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公開番号2025093052
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-23
出願番号2023208535
出願日2023-12-11
発明の名称接合樹脂及びその製造方法
出願人株式会社精工技研
代理人個人
主分類B29C 65/58 20060101AFI20250616BHJP(プラスチックの加工;可塑状態の物質の加工一般)
要約【課題】複数枚の基板同士を正確、容易かつ強固に組み合わせることができる接合樹脂及びその製造方法を提供する。
【解決手段】
本発明の一観点に係る接合樹脂1は、第一樹脂板2と、第二樹脂板3と、を有し、第一樹脂板は、第二樹脂板と重ねて一体に接合するための第一接合面21を有し、第二樹脂板は、第一樹脂板と重ねて一体に接合するための第二接合面31を有し、第一樹脂板及び第二樹脂板の少なくとも一方には外周部22及び突起4が形成され、突起により、第一樹脂板と第二樹脂板とが位置決めされていることを特徴とする。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
第一樹脂板と、第二樹脂板と、を有し、
前記第一樹脂板は、前記第二樹脂板と重ねて一体に接合するための第一接合面を有し、
前記第二樹脂板は、前記第一樹脂板と重ねて一体に接合するための第二接合面を有し、
前記第一樹脂板及び前記第二樹脂板の少なくとも一方には外周部及び突起が形成され、
前記突起により、前記第一樹脂板と前記第二樹脂板とが位置決めされていることを特徴とする接合樹脂。
続きを表示(約 550 文字)【請求項2】
前記突起に係合するように前記第一樹脂板及び前記第二樹脂板の少なくとも一方が配置されている請求項1記載の接合樹脂。
【請求項3】
前記突起が複数設けられている請求項1記載の接合樹脂。
【請求項4】
複数の前記突起の少なくともいずれかの高さが、前記第一樹脂板又は第二樹脂板における最大の高さとなる請求項3記載の接合樹脂。
【請求項5】
前記突起には、少なくとも一箇所にテーパーが付されている請求項1記載の接合樹脂。
【請求項6】
前記突起は、境界線の延長線が閉じた形状を形成するよう少なくとも3以上設けられている請求項3記載の接合樹脂。
【請求項7】
第一樹脂板と、第二樹脂板と、接合する接合樹脂の製造方法であって、
前記第一樹脂板は、前記第二樹脂板と重ねて一体に接合するための第一接合面を有し、
前記第二樹脂板は、前記第一樹脂板と重ねて一体に接合するための第二接合面を有し、
前記第一樹脂板及び前記第二樹脂板の少なくとも一方には外周部及び突起が形成され、
前記突起により、前記第一樹脂板と前記第二樹脂板とが位置決めされている、ことを特徴とする接合樹脂の製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、接合樹脂及びその製造方法に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
2枚以上の基板を接合することで製造される接合樹脂は、様々な分野に用いられており、例えば、医学における分析、化合物の合成、環境計測等の分野に用いられるマイクロ流路チップ等はその代表的な例といえる。
【0003】
マイクロ流路チップとは、少なくとも一方に微細なマイクロ流路溝が形成された2枚の基板同士を接合することで、この流路溝に試薬等を流すことのできる流路とし、この流路に試薬や検体を注入し、この試薬等に対し分離、分析、又は検出を行うことで必要な情報を得ることができるものである。
【0004】
このマイクロ流路チップの公知技術として、例えば下記特許文献1に、基板同士を強固に接合しようとする技術が開示されている。当該技術では、一方の基板にピンを、他方の基板にこのピンを貫通させる貫通孔が形成されており、貫通孔にピンを貫通させることで基板同士を強固に接合しようとしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2008-224431号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、上記特許文献1に記載の技術のように、ピンと貫通孔のように凹凸を組み合わせる場合、その設計の精度が高くなければならないといった課題がある。例えば、基板に樹脂を用いる(樹脂基板の)場合、その樹脂基板の成形は金型等の型を用いて行うことが一般的であるが、この成形の離型時において生じる樹脂基板に対する変形は無視できず、接合の精度において課題が残ってしまう。
【0007】
また、2枚の樹脂を接合する場合において、その外周部に力が加わると剥がれやすくなってしまうといった課題がある。
【0008】
そこで、本発明は、上記課題に鑑み、複数枚の基板同士を正確、容易かつ強固に組み合わせることができる接合樹脂及びその製造方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記課題を解決する本発明の一観点に係る接合樹脂は、第一樹脂板と、第二樹脂板と、を有し、第一樹脂板は、第二樹脂板と重ねて一体に接合するための第一接合面を有し、第二樹脂板は、第一樹脂板と重ねて一体に接合するための第二接合面を有し、第一樹脂板及び第二樹脂板の少なくとも一方には外周部及び突起が形成され、突起により、第一樹脂板と第二樹脂板とが位置決めされていることを特徴とするものである。
【0010】
また、本観点において、限定されるわけではないが、突起に係合するように第一樹脂板及び第二樹脂板の少なくとも一方が配置されていることが好ましい。
(【0011】以降は省略されています)

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