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公開番号2025093081
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-23
出願番号2023208586
出願日2023-12-11
発明の名称キャリーカート
出願人豊田鉄工株式会社
代理人個人
主分類B62B 3/00 20060101AFI20250616BHJP(鉄道以外の路面車両)
要約【課題】小さな駆動力で駆動輪を回転させることで段差を乗り越える。
【解決手段】キャリーカートCCは、車軸31,41,51を中心とした回転により路面10を転動する車輪と、車輪の路面10に対する接地箇所よりも上方に配置され、かつ被搬送物が載せられるカート本体部20とを備える。車輪は、モータにより回転駆動される駆動輪30と、駆動輪30の前後に配置された、前従動輪40及び後従動輪50とを備える。駆動輪30は、剛体により構成された介在部材(取り付け部材32、支持部材33等)を介してカート本体部20に取り付けられる。前従動輪40及び後従動輪50は、それぞれ弾性体を介してカート本体部20に取り付けられる。弾性体として、弾性を有するゴムブッシュ43が用いられる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
車軸を中心として回転することにより路面を転動する車輪と、前記車輪の前記路面に対する接地箇所よりも上方に配置され、かつ被搬送物が載せられるカート本体部と、を備え、前記車輪が、動力源により回転駆動される駆動輪と、前記駆動輪よりも前方に配置された前従動輪と、前記駆動輪よりも後方に配置された後従動輪と、を備え、前記車輪の前記転動により走行するキャリーカートであって、
前記駆動輪は、介在部材を介して前記カート本体部に取り付けられ、
前記前従動輪及び前記後従動輪は、それぞれ弾性体を介して前記カート本体部に取り付けられている、キャリーカート。
続きを表示(約 260 文字)【請求項2】
前記介在部材は、剛体により構成されている、請求項1に記載のキャリーカート。
【請求項3】
前記前従動輪及び前記後従動輪の各車軸は、支持部材により回転可能に支持され、
前記弾性体はゴムブッシュを備え、
前記ゴムブッシュは、前記カート本体部に取り付けられる第1被着部と、前記支持部材に取り付けられる第2被着部と、ゴムにより弾性変形可能に形成され、かつ前記第1被着部及び前記第2被着部を連結する弾性連結部とを備えている、請求項1又は請求項2に記載のキャリーカート。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車軸を中心として回転することにより路面を転動する車輪と、荷物等の被搬送物が載せられるカート本体部と、を備え、車輪の上記転動により走行するキャリーカートに関する。
続きを表示(約 2,800 文字)【背景技術】
【0002】
キャリーカートは、車軸を中心として回転することにより路面を転動する車輪と、荷物等の被搬送物が載せられるカート本体部と、を備える。上記キャリーカートの一形態として、車輪が、モータ等の動力源により回転駆動される駆動輪と、前後方向における上記駆動輪の少なくとも前方に配置された従動輪とを備えるものがある(例えば、特許文献1参照)。このキャリーカートでは、駆動輪が動力源によって回転駆動されると、その駆動輪には、キャリーカートを走行させるための推進力が発生する。この推進力の一部は、カート本体部を介して従動輪に伝達される。従動輪が駆動輪に連動して回転することにより、路面を転動する。カート本体部に被搬送物が載せられたキャリーカートは、駆動輪及び従動輪の上記転動により走行(自走)する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2006-76468号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、キャリーカートの前方への走行中に、駆動輪の前方の従動輪が凸の段差に接触した場合、その段差は、走行の妨げとなる。キャリーカートには、段差との接触後も前方へ走行し続けることが要求される。そして、小さな駆動力で駆動輪を回転させることにより、全ての車輪、特に駆動輪の前方の従動輪に段差を乗り越えさせることのできるキャリーカートが要望されている。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決するためのキャリーカートは、車軸を中心として回転することにより路面を転動する車輪と、前記車輪の前記路面に対する接地箇所よりも上方に配置され、かつ被搬送物が載せられるカート本体部と、を備え、前記車輪が、動力源により回転駆動される駆動輪と、前記駆動輪よりも前方に配置された前従動輪と、前記駆動輪よりも後方に配置された後従動輪と、を備え、前記車輪の前記転動により走行するキャリーカートであって、前記駆動輪は、介在部材を介して前記カート本体部に取り付けられ、前記前従動輪及び前記後従動輪は、それぞれ弾性体を介して前記カート本体部に取り付けられている。
