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公開番号2025093308
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-23
出願番号2024214178
出願日2024-12-09
発明の名称狭額縁ドア用360度回転可能なカム油圧ドアクローザー
出願人松之門控設備股分有限公司
代理人個人
主分類E05F 3/10 20060101AFI20250616BHJP(錠;鍵;窓または戸の付属品;金庫)
要約【課題】狭額縁ドア用360度回転可能なカム油圧式ドアクローザーを提供する。
【解決手段】カムシャフトは、360度回転可能にドアクローザーハウジング100の中に支持されており、双方向ピストン300に回転可能に設置されている減衰ローラー310と、偏心カム210の外周面に設置されている左側閉合弧状溝および右側閉合弧状溝との相互作用により、ドアが0度、180度、360度まで回転された場合閉じた状態を維持することを実現する。このとき、減衰ローラー310は、左側閉合弧状溝または右側閉合弧状溝に嵌め込まれ、偏心カム210と相対的に固定されることによりドアの開閉角度に対して位置決めの効果を達成し最終的にドアを止める。同時に、カムシャフトは、ドアクローザーハウジング100の中で回転する過程において、減衰ローラー310が偏心カム210に対する減衰作用を受け、ドア開閉時の瞬間速度が低減され、十分な緩衝が行われる。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
狭額縁ドア用360度回転可能なカム油圧ドアクローザーであって、
ドアクローザーハウジング、カムシャフト、双方向ピストン、および駆動ばねを備え、
前記ドアクローザーハウジングの内部には、その軸線方向に沿って内腔体が形成されており、
前記カムシャフトは、軸方向が前記ドアクローザーハウジングの展延方向と垂直であり、360度回転可能に前記ドアクローザーハウジングの中に支持されており、中央に同期して回転可能である偏心カムが設置されており、
前記双方向ピストンは、前記内腔体の中に摺動可能に設けられており、前記偏心カムの右側に位置し、前記偏心カムに近い側に減衰ローラーが回転可能に設けられており、
前記駆動ばねは、前記内腔体の中に収容されており、前記双方向ピストンおよび前記ドアクローザーハウジングにそれぞれ当接し、前記減衰ローラーが前記偏心カムの外周面に常に柔軟に当接するように付勢し、
前記偏心カムの外周面には、時計回り方向に沿って順次に、左側閉合弧状溝、上側減衰凸部、右側閉合弧状溝、および下側減衰凸部が設置されており、前記左側閉合弧状溝および前記右側閉合弧状溝は同一の水平線上に位置し、前記上側減衰凸部および前記下側減衰凸部は同一の垂直線上に位置する
ことを特徴とする狭額縁ドア用360度回転可能なカム油圧ドアクローザー。
続きを表示(約 2,100 文字)【請求項2】
請求項1記載の狭額縁ドア用360度回転可能なカム油圧ドアクローザーであって、
前記双方向ピストンは、前記偏心カムに近い側に、固定ピンが設けられており、
前記減衰ローラーは、回転可能に前記固定ピンに取り付けられている
ことを特徴とする狭額縁ドア用360度回転可能なカム油圧ドアクローザー。
【請求項3】
請求項1記載の狭額縁ドア用360度回転可能なカム油圧ドアクローザーであって、
前記駆動ばねは、内側ばねおよび外側ばねを備え、前記外側ばねは前記内側ばねの外側に被せられており、前記外側ばねおよび前記内側ばねの一端は同時に前記ドアクローザーハウジングに当接し、前記外側ばねおよび前記内側ばねの他端は同時に前記双方向ピストンに当接する
ことを特徴とする狭額縁ドア用360度回転可能なカム油圧ドアクローザー。
【請求項4】
請求項1記載の狭額縁ドア用360度回転可能なカム油圧ドアクローザーであって、
