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公開番号
2025093587
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-24
出願番号
2023209331
出願日
2023-12-12
発明の名称
通信中継装置、通信ネットワークシステム、通信中継方法及びコンピュータプログラム
出願人
株式会社デンソー
代理人
弁理士法人サトー
主分類
H04L
49/354 20220101AFI20250617BHJP(電気通信技術)
要約
【課題】VLAN非対応のマスタとVLAN対応のスレーブとの組合せにおいても、VLAN機能を適用可能にする通信中継装置を提供する。
【解決手段】中継装置5は、通信ネットワーク6を介して、VLAN機能に非対応である通信プロトコルに準拠したGM1及び2と、VLAN機能に対応している通信プロトコルに準拠したスレーブ3及び4との間で行われる通信を中継する。その際に、フレーム変換部7は、GM1又は2より送信される時刻同期通信フレームを、VLAN機能に対応可能となる通信フレームに変換する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
通信ネットワーク(6)を介して、VLAN(Virtual Local Area Network)機能に非対応である通信プロトコルに準拠した複数のマスタ(1,2)と、前記VLAN機能に対応している通信プロトコルに準拠した複数のスレーブ(3,4,…,X)との間で行われる通信を中継するもので、
前記マスタより送信される時刻同期通信フレームを、前記VLAN機能に対応可能となる通信フレームに変換するフレーム変換部(7)を備える通信中継装置。
続きを表示(約 1,400 文字)
【請求項2】
前記マスタは、IEEE802.1AS(登録商標)-2020に準拠し、
前記スレーブは、IEEE802.1AS-2011に準拠しており、
前記フレーム変換部は、前記時刻同期通信フレームのメッセージヘッダ中にあるdomainNumber領域の値を、VLAN ID領域に割り当てる請求項1記載の通信中継装置。
【請求項3】
前記フレーム変換部は、前記VLAN ID領域への割り当てが完了すると、前記domainNumber領域の値を初期化すると共に、前記時刻同期通信フレームを、前記IEEE802.1AS-2011に対応したバージョンに変更して変換を行う請求項2記載の通信中継装置。
【請求項4】
請求項1から3の何れか一項に記載の通信中継装置と、
前記複数のマスタと、
前記複数のスレーブとを備える通信ネットワークシステム。
【請求項5】
通信ネットワークを介して、VLAN(Virtual Local Area Network)機能に非対応である通信プロトコルに準拠した複数のマスタと、前記VLAN機能に対応している通信プロトコルに準拠した複数のスレーブとの間で行われる通信を中継する方法であって、
前記マスタより送信される時刻同期通信フレームを、前記VLAN機能に対応可能となる通信フレームに変換する通信中継方法。
【請求項6】
前記マスタが、IEEE802.1AS(登録商標)-2020に準拠し、
前記スレーブが、IEEE802.1AS-2011に準拠している際に、
前記時刻同期通信フレームのメッセージヘッダ中にあるdomainNumber領域の値を、VLAN ID領域に割り当てる請求項5記載の通信中継方法。
【請求項7】
前記VLAN ID領域への割り当てが完了すると、前記domainNumber領域の値を初期化すると共に、前記時刻同期通信フレームを、前記IEEE802.1AS-2011に対応したバージョンに変更して変換を行う請求項6記載の通信中継方法。
【請求項8】
通信ネットワークを介して、VLAN(Virtual Local Area Network)機能に非対応である通信プロトコルに準拠した複数のマスタと、前記VLAN機能に対応している通信プロトコルに準拠した複数のスレーブとの間で行われる通信を中継する装置を構成するコンピュータにより実行されるプログラムであって、
前記マスタより送信される時刻同期通信フレームを、前記VLAN機能に対応可能となる通信フレームに変換させて宛先のスレーブに送信させるコンピュータプログラム。
【請求項9】
前記マスタが、IEEE802.1AS(登録商標)-2020に準拠し、
前記スレーブが、IEEE802.1AS-2011に準拠している際に、
前記時刻同期通信フレームのメッセージヘッダ中にあるdomainNumber領域の値を、VLAN ID領域に割り当させる請求項8記載のコンピュータプログラム。
【請求項10】
