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公開番号
2025112664
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-01
出願番号
2024007035
出願日
2024-01-19
発明の名称
可変バルブタイミング機構および車両
出願人
株式会社SUBARU
代理人
弁理士法人太田特許事務所
主分類
F01L
1/356 20060101AFI20250725BHJP(機械または機関一般;機関設備一般;蒸気機関)
要約
【課題】油圧式の可変バルブタイミング機構において、応答速度を向上させる。
【解決手段】エンジンのクランクシャフトと連動して回転するハウジングと、該ハウジングと同軸上に、かつ、該ハウジングと相対回転可能に設けられ、カムシャフトと連動して回転するロータと、前記ハウジングと前記ロータとによって区画される油圧室への作動油の供給排出を制御するオイルコントロールバルブと、を含み、前記オイルコントロールバルブの進退移動に連動して前記ロータの回転を一方向に許容する回転規制機構を備えることを特徴とする、可変バルブタイミング機構。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
エンジンのクランクシャフトと連動して回転するハウジングと、
該ハウジングと同軸上に、かつ、該ハウジングと相対回転可能に設けられ、カムシャフトと連動して回転するロータと、
前記ハウジングと前記ロータとによって区画される油圧室への作動油の供給排出を制御するオイルコントロールバルブと、を含み、
前記オイルコントロールバルブの進退移動に連動して前記ロータの回転を一方向に許容する回転規制機構を備えることを特徴とする、可変バルブタイミング機構。
続きを表示(約 480 文字)
【請求項2】
前記回転規制機構が、
(A)前記ロータの回転と連動する連動ギアに噛み合って前記ロータの回転を一方向に規制する第1の位置と、前記連動ギアから離間して前記ロータの回転を双方向に許容する第2の位置に移動可能な規制ピンと、
(B)前記規制ピンを前記オイルコントロールバルブに押しつける弾性手段と、
(C)前記オイルコントロールバルブに連結されると共に、前記オイルコントロールバルブの進退移動に連動して前記規制ピンを前記第1の位置と前記第2の位置に移動可能な平面カム部と、を備える、
請求項1に記載の可変バルブタイミング機構。
【請求項3】
前記規制ピンは、進角方向用の第1規制ピンと、遅角方向用の第2規制ピンを含み、
前記第1規制ピンと前記第2規制ピンを前記連動ギアとかみ合わせることで、前記オイルコントロールバルブの進退をロックする、
請求項2に記載の可変バルブタイミング機構。
【請求項4】
請求項1~3のいずれか一項に記載の可変バルブタイミング機構を備えた車両。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、可変バルブタイミング機構およびそれを備えた車両に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
従来より、エンジンの吸気バルブ又は排気バルブの開閉時期、すなわちバルブタイミングを変更する装置が提案されている。例えば、特許文献1には、このようなバルブタイミング可変機構として、ベーン体をハウジングに対して相対回転可能に設け、ベーン体の各ベーンの両側に第1油圧室と第2油圧室を形成し、各油圧室に供給される油圧によってハウジング及びベーン体を相対回転させ、吸気バルブのバルブタイミングを変更する構成が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平10-212911号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述の特許文献を一例とした先行技術においては、以下のような課題が存在した。すなわち、可変バルブタイミング機構(VVT: Variable Valve Timing)でカム位相変換(以下、「移相」とも称する。)を実施する場合、意図する位相に素早く変位させることが要求される。一般的に油圧式の可変バルブタイミング機構においては、オイルコントロールバルブの移動により油圧の制御を行っている。従って、オイルコントロールバルブによる油路の切り替えから、クランクシャフトに対してカムの位相を変化させるまでの速度(応答速度)の応答性を高めることが要求されている。
【0005】
本開示はこのような問題に鑑み、油圧式の可変バルブタイミング機構において、応答速度を向上させることを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するため、本開示の一形態における可変バルブタイミング機構は、エンジンのクランクシャフトと連動して回転するハウジングと、該ハウジングと同軸上に、かつ、該ハウジングと相対回転可能に設けられ、カムシャフトと連動して回転するロータと、前記ハウジングと前記ロータとによって区画される油圧室への作動油の供給排出を制御するオイルコントロールバルブと、を含み、前記オイルコントロールバルブの進退移動に連動して前記ロータの回転を一方向に許容する回転規制機構を備えてなる。
【0007】
また上記課題を解決するため、本開示における車両は、この可変バルブタイミング機構を搭載する。
【発明の効果】
【0008】
本開示によれば、可変バルブタイミング機構の応答速度を向上させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本実施形態における可変バルブタイミング機構を搭載するエンジンを示す模式図である。
本実施形態における可変バルブタイミング機構を示す模式図である。
本実施形態における可変バルブタイミング機構を示す他の模式図である。
本実施形態における可変バルブタイミング機構の規制ピンの状態を示す模式図である。
本実施形態における可変バルブタイミング機構の規制ピンの状態を示す模式図である。
本実施形態における可変バルブタイミング機構の平面カム部の移動を示す模式図である。
本実施形態における可変バルブタイミング機構の平面カム部の移動を示す模式図である。
変形例における可変バルブタイミング機構の平面カム部を示す模式図である。
吸気カムシャフトから伝達されるトルクの周期的な変動を示す模式図である。
目標位相に到達するまでの時間と位相の関係を示す模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
図1を参照して、実施形態に係る可変バルブタイミング機構100の構成について説明する。なお、以下の実施形態では、主に可変バルブタイミング機構100を吸気バルブ側に設置する例を説明するが、これに限られるものではない。すなわち本実施形態の可変バルブタイミング機構100は、吸気バルブ側のみならず、排気バルブ側に設置してもよく、また吸気バルブ側と排気バルブ側の両方に設置してもよい。本実施形態の可変バルブタイミング機構100の構成については、特開2022-108627号公報等の公知の要素技術や機構を、適宜適用してもよい。なお本開示では、進角方向にカム位相変換することを「進角移相」とも称し、遅角方向にカム位相変換することを「遅角移相」とも称するものとする。
(【0011】以降は省略されています)
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