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公開番号
2025092085
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-19
出願番号
2023207731
出願日
2023-12-08
発明の名称
電子制御装置
出願人
株式会社デンソー
代理人
名古屋国際弁理士法人
主分類
G06F
8/65 20180101AFI20250612BHJP(計算;計数)
要約
【課題】不正な書き換えが行われた更新ソフトウェアに実行が切り換わることを抑制する技術を提供する。
【解決手段】本開示の1つの態様による車載の電子制御装置は、ソフトウェア更新部32と書き換え判定部34と、を備える。ソフトウェア更新部は、記憶装置の使用記憶領域に格納されている使用ソフトウェアの新バージョンである更新ソフトウェアを使用ソフトウェアの実行中に無線通信により取得し、記憶装置の更新記憶領域に取得した更新ソフトウェアを格納する。書き換え判定部は、更新記憶領域に更新ソフトウェアが格納されてから、更新ソフトウェアが使用ソフトウェアとして実行されるまでの間に、更新ソフトウェアに不正な書き換えが行われたか否かを判定する。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
車載の電子制御装置であって、
記憶装置(20)の使用記憶領域(22)に格納されている使用ソフトウェアの新バージョンである更新ソフトウェアを前記使用ソフトウェアの実行中に無線通信により取得し、取得した前記更新ソフトウェアを前記記憶装置の更新記憶領域(24)に格納するように構成されたソフトウェア更新部(32、S406)と、
前記更新記憶領域に前記更新ソフトウェアが格納されてから、前記更新ソフトウェアが前記使用ソフトウェアとして実行されるまでの間に、前記更新ソフトウェアに不正な書き換えが行われたか否かを判定するように構成された書き換え判定部(34、S400、S402)と、
前記更新ソフトウェアに不正な書き換えが行われたと前記書き換え判定部が判定すると、前記使用ソフトウェアから前記更新ソフトウェアへの実行の切り換えを不許可にし、前記更新ソフトウェアに不正な書き換えが行われていないと前記書き換え判定部が判定すると、前記使用記憶領域を次に前記更新ソフトウェアを格納する前記更新記憶領域に設定し、元の前記更新記憶領域を前記使用記憶領域に設定し、前記使用ソフトウェアから前記更新ソフトウェアへの実行の切り換えを許可して前記更新ソフトウェアを前記使用ソフトウェアに設定するように構成されたソフトウェア切り換え部(36、S404、S408)と、
を備える電子制御装置。
続きを表示(約 980 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の電子制御装置であって、
前記ソフトウェア更新部は、前記更新ソフトウェアに不正な書き換えが行われたと前記書き換え判定部が判定すると、前記更新ソフトウェアの前記更新記憶領域への再度の格納を実行するように構成されている、
電子制御装置。
【請求項3】
請求項1に記載の電子制御装置であって、
前記書き換え判定部は、前記更新記憶領域に格納された全ての前記更新ソフトウェアについて、不正な書き換えが行われたか否かを判定するように構成されている、
電子制御装置。
【請求項4】
請求項1に記載の電子制御装置であって、
前記使用ソフトウェアと前記更新ソフトウェアとは、それぞれ、車両を制御する制御ソフトウェアと、前記制御ソフトウェアが正常に機能しているか否かを診断する機能安全ソフトウェアと、を少なくとも備え、
前記書き換え判定部は、前記更新記憶領域に格納された前記更新ソフトウェアのうち、前記機能安全ソフトウェアに不正な書き換えが行われたか否かを判定することにより、前記更新ソフトウェアに不正な書き換えが行われたか否かを判定するように構成されている、
電子制御装置。
【請求項5】
請求項4に記載の電子制御装置であって、
前記書き換え判定部は、前記使用記憶領域に格納されている前記機能安全ソフトウェアと、前記更新記憶領域に格納されている前記機能安全ソフトウェアとが異なるか否かに基づいて、前記更新ソフトウェアに不正な書き換えが行われたか否かを判定するように構成されている、
電子制御装置。
【請求項6】
請求項5に記載の電子制御装置であって、
前記機能安全ソフトウェアに不正な書き換えが行われた場合、前記ソフトウェア更新部は、前記使用記憶領域に格納されている前記機能安全ソフトウェアを前記更新記憶領域にコピーするように構成されている、
電子制御装置。
【請求項7】
請求項4に記載の電子制御装置であって、
前記使用ソフトウェアと前記更新ソフトウェアとにおいて、前記機能安全ソフトウェアの格納開始アドレスは可変であるように構成されている、
電子制御装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、無線通信でソフトウェアを更新する技術に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)
【背景技術】
【0002】
無線通信でソフトウェアを更新する技術が知られている。例えば、下記特許文献1には、サーバから無線通信で取得した新バージョンのソフトウェアを車載の電子制御装置にインストールして、ソフトウェアを更新する技術が記載されている。
【0003】
特許文献1に記載の技術では、新バージョンのソフトウェアの更新が正常に完了しない場合、あるいは新バージョンのソフトウェアへの実行の切り換えが正常に完了しない場合、ソフトウェアを更新前の状態に戻す。これに対し、新バージョンのソフトウェアの更新が正常に完了し、新バージョンのソフトウェアへの実行の切り換えが正常に完了すると、新バージョンのソフトウェアが実行される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2020-132026号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1には、新バージョンのソフトウェアが正常に更新されてから、新バージョンのソフトウェアの実行が開始されるまでの間に、新バージョンのソフトウェアに不正な書き換えが行われることについては記載されていない。
【0006】
発明者の詳細な検討の結果、新バージョンのソフトウェアが正常に更新されても、不正な書き換えが新バージョンのソフトウェアに対して行われると、不正な書き換えが行われた新バージョンのソフトウェアが実行されるという課題が見出された。
【0007】
本開示の1つの局面は、不正な書き換えが行われた更新ソフトウェアに実行が切り換わることを抑制する技術を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本開示の1つの態様による車載の電子制御装置は、ソフトウェア更新部(32、S406)と、書き換え判定部(34、S400、S402)と、ソフトウェア切り換え部(36、S404、S408)と、を備える。
【0009】
ソフトウェア更新部は、記憶装置(20)の使用記憶領域(22)に格納されている使用ソフトウェアの新バージョンである更新ソフトウェアを使用ソフトウェアの実行中に無線通信により取得し、取得した更新ソフトウェアを記憶装置の更新記憶領域(24)に格納する。
【0010】
書き換え判定部は、更新記憶領域に更新ソフトウェアが格納されてから、更新ソフトウェアが使用ソフトウェアとして実行されるまでの間に、更新ソフトウェアに不正な書き換えが行われたか否かを判定する。
(【0011】以降は省略されています)
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