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公開番号
2025091488
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-19
出願番号
2023206674
出願日
2023-12-07
発明の名称
治具、測定方法、及び積層体の製造方法
出願人
トヨタ自動車株式会社
,
株式会社アイシン
代理人
個人
主分類
G01N
19/04 20060101AFI20250612BHJP(測定;試験)
要約
【課題】積層体間の接合力を測定する測定時間を短縮可能な治具、測定方法、及び積層体の製造方法を提供する。
【解決手段】本開示に係る治具10は、積層体50を挟み込む一対の把持部11、12と、一対の把持部11、12の対向する面に設けられ、積層体の積層方向の両端面を吸着する吸着部13と、を備える。一対の把持部11、12を相対的に近づけて、積層体50を挟み込み、一対の把持部11、12のそれぞれに形成された空間SP1、SP2を吸引しながら、吸着部13を積層体50の積層方向の両端面に対して吸着させる。そして、一対の把持部11、12を相対的に遠ざけて、積層体50間の接合力を測定する。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
積層体を挟み込む一対の把持部と、
前記一対の把持部の対向する面に設けられ、前記積層体の積層方向の両端面を吸着する吸着部と、を備え、
前記一対の把持部を相対的に近づけて、前記積層体を挟み込み、
前記一対の把持部のそれぞれに形成された空間を吸引しながら、前記吸着部を前記積層体の積層方向の両端面に対して吸着させて、
前記一対の把持部を相対的に遠ざけて、前記積層体間の接合力を測定する、
治具。
続きを表示(約 650 文字)
【請求項2】
前記積層体は、積層板を積層させ、隣接する前記積層板をカシメ部により締結して形成され、
前記吸着部は、前記カシメ部の近傍を吸着するように設けられる、
請求項1に記載の治具。
【請求項3】
前記吸着部は、前記カシメ部の長手方向の両側及び前記カシメ部の短手方向の両側の少なくとも一方を吸着するように設けられる、
請求項2に記載の治具。
【請求項4】
一対の把持部を相対的に近づけて、積層体を挟み込むステップと、
前記一対の把持部のそれぞれに形成された空間を吸引しながら、前記一対の把持部の対向する面に設けられた吸着部を、前記積層体の積層方向の両端面に対して吸着させるステップと、
前記一対の把持部を相対的に遠ざけて、前記積層体間の接合力を測定するステップと、
を備えた、
測定方法。
【請求項5】
積層体の製造方法であって、
積層板を積層させて、前記積層体を形成するステップと、
一対の把持部を相対的に近づけて、前記積層体を挟み込むステップと、
前記一対の把持部のそれぞれに形成された空間を吸引しながら、前記一対の把持部の対向する面に設けられた吸着部を、前記積層体の積層方向の両端面に対して吸着させるステップと、
前記一対の把持部を相対的に遠ざけて、前記積層体間の接合力を測定するステップと、
を備えた、
積層体の製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、治具、測定方法、及び積層体の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、一方の面にカシメ部を有し他方の面に凹部を有する鋼板を、カシメ部と凹部が交互になるように積層して積層体を形成する技術が開示されている。特許文献1に開示された積層体では、鋼板に設けられたカシメ部が、隣接する鋼板に設けられた凹部に嵌合して締結される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-109442号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
発明者らは、以下の問題点を見出した。
一般的に、積層体の接合力を測定する場合、治具と鋼板との間に粘着テープを設けて固定する。しかし、この方法では、粘着テープの設置作業や測定後の後処理作業の時間を含む測定時間に多大な時間を要するという問題がある。
【0005】
本開示は、このような事情に鑑みなされたものであって、積層体間の接合力を測定する測定時間を短縮可能な治具、測定方法、及び積層体の製造方法を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示に係る治具は、
積層体を挟み込む一対の把持部と、
前記一対の把持部の対向する面に設けられ、前記積層体の積層方向の両端面を吸着する吸着部と、を備え、
前記一対の把持部を相対的に近づけて、前記積層体を挟み込み、
前記一対の把持部のそれぞれに形成された空間を吸引しながら、前記吸着部を前記積層体の積層方向の両端面に対して吸着させて、
前記一対の把持部を相対的に遠ざけて、前記積層体間の接合力を測定する。
【0007】
本開示に係る治具では、吸着部を積層体の両端面に吸着させて、一対の把持部を相対的に遠ざけることにより積層体の接合力を測定する。そのため、本開示に係る治具は、作業に手間がかからず、積層体間の接合力を測定する測定時間を短縮できる。
【0008】
前記積層体は、積層板を積層させ、隣接する前記積層板をカシメ部により締結して形成され、前記吸着部は、前記カシメ部の近傍を吸着するように設けられてもよい。このような構成により、カシメ部の近傍に対して引張応力が付加され、積層体間の接合力を精確に測定できる。
【0009】
前記吸着部は、前記カシメ部の長手方向の両側及び前記カシメ部の短手方向の両側の少なくとも一方を吸着するように設けられてもよい。このような構成でも、カシメ部の近傍に対して引張応力が付加され、積層体間の接合力を精確に測定できる。
【0010】
本開示に係る測定方法は、
一対の把持部を相対的に近づけて、積層体を挟み込むステップと、
前記一対の把持部のそれぞれに形成された空間を吸引しながら、前記一対の把持部の対向する面に設けられた吸着部を、前記積層体の積層方向の両端面に対して吸着させるステップと、
前記一対の把持部を相対的に遠ざけて、前記積層体間の接合力を測定するステップと、
を備える。
(【0011】以降は省略されています)
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