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公開番号
2025091910
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-19
出願番号
2023207454
出願日
2023-12-08
発明の名称
三次元造形物の製造方法
出願人
セイコーエプソン株式会社
代理人
弁理士法人明成国際特許事務所
主分類
B29C
64/118 20170101AFI20250612BHJP(プラスチックの加工;可塑状態の物質の加工一般)
要約
【課題】三次元造形物の空洞部の上方に位置する造形材料が重力によって変形することを抑制可能な技術を提供する。
【解決手段】三次元造形物の製造方法は、ステージに向かって造形材料を吐出することによって、複数の層を積層して、空洞部を有する造形物を造形する第1工程を有し、第1工程は、層の各々が、積層方向において、直下の層と接する重複部と、直下の層と重ならず、積層方向に空間を形成する非重複部とを有するように積層する第2工程を有し、非重複部によって、交差する2つの傾斜面を有する天面が空洞部の上部に形成され、2つの傾斜面のそれぞれの、ステージに平行な面からの立ち上がり角度は、35°以上、且つ、90°未満である。
【選択図】図6
特許請求の範囲
【請求項1】
ステージに向かって造形材料を吐出することによって、複数の層を積層して、空洞部を有する造形物を造形する第1工程を有し、
前記第1工程は、前記層の各々が、積層方向において、直下の層と接する重複部と、前記直下の層と重ならず、下方に空間を形成する非重複部とを有するように複数の前記層を積層する第2工程を有し、
前記非重複部によって、交差する2つの傾斜面を有する天面が前記空洞部の上部に形成され、
前記2つの傾斜面のそれぞれの、前記ステージに平行な面からの立ち上がり角度は、35°以上、且つ、90°未満である、
三次元造形物の製造方法。
続きを表示(約 790 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の三次元造形物の製造方法であって、
前記立ち上がり角度は、35°以上、且つ、70°以下である、三次元造形物の製造方法。
【請求項3】
請求項1に記載の三次元造形物の製造方法であって、
前記立ち上がり角度は、35°以上、且つ、55°以下である、三次元造形物の製造方法。
【請求項4】
請求項1に記載の三次元造形物の製造方法であって、
前記第1工程において、管状の前記空洞部を有し、前記積層方向において、前記天面に対向する部分が半円状である前記造形物を造形する、三次元造形物の製造方法。
【請求項5】
請求項1に記載の三次元造形物の製造方法であって、
前記層の各々は、最外周領域と、前記最外周領域の内側に接する内側領域とを有し、
前記第2工程において、前記最外周領域を造形するための最外周パスと、前記内側領域を造形するための内側パスとの少なくとも一部が重なるように前記層の各々を造形する、三次元造形物の製造方法。
【請求項6】
請求項5に記載の三次元造形物の製造方法であって、
前記最外周パスに対して、前記内側パスが重なるオーバーラップ量は、前記最外周パスの線幅に対して10%以上、且つ、50%以下である、三次元造形物の製造方法。
【請求項7】
請求項5に記載の三次元造形物の製造方法であって、
前記第2工程において、前記非重複部の少なくとも一部において前記最外周パスと前記内側パスとが重なるように前記層の各々を積層する、三次元造形物の製造方法。
【請求項8】
請求項1に記載の三次元造形物の製造方法であって、
前記造形材料は、金属粒子と熱可塑性樹脂とを含む、三次元造形物の製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、三次元造形物の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、橋構造をサポート材なしに形成する三次元造形装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2016-101731号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
サポート材を使用することなく空洞部を有する三次元造形物を造形する場合、空洞部の上方に位置する部分が重力によって変形する場合がある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示の第1の形態によれば、三次元造形物の製造方法が提供される。この製造方法は、ステージに向かって造形材料を吐出することによって、複数の層を積層して、空洞部を有する造形物を造形する第1工程を有し、前記第1工程は、前記層の各々が、積層方向において、直下の層と接する重複部と、前記直下の層と重ならず、下方に空間を形成する非重複部とを有するように複数の前記層を積層する第2工程を有し、記非重複部によって、交差する2つの傾斜面を有する天面が前記空洞部の上部に形成され、前記2つの傾斜面のそれぞれの、前記ステージに平行な面からの立ち上がり角度は、35°以上、且つ、90°未満である。
【図面の簡単な説明】
【0006】
三次元造形システムの概略構成を示す説明図である。
スクリューの概略構成を示す斜視図である。
バレルの概略平面図である。
三次元造形装置が造形物を造形する様子を模式的に示す説明図である。
情報処理装置の概略構成を示す説明図である。
造形処理のフローチャートである。
造形物の形状を示す模式図である。
天面形成処理の説明図である。
造形物の断面を示す図である。
空洞部を有する複数のサンプルの造形結果を示す図である。
サンプル1の造形結果を示す画像である。
サンプル2の造形結果を示す画像である。
サンプル3の造形結果を示す画像である。
サンプル4の造形結果を示す画像である。
サンプル5の造形結果を示す画像である。
サンプル6の造形結果を示す画像である。
サンプル7の造形結果を示す画像である。
サンプル8の造形結果を示す画像である。
サンプル10の造形結果を示す画像である。
サンプル11の造形結果を示す画像である。
サンプル12の造形結果を示す画像である。
サンプル13の造形結果を示す画像である。
サンプル14の造形結果を示す画像である。
空洞部の他の形状を示す図である。
造形物の断面を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0007】
A.第1実施形態:
図1は、第1実施形態における三次元造形システム10の概略構成を示す説明図である。図1には、互いに直交するX,Y,Z方向を示す矢印が示されている。X方向及びY方向は、水平面に平行な方向であり、Z方向は、鉛直上向きに沿った方向である。X,Y,Z方向を示す矢印は、他の図においても、図示の方向が図1と対応するように適宜、図示してある。以下の説明において、方向の向きを特定する場合には、各図において矢印が指し示す方向を「+」、その反対の方向を「-」として、方向表記に正負の符合を併用する。以下では、+Z方向のことを「上」、-Z方向のことを「下」ともいう。
【0008】
三次元造形システム10は、三次元造形装置100と情報処理装置400とを備えている。本実施形態の三次元造形装置100は、材料押出方式によって造形物を造形する装置である。三次元造形装置100は、三次元造形装置100の各部を制御するための制御部300を備えている。制御部300と情報処理装置400とは、相互に通信可能に接続されている。
【0009】
三次元造形装置100は、造形材料を生成して吐出するヘッド部110と、造形物の基台となる造形用のステージ210と、造形材料の吐出位置を制御する移動機構230とを備える。
【0010】
ヘッド部110は、制御部300の制御下において、固体状態の材料を可塑化させた造形材料をステージ210上に吐出する。ヘッド部110は、造形材料に転化される前の原材料の供給源である材料供給部20と、原材料を造形材料へと転化させる可塑化部30と、造形材料を吐出する吐出部60とを備える。
(【0011】以降は省略されています)
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