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公開番号2025090966
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-18
出願番号2023205890
出願日2023-12-06
発明の名称車両の排気浄化システムの制御装置
出願人スズキ株式会社
代理人個人
主分類F01N 3/20 20060101AFI20250611BHJP(機械または機関一般;機関設備一般;蒸気機関)
要約【課題】エネルギの無駄な消費を抑制しつつ、触媒の暖機を行えるようにする。
【解決手段】車両の排気浄化システムの制御装置(100)は、車両(1)に搭載された内燃機関(2)の排気通路(27)に触媒(29)が設けられた排気浄化システムを制御する制御装置(100)であって、前記車両(1)のユーザが所有する通信端末(200)に対して、前記触媒(29)の暖機に関する通知を行う通知手段(104)と、前記通知に応じて、前記通信端末(200)から前記触媒(29)の暖機を行う指示があったとき、前記触媒(29)の加熱を開始するように制御する加熱制御手段(105)とを備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
車両に搭載された内燃機関の排気通路に触媒が設けられた排気浄化システムを制御する制御装置であって、
前記車両のユーザが所有する通信端末に対して、前記触媒の暖機に関する通知を行う通知手段と、
前記通知に応じて、前記通信端末から前記触媒の暖機を行う指示があったとき、前記触媒の加熱を開始するように制御する加熱制御手段とを備えたことを特徴とする車両の排気浄化システムの制御装置。
続きを表示(約 270 文字)【請求項2】
前記触媒の温度が所定の温度になるまでの所要時間を算出する算出手段を備え、
前記通知手段は、前記所要時間が所定の時間以上であるとき、前記通知を行うことを特徴とする請求項1に記載の車両の排気浄化システムの制御装置。
【請求項3】
前記車両と前記通信端末との距離を取得する距離取得手段を備え、
前記通知手段は、前記距離から推定される、前記ユーザが前記車両に到着するまでの推定時間が前記所要時間以下であると判定されたとき、前記通知を行うことを特徴とする請求項2に記載の車両の排気浄化システムの制御装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両の排気浄化システムの制御装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
自動車等の車両に搭載された内燃機関の排気系には、内燃機関から排出される排気を浄化するための触媒が備えられている。触媒活性は触媒の温度に依存し、触媒の温度が活性温度に達していない場合、内燃機関の始動が阻害されたり、排気の浄化が不十分になったりすることがある。このため、内燃機関を運転する際には、触媒の温度を活性温度まで加熱しておくことが好ましい。本願において、触媒を事前に加熱することを、触媒の暖機という。
触媒の暖機に関する技術として、特許文献1には、例えば、乗員の車両への接近、車両の解錠、車両のドアオープン、乗員のシートへの着座、乗員のシートベルト装着、等の予備的行為を検知して、車両の起動操作が行われることを予測して、電気加熱装置によって排気浄化触媒を加熱することが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第6791096号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1は、予備的行為を検知して、車両の起動操作が行われることを予測するものであり、実際にユーザに走行する意思があるか否かまでは判別できない。そのため、ユーザに走行する意思がないのに触媒の暖機を行い、エネルギを無駄に消費してしまう可能性がある。
【0005】
本発明はかかる実情に鑑みてなされたものであり、エネルギの無駄な消費を抑制しつつ、触媒の暖機を行えるようにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の車両の排気浄化システムの制御装置は、車両に搭載された内燃機関の排気通路に触媒が設けられた排気浄化システムを制御する制御装置であって、前記車両のユーザが所有する通信端末に対して、前記触媒の暖機に関する通知を行う通知手段と、前記通知に応じて、前記通信端末から前記触媒の暖機を行う指示があったとき、前記触媒の加熱を開始するように制御する加熱制御手段とを備えたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、エネルギの無駄な消費を抑制しつつ、触媒の暖機を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施例に係る車両の排気浄化システムの構成例を示す図である。
実施例に係る車両の排気浄化システムの制御装置の機能構成を示す図である。
実施例に係る車両の排気浄化システムの制御装置が実行する処理の例を示すフローチャートである。
ユーザが自動車に到着するまでの推定時間と、触媒の温度が所定の温度になるまでの所要時間との関係を説明するための図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明の一実施形態に係る車両の排気浄化システムの制御装置(100)は、車両(1)に搭載された内燃機関(2)の排気通路(27)に触媒(29)が設けられた排気浄化システムを制御する制御装置(100)であって、前記車両(1)のユーザが所有する通信端末(200)に対して、前記触媒(29)の暖機に関する通知を行う通知手段(104)と、前記通知に応じて、前記通信端末(200)から前記触媒(29)の暖機を行う指示があったとき、前記触媒(29)の加熱を開始するように制御する加熱制御手段(105)とを備える。
これにより、ユーザに走行する明確な意思があるときに、触媒(29)の加熱を開始するので、エネルギの無駄な消費を抑制しつつ、触媒(29)の暖機を行うことができる。
【実施例】
【0010】
以下、添付図面を参照して、本発明の好適な実施例について説明する。
図1は、実施例に係る車両の排気浄化システムの構成例を示す図である。図1に示すように、車両である自動車1には、内燃機関であるエンジン2と、ECU(Electronic Control Unit)100とが搭載される。
(【0011】以降は省略されています)

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