【図面の簡単な説明】
【0006】
図1は、キャリーカートの第1実施形態を示す図であり、前従動輪が段差に接触する前のキャリーカートの概略側面図である。
図2は、第1実施形態において、駆動輪のカート本体部に対する取り付け構造を示す部分断面図である。
図3は、第1実施形態において、前従動輪及び後従動輪のそれぞれのカート本体部に対する取り付け構造を示す部分断面図である。
図4は、第1実施形態において、前従動輪が段差の後側の角部に接触したキャリーカートの概略側面図である。
図5は、第1実施形態において、前従動輪が段差を乗り越える途中のキャリーカートの概略側面図である。
図6は、第1実施形態において、前従動輪が段差を乗り越えるときのキャリーカートの概略側面図である。
図7は、第1実施形態において、駆動輪が段差の後側の角部に接触したキャリーカートの概略側面図である。
図8は、第1実施形態において、駆動輪が段差の角部を乗り越える途中のキャリーカートの概略側面図である。
図9は、第1実施形態において、駆動輪が段差の角部を乗り越えるときのキャリーカートの概略側面図である。
図10は、第1実施形態において、後従動輪が段差の後側の角部に接触したキャリーカートの概略側面図である。
図11は、第1実施形態において、後従動輪が段差を乗り越える途中のキャリーカートの概略側面図である。
図12は、第1実施形態において、後従動輪が他の車輪とともに段差の頂面を転動するキャリーカートの概略側面図である。
図13は、弾性体としてコイルばねを用いた第2実施形態を示す図であり、図1に対応するキャリーカートの概略側面図である。
図14は、弾性体として板ばねを用いた第3実施形態を示す図であり、図1に対応するキャリーカートの概略側面図である。
図15は、図14における支持部材及び板ばねの斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0007】
(第1実施形態)
以下、キャリーカートの第1実施形態について、図1~図12を参照して説明する。
図1に示すように、キャリーカートCCは、車軸を中心として回転することにより路面10を転動する複数の車輪と、荷物等の被搬送物(図示略)が載せられるカート本体部20とを備えている。第1実施形態では、5つの車輪が用いられている。車輪は、単一の駆動輪30と、一対の前従動輪40と、一対の後従動輪50とを備えている。キャリーカートCCは、各車輪の上記転動により、図1の右から左へ向けて走行するものとする。この点は、図4~図12についても、また、第2実施形態を説明する図13についても、さらには、第3実施形態を説明する図14についても同様である。なお、図1、及び図4~図14では、一対の前従動輪40のうち片方のみが図示され、一対の後従動輪50のうち、片方のみが図示されている。
【0008】
また、以下の記載においては、キャリーカートCCの前進方向を前方とし、後進方向を後方として説明する。また、上下方向はキャリーカートCCの上下方向を意味し、左右方向は、上記前進方向及び上下方向の両方向に対し直交する方向である。左右方向は、キャリーカートCCの幅方向であって、同キャリーカートCCの前進時の左右方向と一致するものとする。
【0009】
<路面10>
キャリーカートCCが走行される路面10は、凸の段差12を有している。ここで、路面10について、凸の段差12と、段差12とは異なる箇所とを区別するために、後者を一般路面11というものとする。また、段差12の上面を頂面13といい、段差12の後上側の角部を後側の角部14というものとする。説明の簡略化のために、ここでは、一般路面11及び頂面13が、いずれも水平面によって構成されているものとする。
【0010】
頂面13は、例えば、歩道の上面により構成される。一般路面11は、例えば、車道の上面により構成される。
段差12の上下方向の寸法(高さ)、すなわち、一般路面11と頂面13との高低差は、30mm以下であり、第1実施形態では20mm程度を想定している。
(【0011】以降は省略されています)

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