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公開番号
2025088934
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-12
出願番号
2023203779
出願日
2023-12-01
発明の名称
車両用操作ペダル
出願人
豊田鉄工株式会社
代理人
弁理士法人岡田国際特許事務所
主分類
G05G
1/30 20080401AFI20250605BHJP(制御;調整)
要約
【課題】ペダルアームの強度向上と共に軽量化・コスト低減を図ることができる車両用操作ペダルを提供する。
【解決手段】
車両用操作ペダル2は、車体の支持ブラケット12に支持軸13を介して回動可能に支持される。ペダルアーム3は、上下方向に延びる長尺形状を有し、長手方向と交差する方向にコの字断面形状を呈する。ペダルアーム3の下端には、ペダルシート4を備える。ペダルアーム3のコの字断面形状を成す左右両側において、一対の側壁7a,7bが長手方向に延在する。ペダルアーム3は、一対の側壁7a,7bの上端側に形成され、支持軸13が挿入されるボス孔8と、一対の側壁7a,7bのボス孔8より下方に形成され、ペダルアーム3の回動が伝達される伝達機構14に連結するための伝達軸18が挿入される貫通孔9と、ペダルアーム3の一対の側壁7a,7b間を通る幅方向中心線Y2がボス孔8と貫通孔9の間で屈曲した屈曲部10とを有する。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
車体の支持ブラケットに支持軸を介して回動可能に支持される、車両用操作ペダルであって、
上下方向に延びる長尺形状を有し、長手方向と交差する方向の断面形状がコの字形状を呈するペダルアームと、
前記ペダルアームの下端に取付けられたペダルシートを備え、
前記ペダルアームは、
前記ペダルアームの前記コの字形状を成す左右両側において長手方向に延在する一対の側壁と、
前記一対の側壁のそれぞれにおいて上端側に形成され、前記支持軸が挿入されるボス孔と、
前記一対の側壁のそれぞれにおいて前記ボス孔より下方に形成され、前記ペダルアームの回動が伝達される伝達機構に連結するための伝達軸が挿入される貫通孔と、
前記ペダルアームの前記一対の側壁の間を通る幅方向中心線が前記ボス孔と前記貫通孔の間で幅方向に屈曲した屈曲部と、
を有する、車両用操作ペダル。
続きを表示(約 420 文字)
【請求項2】
請求項1に記載された車両用操作ペダルであって、
前記ペダルアームは、前記幅方向中心線が前記屈曲部から前記ペダルシートの中心まで直線で接続されている、車両用操作ペダル。
【請求項3】
請求項1又は2に記載された車両用操作ペダルであって、
前記ペダルアームは、視線が回動方向と一致する正面視において前記屈曲部から前記ペダルシートにかけて扇状に拡幅している、車両用操作ペダル。
【請求項4】
請求項3に記載された車両用操作ペダルであって、
前記ペダルアームの前記一対の側壁は、前記ペダルアームが前記屈曲部で屈曲した方向側に位置する一方の側壁が、他方の側壁より大きい壁面を有する、車両用操作ペダル。
【請求項5】
請求項4に記載された車両用操作ペダルであって、
当該車両用操作ペダルは、車両用ブレーキペダル装置に装備される、車両用操作ペダル。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両用操作ペダルに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、自動車等車両には、ブレーキやアクセル等の各種のペダル装置が装備される。その一つとして、足の踏み込みにより操作されるブレーキペダル装置がある。ブレーキペダル装置は、車両の運転席の前部の下部に配設され、車体の支持ブラケットに取り付けられて装備される。ブレーキペダル装置は、車両に固設される支持ブラケットに支持軸心まわりに回動可能に配設されるペダルアームと、そのペダルアームの下端部に、運転者によって踏み込み操作されるペダルシートを備えている。
【0003】
ペダルアームは、種々の態様で構成されるが、軽量化のために中空構造とした例が知られている。例えば、特許文献1には、コの字断面形状を有する中空構造のペダルアームが開示されている。また、ペダルアームは、ペダルシートを踏み込み操作に適した位置に配置するために、必要に応じてペダルアームの下端部が変位するように構成される。例えば、特許文献2には、車両幅方向に分割された一対の半割体で構成された中空構造のペダルアームが開示されている。このペダルアームは、下端部が右方向に変位(オフセット)するように、中間部位が屈曲した形状になっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2013-69031号公報
特許第5002083号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、特許文献1に記載のような中空構造のペダルアームは、軽量化を図ることができる一方で、中間部位を屈曲させた構成とした場合、ペダルシートを踏み込むときに屈曲した部位のねじり変形が発生し易く、ねじり剛性が低下する傾向にある。そこで、ねじり剛性を確保するために、例えばペダルアームの中間にフランジ曲げにより部分的に閉じ断面を形成することが考えられる。しかしながら、その閉じ部のフランジ根本端部に応力が集中して、疲労強度の確保が困難になる。また、疲労強度を改善するために、板厚の増加や引っ張りの強度が強いハイテン材を用いることも考えられるが、質量の増加やコストの増加につながる。
【0006】
本発明は、このような点に鑑みて創案されたものであり、本発明が解決しようとする課題は、ペダルアームの強度向上と共に軽量化・コスト低減を図ることができる車両用操作ペダルを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するため、本発明に係る車両用操作ペダルは、次の手段をとる。
【0008】
本発明の第1の発明は、車体の支持ブラケットに支持軸を介して回動可能に支持される、車両用操作ペダルであって、上下方向に延びる長尺形状を有し、長手方向と交差する方向の断面形状がコの字形状を呈するペダルアームと、前記ペダルアームの下端に取付けられたペダルシートを備え、前記ペダルアームは、前記ペダルアームの前記コの字形状を成す左右両側において長手方向に延在する一対の側壁と、前記一対の側壁のそれぞれにおいて上端側に形成され、前記支持軸が挿入されるボス孔と、前記一対の側壁のそれぞれにおいて前記ボス孔より下方に形成され、前記ペダルアームの回動が伝達される伝達機構に連結するための伝達軸が挿入される貫通孔と、前記ペダルアームの前記一対の側壁の間を通る幅方向中心線が前記ボス孔と前記貫通孔の間で幅方向に屈曲した屈曲部とを有する。
【0009】
本発明の第2の発明は、第1の発明の車両用操作ペダルであって、前記ペダルアームは、前記幅方向中心線が前記屈曲部から前記ペダルシートの中心まで直線で接続されている。
【0010】
本発明の第3の発明は、第1の発明又は第2の発明の車両用操作ペダルであって、前記ペダルアームは、視線が回動方向と一致する正面視において前記屈曲部から前記ペダルシートにかけて扇状に拡幅している。
(【0011】以降は省略されています)
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