前記ドアクローザーハウジングは、前記カムシャフトの下側端部に対応する位置に第1の軸受筒が設置されており、前記カムシャフトの上側端部に対応する位置に位置制限取付座が設置されており、前記位置制限取付座に第2の軸受筒が設置されており、前記第1の軸受筒および前記第2の軸受筒の中点が同一の軸線上に位置し、前記第1の軸受筒および前記第2の軸受筒の中に前記カムシャフトが貫通して設けられている
ことを特徴とする狭額縁ドア用360度回転可能なカム油圧ドアクローザー。
【請求項5】
請求項4記載の狭額縁ドア用360度回転可能なカム油圧ドアクローザーであって、
前記位置制限取付座の外側端面と前記ドアクローザーハウジングの間に外周シールリングが設置されており、前記位置制限取付座の内側端面と前記カムシャフトの間に内周シールリングが設置されている
ことを特徴とする狭額縁ドア用360度回転可能なカム油圧ドアクローザー。
【請求項6】
請求項1記載の狭額縁ドア用360度回転可能なカム油圧ドアクローザーであって、
前記ドアクローザーハウジングは、ハウジング本体、および密封端部蓋を備え、
前記ハウジング本体は、内部が中空であり、両側が開口されており、前記カムシャフトが前記ハウジング本体に回転可能に接続されており、
前記密封端部蓋は、二つであり、それぞれ前記ハウジング本体の両側の開口に設置されており、互いに囲み合わさることにより前記内腔体を形成し、前記密封端部蓋の外側端面と前記ハウジング本体の間に端部蓋シールリングが設置されている
ことを特徴とする狭額縁ドア用360度回転可能なカム油圧ドアクローザー。
【請求項7】
請求項1記載の狭額縁ドア用360度回転可能なカム油圧ドアクローザーであって、
前記内腔体の中に摺動可能に設置されており、前記偏心カムの左側に位置する自動補償バルブアセンブリをさらに備え、
前記内腔体は、前記自動補償バルブアセンブリおよび前記双方向ピストンに仕切られ、前記自動補償バルブアセンブリの左側に位置する第1の油路、前記双方向ピストンの右側に位置する第2の油路、および前記自動補償バルブアセンブリと前記双方向ピストンの間に位置する第3の油路が形成され、前記第1の油路、前記第2の油路、および前記第3の油路の中にいずれも作動油が充填されており、前記第2の油路および前記第3の油路の中の作動油が前記双方向ピストンを介して連通されており、
前記自動補償バルブアセンブリは、前記第1の油路の中の圧力が所定閾値を超えた場合、前記自動補償バルブアセンブリが前記第1の油路と前記第3の油路との間の作動油の流れを許可するよう構成されている
ことを特徴とする狭額縁ドア用360度回転可能なカム油圧ドアクローザー。
【請求項8】
請求項7記載の狭額縁ドア用360度回転可能なカム油圧ドアクローザーであって、
前記自動補償バルブアセンブリは、バルブピストン、バルブ本体、バルブコア部材、およびコアスプリングを備え、
前記バルブピストンは、前記内腔体の中に摺動可能に設けられており、
前記バルブ本体は、前記バルブピストンの中に取付けられており、前記第1の油路および前記第3の油路とそれぞれ連通するバルブ流路が貫設されており、
前記バルブコア部材は、前記バルブ流路の中に移動可能に設けられており、前記バルブ流路の解放または遮断を実現するのに用いられ、
前記コアスプリングは、前記バルブ流路の中に収容されており、一端が前記バルブ本体に接続されており、他端が前記バルブコア部材に接続されており、前記バルブコア部材が前記バルブ流路を遮断するように付勢する
ことを特徴とする狭額縁ドア用360度回転可能なカム油圧ドアクローザー。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ドアクローザーの技術分野に関し、特に狭額縁ドア用360度回転可能なカム油圧ドアクローザーに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
ドアクローザーは、ドアの上部に設けられているスプリングのような油圧装置であり、ドアが開かれた後、圧縮されて開放することでドアを自動的に閉め、スプリングドアのような作用を有し、ドアが開かれた後、正確かつ適時に初期位置に閉じられることを保障する。
