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公開番号2025090928
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-18
出願番号2023205829
出願日2023-12-06
発明の名称車両用内装部品、及び、車両用内装構造
出願人林テレンプ株式会社
代理人個人,個人
主分類B60R 11/02 20060101AFI20250611BHJP(車両一般)
要約【課題】車両用内装部品のベゼルを小型化する。
【解決手段】ベゼル20は、内装材10の開口13の周囲14において第一の面(11)に接するベゼル本体21、及び、開口13を通り抜ける第一係合部25を含んでいる。部品本体50は、開口13の周囲14において第二の面(12)に接する外装ケース55を含んでいる。該外装ケース55は、開口13を含めて第二の面(12)に面する凹部61を有し該凹部61の周囲62において第二の面(12)に接する底部60、及び、凹部61内に位置する第二係合部70を備えている。第一係合部25は、ベゼル本体21から凹部61に突出するようにされている。部品本体50は、第二係合部70が凹部61内において第一係合部25に係合することによりベゼル20と一体化されるようにされている。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項１】
車両の室内に面する第一の面、及び、該第一の面とは反対側の第二の面を有する内装材の開口を通して前記内装材に取り付けられる車両用内装部品であって、
前記開口の周囲において前記第一の面に接するベゼル本体、及び、前記開口を通り抜ける第一係合部を含むベゼルと、
前記開口の周囲において前記第二の面に接する外装ケースを含む部品本体と、を備え、
前記外装ケースは、
前記開口を含めて前記第二の面に面する凹部を有し、該凹部の周囲において前記第二の面に接する底部と、
前記凹部内に位置する第二係合部と、を備え、
前記第一係合部は、前記ベゼル本体から前記凹部に突出し、
前記第二係合部が前記凹部内において前記第一係合部に係合することにより前記部品本体が前記ベゼルと一体化される、車両用内装部品。
続きを表示（約 990 文字）【請求項２】
前記ベゼルは、前記開口を通り抜ける第三係合部をさらに備え、
前記第三係合部は、前記ベゼル本体から前記凹部に突出し、前記開口の周囲において前記第二の面に引っ掛かる、請求項１に記載の車両用内装部品。
【請求項３】
前記部品本体は、前記外装ケース内に音響ユニットを備え、
前記外装ケースは、前記第二係合部を有する突出部であって前記凹部から前記ベゼル本体に向かって突出した突出部を備え、
前記車両用内装部品は、前記突出部と前記ベゼル本体との間にシールを備え、
前記第一係合部は、前記第二係合部に係合していない状態から撓み動作の後に前記第二係合部に係合し、
前記第二係合部は、前記第一係合部よりも撓み難い、請求項１又は請求項２に記載の車両用内装部品。
【請求項４】
前記第一係合部は、前記ベゼル本体から前記凹部に向かう突出方向に沿った第一係合面を有し、
前記第二係合部は、前記第一係合面に合わせられる第二係合面を有し、
前記第一係合面と前記第二係合面の内、一方の係合面が穴を有し、他方の係合面が凸部を有し、
前記第二係合部は、前記凹部内において前記凸部が前記穴に入ることにより前記第一係合部に係合する、請求項１又は請求項２に記載の車両用内装部品。
【請求項５】
車両の室内に面する第一の面、及び、該第一の面とは反対側の第二の面を有する内装材と、内装部品と、を含む車両用内装構造であって、
前記内装材は、開口を有し、
前記内装部品は、
前記開口の周囲において前記第一の面に位置するベゼル本体、及び、前記開口を通り抜けている第一係合部を含むベゼルと、
前記開口の周囲において前記第二の面に位置する外装ケースを含む部品本体と、を備え、
前記外装ケースは、
前記開口を含めて前記第二の面に面する凹部を有し、該凹部の周囲において前記第二の面に接している底部と、
前記凹部内に位置する第二係合部と、を備え、
前記第一係合部は、前記ベゼル本体から前記凹部に突出し、
前記第二係合部が前記凹部内において前記第一係合部に係合していることにより前記部品本体が前記ベゼルと一体化されている、車両用内装構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、内装材に取り付けられる車両用内装部品、及び、車両用内装構造に関する。
