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公開番号
2025093221
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-23
出願番号
2023208831
出願日
2023-12-11
発明の名称
制御回路及び車両
出願人
カワサキモータース株式会社
代理人
弁理士法人有古特許事務所
主分類
F02D
29/02 20060101AFI20250616BHJP(燃焼機関;熱ガスまたは燃焼生成物を利用する機関設備)
要約
【課題】内燃機関の停止機会を拡大する。
【解決手段】内燃機関を停止制御する車両の制御回路は、予め定める車両状態を示す情報に基づいて、予め定める停止条件が満足されると判定すると、前記内燃機関を停止させることと、前記車両状態を示す情報に基づいて、前記停止条件が満足されると判定しても、前記内燃機関の始動時に発熱する発熱部品の保護条件が満足されると判定すると、前記内燃機関の停止を阻止することと、前記車両の走行速度が予め定める速度閾値に達すると判定すると、前記速度閾値に達する前に比べて前記保護条件が満足され難くなるように前記保護条件を変更することと、を実行する。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
内燃機関を停止制御する車両の制御回路であって、
予め定める車両状態を示す情報に基づいて、予め定める停止条件が満足されると判定すると、前記内燃機関を停止させることと、
前記車両状態を示す情報に基づいて、前記停止条件が満足されると判定しても、前記内燃機関の始動時に発熱する発熱部品の保護条件が満足されると判定すると、前記内燃機関の停止を阻止することと、
前記車両の走行速度が増加して予め定める速度閾値に達すると判定すると、前記速度閾値に達する前に比べて前記保護条件が満足され難くなるように前記保護条件を変更することと、を実行する制御回路。
続きを表示(約 1,700 文字)
【請求項2】
前記保護条件は、前記内燃機関の始動履歴に関連付けられた条件であり、
前記制御回路は、前記内燃機関が実際に行った始動動作の始動履歴に基づき、前記保護条件が満足されるか否かを判定する
請求項1に記載の制御回路。
【請求項3】
前記車両の走行速度が前記速度閾値以上になると、前記保護条件を解除することで、前記保護条件の達成を阻止する
請求項1に記載の制御回路。
【請求項4】
前記始動履歴は、前記制御回路への電力供給状態が維持されている間での前記内燃機関の始動動作の回数をカウントすることで得られるカウント数を含み、
前記保護条件は、前記カウント数が第1閾値以上であるとの条件を含み、
前記制御回路は、前記車両の走行速度が前記速度閾値以上になると、前記第1閾値の増大に相当する前記保護条件の変更を行う
請求項2に記載の制御回路。
【請求項5】
外気温が低くなる程、前記保護条件が満足され難くなるように前記保護条件を変更する、又は、外気温が低くなる程前記速度閾値を低くするように前記保護条件を変更する
請求項1に記載の制御回路。
【請求項6】
前記始動履歴は、前記内燃機関の始動動作間の時間間隔、前記内燃機関の始動動作間の前記車両の走行速度、前記内燃機関の始動動作に費やした時間、前記内燃機関の始動に必要な負荷、及び、単位時間当たりの前記内燃機関の始動動作の回数の1つ以上を要素として含み、
前記制御回路は、前記内燃機関が実際に行った始動動作の始動履歴における前記要素の1つ以上に基づき、前記保護条件が満足され易くなる又は前記保護条件が満足され難くなるように前記保護条件を変更する
請求項2に記載の制御回路。
【請求項7】
走行駆動源である内燃機関と、
前記内燃機関を始動させる始動用電装部品と、
走行風と直接又は間接的に熱交換して前記始動用電装部品を冷却する冷却熱交換構造と、
車両状態を検出するセンサと、
前記内燃機関を停止制御する車両の制御回路と、
前記制御回路から与えられる指令に応じて前記内燃機関を制御するアクチュエータとを備え、
前記制御回路は、
前記センサから取得した予め定める車両状態を示す情報に基づいて、予め定める停止条件が満足されると判定すると、前記アクチュエータを制御して前記内燃機関を停止させることと、
前記車両状態を示す情報に基づいて、前記停止条件が満足されると判定しても、前記内燃機関の始動時に発熱する前記始動用電装部品の保護条件が満足されると判定すると、前記内燃機関の停止を阻止することと、
前記センサから取得した情報に基づいて前記車両の走行速度が予め定める速度閾値に達すると判定すると、前記速度閾値に達する前に比べて前記保護条件が満足され難くなるように前記保護条件を変更することとを、実行する
車両。
【請求項8】
人が跨って着座するシートを備え、
前記車両は鞍乗型車両である
請求項7に記載の車両。
【請求項9】
前記始動用電装部品は、前記内燃機関を始動させるスタータの機能と、前記内燃機関の駆動力によって発電するジェネレータの機能とを含む構造を有する
