステータスが満足されている場合、1つまたは複数のサブブロックに対するBIO動き精緻化処理を伴わない動き補償を開始するように構成されてよい。プロセッサは、MC条件のステータスが満足されていない場合、1つまたは複数のサブブロックに対するBIO動き精緻化処理を伴った動き補償を開始するように構成されてよい。
【0010】
図における同様の参照番号は、同様の要素を示す。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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