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公開番号
2025115642
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-07
出願番号
2024010206
出願日
2024-01-26
発明の名称
エンジンの触媒暖機制御装置
出願人
スズキ株式会社
代理人
弁理士法人日誠国際特許事務所
主分類
F01N
3/20 20060101AFI20250731BHJP(機械または機関一般;機関設備一般;蒸気機関)
要約
【課題】ブレーキ性能を確保しながら排ガス性能の低下を抑制することができるエンジンの触媒暖機制御装置を提供すること。
【解決手段】ECUは、ブレーキブースタの負圧室内の負圧が不足すると(S5)、エンジンの排気ガスによって触媒装置が暖機されるようにエンジンの運転状態を制御する触媒暖機制御を停止し(S6)、触媒暖機制御を停止させている状態で負圧室内の負圧が回復すると(S8)、触媒暖機制御を再開する(S9)。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
エンジンと、
前記エンジンの排気ガスを浄化する触媒装置と、
前記エンジンの吸気負圧によって制動力を増強させるブレーキブースタと、
前記エンジンの排気ガスによって前記触媒装置が暖機されるように前記エンジンの運転状態を制御する触媒暖機制御を実行する制御部と、を有する車両に設けられ、
前記制御部は、
前記ブレーキブースタの負圧室内の負圧が不足すると前記触媒暖機制御を停止し、
前記触媒暖機制御を停止させている状態で前記負圧室内の負圧が回復すると前記触媒暖機制御を再開する
ことを特徴とするエンジンの触媒暖機制御装置。
続きを表示(約 270 文字)
【請求項2】
前記制御部は、
前記負圧室内の圧力が第1閾値よりも高くなると前記負圧室内の負圧が不足したと判断し、
前記負圧室内の圧力が前記第1閾値よりも低い第2閾値以下になると前記負圧室内の負圧が回復したと判断する
ことを特徴とする請求項1に記載のエンジンの触媒暖機制御装置。
【請求項3】
前記制御部は、
前記負圧室内の負圧が不足している期間の累計時間が所定時間以上になると、前記触媒暖機制御の実行を禁止する
ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のエンジンの触媒暖機制御装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、エンジンの触媒暖機制御装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、エンジンの吸入負圧を倍力源とするブレーキブースタを備えた車両において、触媒暖機のためにエンジンの点火時期の遅角制御を実行し、遅角制御を実行しているときに、ブレーキブースタの負圧の不足を検出すると、遅角制御を中止することによってブレーキ性能を確保する技術が特許文献1に提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2001-355494号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上述したような従来の技術は、ブレーキブースタの負圧の不足を検出すると遅角制御による触媒の暖機が行われなくなるため、触媒活性までに時間を要してしまい、排ガス性能が低下してしまうといった課題があった。
【0005】
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、ブレーキ性能を確保しながら排ガス性能の低下を抑制することができるエンジンの触媒暖機制御装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係るエンジンの触媒暖機制御装置は、エンジンと、前記エンジンの排気ガスを浄化する触媒装置と、前記エンジンの吸気負圧によって制動力を増強させるブレーキブースタと、前記エンジンの排気ガスによって前記触媒装置が暖機されるように前記エンジンの運転状態を制御する触媒暖機制御を実行する制御部と、を有する車両に設けられ、前記制御部は、前記ブレーキブースタの負圧室内の負圧が不足すると前記触媒暖機制御を停止し、前記触媒暖機制御を停止させている状態で前記負圧室内の負圧が回復すると前記触媒暖機制御を再開する構成を有する。
【発明の効果】
【0007】
本発明は、ブレーキ性能を確保しながら排ガス性能の低下を抑制することができるエンジンの触媒暖機制御装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、本発明の一実施例に係るエンジンの触媒暖機制御装置を搭載した車両の概略構成図である。
図2は、本発明の一実施例に係るエンジンの触媒暖機制御装置の触媒暖機制御動作を示すフローチャートである。
図3は、本発明の一実施例に係るエンジンの触媒暖機制御装置の触媒暖機制御動作を実行したときの各部の状態の第1例を示すタイミング図である。
図4は、本発明の一実施例に係るエンジンの触媒暖機制御装置の触媒暖機制御動作を実行したときの各部の状態の第2例を示すタイミング図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明の一実施の形態に係るエンジンの触媒暖機制御装置は、エンジンと、エンジンの排気ガスを浄化する触媒装置と、エンジンの吸気負圧によって制動力を増強させるブレーキブースタと、エンジンの排気ガスによって触媒装置が暖機されるようにエンジンの運転状態を制御する触媒暖機制御を実行する制御部と、を有する車両に設けられ、制御部は、ブレーキブースタの負圧室内の負圧が不足すると触媒暖機制御を停止し、触媒暖機制御を停止させている状態で負圧室内の負圧が回復すると触媒暖機制御を再開することを特徴とする。これにより、本発明の一実施の形態に係るエンジンの触媒暖機制御装置は、ブレーキ性能を確保しながら排ガス性能の低下を抑制することができる。
【実施例】
【0010】
以下、本発明の一実施例に係るエンジンの触媒暖機制御装置を搭載した車両について図面を参照して説明する。
(【0011】以降は省略されています)
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