【0003】
ドアクローザーは、スプリングの開放する過程において、ドアクローザーの左室作動油が圧縮されてチェック弁が閉じられ、作動油は、ドアクローザーハウジングとプランジャの間の隙間を通って流れ出し、プランジャの小孔およびスロットルバルブコアが設けられている2つの流路を通って右室に還流する。したがって、作動油はスプリングが開放する抵抗となり、絞りによるクッション効果が得られ、ドアの閉まる速度が制御される。
【0004】
一般的なドアクローザーの多くは扉を90度まで開けることしか許容しない。少数は、扉を180度まで開けることを許容する。よって、上述のドアクローザーは、扉を180度以上開閉する必要がある場合、使用することができず、適用範囲が狭く、両側から出入り可能な扉に適用することができず、使用が制限される。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明の目的は、狭額縁ドア用360度回転可能なカム油圧式ドアクローザーを提供することにあり、適用範囲が狭く、両側から出入り可能な扉に適用することができない、従来のドアクローザーの技術的問題を解決することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述の目的を実現するために、本発明の実施形態による狭額縁ドア用360度回転可能なカム油圧ドアクローザーは、ドアクローザーハウジング、カムシャフト、双方向ピストン、および駆動ばねを備える。
前記ドアクローザーハウジングの内部には、その軸線方向に沿って内腔体が形成されている。
前記カムシャフトは、軸方向が前記ドアクローザーハウジングの展延方向と垂直であり、360度回転可能に前記ドアクローザーハウジングの中に支持されており、中央に同期して回転可能である偏心カムが設置されている。
前記双方向ピストンは、前記内腔体の中に摺動可能に設けられており、前記偏心カムの右側に位置し、前記偏心カムに近い側に減衰ローラーが回転可能に設けられている。
前記駆動ばねは、前記内腔体の中に収容されており、前記双方向ピストンおよび前記ドアクローザーハウジングにそれぞれ当接し、前記減衰ローラーが前記偏心カムの外周面に常に柔軟に当接するように付勢する。
前記偏心カムの外周面には、時計回り方向に沿って順次に、左側閉合弧状溝、上側減衰凸部、右側閉合弧状溝、および下側減衰凸部が設置されており、前記左側閉合弧状溝および前記右側閉合弧状溝は同一の水平線上に位置し、前記上側減衰凸部および前記下側減衰凸部は同一の垂直線上に位置する。
【0007】
好ましくは、前記双方向ピストンは、前記偏心カムに近い側に、固定ピンが設けられている。
前記減衰ローラーは、回転可能に前記固定ピンに取り付けられている。
【0008】
好ましくは、前記駆動ばねは、内側ばねおよび外側ばねを備え、前記外側ばねは前記内側ばねの外側に被せられており、前記外側ばねおよび前記内側ばねの一端は同時に前記ドアクローザーハウジングに当接し、前記外側ばねおよび前記内側ばねの他端は同時に前記双方向ピストンに当接する。
【0009】
好ましくは、前記ドアクローザーハウジングは、前記カムシャフトの下側端部に対応する位置に第1の軸受筒が設置されており、前記カムシャフトの上側端部に対応する位置に位置制限取付座が設置されており、前記制限取付座に第2の軸受筒が設置されており、前記第1の軸受筒および前記第2の軸受筒の中点が同一の軸線上に位置し、前記第1の軸受筒および前記第2の軸受筒の中に前記カムシャフトが貫通して設けられている。
【0010】
好ましくは、前記位置制限取付座の外側端面と前記ドアクローザーハウジングの間に外周シールリングが設置されており、前記位置制限取付座の内側端面と前記カムシャフトの間に内周シールリングが設置されている。
(【0011】以降は省略されています)

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