請求項7に記載の車両。
【請求項10】
前記車両を走行させる車輪と、
走行駆動源である回転電機と、
前記内燃機関及び前記回転電機の駆動力が伝達されるように前記内燃機関及び前記回転電機に接続され、且つ前記内燃機関及び前記回転電機から付与される駆動力を前記車輪に伝達する駆動構造とをさらに備え、
前記制御回路は、前記回転電機の動作を制御し、1つ以上の制御モードで制御を実行し、
前記1つ以上の制御モードは、前記車両の走行中に、前記アクチュエータを制御して前記内燃機関を停止させることと、前記アクチュエータを制御して停止状態の前記内燃機関を始動させることとのいずれか又は両方を実行する制御モードを含む
請求項7に記載の車両。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、アイドリングストップに関する制御回路及び車両に関する。
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【背景技術】
【0002】
特許文献1は、自動始動の回数が規定回数以上の際には、エンジン自動停止制御をキャンセルする技術を開示する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2000-18060号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1では、自動始動の回数が規定回数を超えるとエンジン自動停止制御を実行することができず、停止機会が制限されてしまう。
【0005】
そこで本開示の一態様は、内燃機関の停止機会の拡大を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一態様に係る制御回路は、内燃機関を停止制御する車両の制御回路であって、予め定める車両状態を示す情報に基づいて、予め定める停止条件が満足されると判定すると、前記内燃機関を停止させることと、前記車両状態を示す情報に基づいて、前記停止条件が満足されると判定しても、前記内燃機関の始動時に発熱する発熱部品の保護条件が満足されると判定すると、前記内燃機関の停止を阻止することと、前記車両の走行速度が増加して予め定める速度閾値に達すると判定すると、前記速度閾値に達する前に比べて前記保護条件が満足され難くなるように前記保護条件を変更することと、を実行する。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1は、例示的な実施の形態に係る車両の構成の一例を示す側面図である。
図2は、図1の自動二輪車の動力系統の一例を示す模式図である。
図3は、図1のスタータモータ及びその周辺の構成の一例を示す側面図である。
図4は、実施の形態に係るECUが内燃機関を停止及び始動する動作の一例を示すフローチャートである。
図5は、自動二輪車の走行速度の時間的変化と、停止操作の時間的変化と、内燃機関の動作状態の時間的変化と、内燃機関の始動動作のカウント数の時間的変化と、内燃機関の停止の許可状態の時間的変化との関係の一例を示す図である。
図6は、変形例1に係るECUが内燃機関を停止及び始動する動作の一例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下において、本開示の例示的な実施の形態を、図面を参照しつつ説明する。以下で説明する実施の形態は、いずれも包括的又は具体的な例を示すものである。以下の実施の形態における構成要素のうち、最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。添付の図面における各図は、模式的な図であり、必ずしも厳密に図示されたものでない。各図において、実質的に同一の構成要素に対しては同一の符号を付しており、重複する説明は省略又は簡略化される場合がある。
【0009】
図1を参照しつつ、例示的な実施の形態に係る車両1を説明する。図1は、例示的な実施の形態に係る車両1の構成の一例を示す側面図である。限定されないが、本実施の形態では、車両1は、1人以上の人を載せて移動することができる移動体である。車両1は、搭乗している人によって操縦されてもよく、車両1の外部から遠隔操縦されてもよい。車両1は、内燃機関を備えるものであればよい。車両1の例は、自動車及び自動二輪車を含み得る。例えば、自動車は、自動車を移動する3つ以上の車輪を含み得る。自動二輪車は、自動二輪車を移動する3つ以下の車輪を含み得る。
【0010】
以下において、車両1として、自動二輪車を例示して説明する。このため、「車両1」は、「自動二輪車1」と称される場合がある。自動二輪車1は、人が跨って搭乗する鞍乗型車両でもある。
(【0011】以降は省略されています)
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