続きを表示（約 1,900 文字）【背景技術】
【０００２】
車両用内装部品として、特許文献１に示されるように、マイクモジュールとベゼルの組合せが知られている。マイクモジュールは、車内天井のヘッドライニングに形成された開口を塞ぐ蓋状のベゼルを介して、ヘッドライニングに着脱自在に組み付けられる。マイクモジュールはベゼルにおける嵌合部間に挿入され、これらの嵌合部がヘッドライニングの開口を通り抜けている。従って、ヘッドライニングの開口内にマイクモジュールが存在する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０２１－５９２３８号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
マイクモジュールがベゼルにおける嵌合部間に存在するため、ベゼルが大きく、また、ヘッドライニングの開口も大きい。
【０００５】
本発明は、車両用内装部品のベゼルを小型化することが可能な構成を開示するものである。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
本発明の車両用内装部品は、車両の室内に面する第一の面、及び、該第一の面とは反対側の第二の面を有する内装材の開口を通して前記内装材に取り付けられる車両用内装部品であって、
前記開口の周囲において前記第一の面に接するベゼル本体、及び、前記開口を通り抜ける第一係合部を含むベゼルと、
前記開口の周囲において前記第二の面に接する外装ケースを含む部品本体と、を備え、
前記外装ケースは、
前記開口を含めて前記第二の面に面する凹部を有し、該凹部の周囲において前記第二の面に接する底部と、
前記凹部内に位置する第二係合部と、を備え、
前記第一係合部は、前記ベゼル本体から前記凹部に突出し、
前記第二係合部が前記凹部内において前記第一係合部に係合することにより前記部品本体が前記ベゼルと一体化される、態様を有する。
【０００７】
また、本発明の車両用内装構造は、車両の室内に面する第一の面、及び、該第一の面とは反対側の第二の面を有する内装材と、内装部品と、を含む車両用内装構造であって、
前記内装材は、開口を有し、
前記内装部品は、
前記開口の周囲において前記第一の面に位置するベゼル本体、及び、前記開口を通り抜けている第一係合部を含むベゼルと、
前記開口の周囲において前記第二の面に位置する外装ケースを含む部品本体と、を備え、
前記外装ケースは、
前記開口を含めて前記第二の面に面する凹部を有し、該凹部の周囲において前記第二の面に接している底部と、
前記凹部内に位置する第二係合部と、を備え、
前記第一係合部は、前記ベゼル本体から前記凹部に突出し、
前記第二係合部が前記凹部内において前記第一係合部に係合していることにより前記部品本体が前記ベゼルと一体化されている、態様を有する。
【発明の効果】
【０００８】
本発明によれば、車両用内装部品のベゼルを小型化することが可能な構成を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【０００９】
車両用内装構造を備える自動車の内装の例を模式的に示す図。
第一方向に沿った車両用内装構造の断面の例を模式的に示す断面図。
第一方向に沿った車両用内装構造の断面の例を模式的に示す分解図。
車両用内装部品の例を模式的に示す分解斜視図。
第二方向に沿った車両用内装構造の断面の例を模式的に示す断面図。
内装材に取り付けられたベゼル、及び、シールの例を模式的に示す平面図。
図７Ａは内装材にベゼルを取り付ける例を模式的に示す断面図、図７Ｂは内装材にベゼルを取り付けた例を模式的に示す断面図。
ベゼルに部品本体を取り付ける例を模式的に示す断面図。
第一方向に沿った車両用内装構造の断面の別の例を模式的に示す分解図。
ベゼルを介して内装材に部品本体を固定する例を模式的に示す断面図。
ベゼルを介して内装材に部品本体を固定する別の例を模式的に示す断面図。
【発明を実施するための形態】
【００１０】
以下、本発明の実施形態を説明する。むろん、以下の実施形態は本発明を例示するものに過ぎず、実施形態に示す特徴の全てが発明の解決手段に必須になるとは限らない。
（【００１１】以降は省略されています）

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