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公開番号2025091870
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-19
出願番号2023207393
出願日2023-12-08
発明の名称表示灯
出願人積水樹脂株式会社,嶋田プレシジョン株式会社
代理人個人,個人
主分類F21L 4/00 20060101AFI20250612BHJP(照明)
要約【課題】上下方向以外の方向へ傾けて使用された場合であっても遠くの前方から視認可能な表示灯を提供する。
【解決手段】 表示灯1は、把持部2と、把持部2の先端に設けられた投光本体3と、を備え、投光本体3は、長手方向D1に配列された複数個のLEDを有するLED基板と、反射部材と、側壁41と、を有する。側壁41には、長手方向D1に沿って配列された複数個のレンズ部44が設けられ、複数個のLEDから発せられた光は、反射部材により側壁41へ向けて反射され、複数個のレンズ部44により屈折されて外部へ投光され、複数個のレンズ部44の各々における光の屈折方向はレンズ部44毎に相違する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
把持部と、
前記把持部の先端に設けられた投光本体と、を備え、
前記投光本体は、第1方向に配列された複数個のLEDを有するLED基板と、反射部材と、投光部と、を有し、
前記投光部には、前記第1方向に沿って配列された複数個のレンズ部が設けられ、
前記複数個のLEDから発せられた光は、前記反射部材により前記投光部へ向けて反射され、前記複数個のレンズ部により屈折されて外部へ投光され、
前記複数個のレンズ部の各々における光の屈折方向は前記複数個のレンズ部毎に相違する表示灯。
続きを表示(約 910 文字)【請求項2】
前記複数個のレンズ部の各々は、相互に平行に延びる複数個のシリンドリカルレンズを有し、
前記反射部材により前記投光部へ向けて反射された光は前記複数個のシリンドリカルレンズにより屈折されて外部へ投光され、
前記シリンドリカルレンズのレンズ方向は、前記レンズ部毎に少なくとも10°以上相違する請求項1に記載の表示灯。
【請求項3】
前記反射部材は、前記複数個のLEDに1対1で対応する複数の反射面を有し、前記複数の反射面の各々は半放物面状であって、
前記複数個のLEDの各々は、対応する前記反射面の焦点位置に位置づけられている請求項2に記載の表示灯。
【請求項4】
前記複数個のレンズ部は、相互に隣接する一対のレンズ部から成るレンズ部組を複数組構成し、
前記複数の反射面は前記複数組のレンズ部組と1対1で対応する請求項3に記載の表示灯。
【請求項5】
対をなす前記レンズ部間において、前記シリンドリカルレンズのレンズ方向は45°以上相違する請求項4に記載の表示灯。
【請求項6】
前記複数組のレンズ部組は、少なくとも第の1レンズ部組と第2のレンズ部組を有し、
前記第2のレンズ部組において、前記シリンドリカルレンズのレンズ方向は、前記第1方向に垂直な第2方向を基準に対称となる組み合わせである請求項4又は5に記載の表示灯。
【請求項7】
前記第1のレンズ部組において、前記第1方向に対する前記シリンドリカルレンズのレンズ方向は0°と90°の組み合わせである請求項6に記載の表示灯。
【請求項8】
前記複数個のレンズ部組は、少なくとも第1のレンズ部組と第2のレンズ部組を有し、
前記第1のレンズ部組において、前記第1方向に対する前記シリンドリカルレンズのレンズ方向は0°と90°の組み合わせであり、
前記第2のレンズ部組において、前記第1方向に対する前記シリンドリカルレンズのレンズ方向は135°と45°の組み合わせである請求項4又は5に記載の表示灯。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、警告灯、信号灯などの表示灯に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来より、工事現場やイベント会場等で車両や人を誘導するために手持ち式の誘導灯が用いられている。例えば、特許文献1に開示に誘導灯は、把持部と、複数個のLEDを収容する長尺円筒状の発光部と、を備え、LEDから発せられた光は錐状鏡面を有する光分散手段によって全周方向に拡散されて外方に投射される。
【0003】
また、道路や鉄路における作業現場等においては、運転者や歩行者に対して各種の警告や信号を与えるために、手持ち式の表示灯が用いられている。例えば、特許文献2に開示の表示灯は、LEDからの光が投光部から前方に向けて投射され、その光の拡がりが、幅方向への拡がりよりも上下方向への拡がりの方が大きくなるように構成されている。
【0004】
そして、軌道工事等においては安全性確保のため、電車の運転手等に工事中であることを知らせる必要あることから、800m程度の遠方からでも視認できる表示灯が強く望まれている。この点、上述の誘導灯では、LEDからの光は発光部の全周方向に分散されてしまい、遠方からの視認は難しかった。一方、上述の表示灯では、光が前方へ投射されることから800m程離れた遠方からでも視認が可能となっている。
【0005】
また、特許文献2に開示の表示灯では、投光部からの光が上下方向へ大きく拡がることから、使用者が表示灯を上下に傾けて使用しても、表示灯からの光を前方から視認できるようになっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2000-222901号公報
特開2020-30989号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
上述したように、特許文献2に開示の表示灯は、表示灯を上下に傾けても投光部からの光を遠方から視認可能に構成されている。しかしながら、表示灯は上下に傾くだけでなく、左右に傾いたり、表示灯の長手方向を中心に旋回する方向に傾いたりすることも多く、このように表示灯が上下方向以外の方向に傾いて使用された場合には、投光部からの光を遠くの前方から良好に視認することはできなかった。特に、表示灯を使用するときは、使用者は表示灯を把持して頭上へ掲げ、左右へ大きく振るようにして使用するのが一般的であるところ、このように表示灯を振りかざすようにして使用する場合には、表示灯の向きは上下方向以外の方向へも大きく傾きやすく、遠くの前方にいる対象者に対して安定的に合図を送ることができない虞があった。
【0008】
本発明は、上下方向以外の方向へ傾けて使用された場合であっても、遠くの前方から視認可能な表示灯の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明に係る表示灯は、把持部と、前記把持部の先端に設けられた投光本体と、を備え、 前記投光本体は、第1方向に配列された複数個のLEDを有するLED基板と、反射部材と、投光部と、を有し、前記投光部には、前記第1方向に沿って配列された複数個のレンズ部が設けられ、前記複数個のLEDから発せられた光は、前記反射部材により前記投光部へ向けて反射され、前記複数個のレンズ部により屈折されて外部へ投光され、前記複数個のレンズ部の各々における光の屈折方向は前記複数個のレンズ部毎に相違する。
【発明の効果】
【0010】
本発明に係る表示灯によれば、複数個のLEDから発せられた光は、反射部材により投光部へ向けて反射され、複数個のレンズ部により屈折されて外部へ投光され、複数個のレンズ部の各々における光の屈折方向はレンズ部毎に相違するので、投光部全体から投光される光は、正面視において全体的に放射状に拡がりながら前方へ向かう。よって、表示灯が傾けて使用された場合であっても、遠くの前方から視認可能とすることができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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