前記VLAN ID領域への割り当てが完了すると、前記domainNumber領域の値を初期化させると共に、前記時刻同期通信フレームを、前記IEEE802.1AS-2011に対応したバージョンに変更させて変換を行わせる請求項9記載のコンピュータプログラム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、通信ネットワークを介して複数のマスタと複数のスレーブとの間で行われる通信を中継する装置、その装置を備えた通信ネットワークシステム、通信中継方法及びコンピュータプログラムに関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
車載通信におけるネットワークシステムでは、例えば特許文献1に開示されているように、1つの物理スイッチを複数の仮想スイッチに分割して使用するVLAN(Virtual Local Area Network)と称する技術が適用されることがある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-52358号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
複数の車載機器が、マスタ、スレーブに分かれてネットワークを介して通信を行う際に、各機器が準拠している通信規格が統一されていないケースは往々にして存在する。そのため、スレーブ側はVLANに対応しているが、マスタ側はVLANに対応していない、という組合せもあり得る。その際には、VLAN機能を用いた通信を行なうことができなくなる。
【0005】
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、VLAN非対応のマスタとVLAN対応のスレーブとの組合せにおいても、VLAN機能を適用可能にする通信中継装置、その装置を備えた通信ネットワークシステム、通信中継方法及びコンピュータプログラムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
請求項1記載の通信中継装置(5)は、通信ネットワーク(6)を介して、VLAN(Virtual Local Area Network)機能に非対応である通信プロトコルに準拠した複数のマスタ(1,2)と、VLAN機能に対応している通信プロトコルに準拠した複数のスレーブ(3,4,…,X)との間で行われる通信を中継する。その際に、フレーム変換部(7)は、マスタより送信される時刻同期通信フレームを、VLAN機能に対応可能となる通信フレームに変換する。これにより、マスタ側がVLAN機能に非対応であっても、スレーブとの間でVLAN機能を有効にした通信が可能になる。
【0007】
請求項2記載の通信中継装置によれば、マスタはIEEE802.1AS-2020に準拠し、スレーブはIEEE802.1AS-2011に準拠しており、フレーム変換部は、時刻同期通信フレームのメッセージヘッダ中にあるdomainNumber領域の値を、VLAN ID領域に割り当てる。これにより、マスタのdomainNumber値をVLAN IDとして使用することができ、VLAN機能を有効にした通信が可能になる。
【0008】
請求項3記載の通信中継装置によれば、フレーム変換部は、VLAN IDへの割り当てが完了すると、domainNumber領域の値を初期化すると共に、時刻同期通信フレームを、IEEE802.1AS-2011に対応したバージョンに変更して変換を行う。これにより、準拠する通信プロトコルがそれぞれ異なるマスタとスレーブとの間における通信が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
第1実施形態であり、車載通信システムの構成を示す機能ブロック図
各GM、各スレーブ及び中継装置のそれぞれが準拠する通信プロトコルを示す図
図1に示す車載通信システムを、より実態に近い構成として示す図
主に中継装置のフレーム変換部によって実行される処理内容を示すフローチャート
gPTPメッセージヘッダを示す図
Ethernet IIフレームの場合に、domainNumber値を割り当てる領域を示す図
802.3LLC/SNAPフレームの場合に、domainNumber値を割り当てる領域を示す図
第2実施形態であり、車載通信システムの構成バリエーションを示す図
第3実施形態であり、車載通信システムの構成バリエーションを示す図
【発明を実施するための形態】
【0010】
(第1実施形態)
図1に示すように、本実施形態の車載通信システムでは、例えば2つのマスタであるGM1及び2と例えば2つのスレーブ3及び4とが、中継装置5を含む通信ネットワーク6を介して接続されている。通信ネットワークにはEthernet(登録商標)が採用されているGM1及び2並びにスレーブ3及び4は、何れも車両に搭載された電子制御装置;ECU(Electronic Control Unit)である。GM1及び2は、通信プロトコルIEEE802.1AS-2020に準拠している。また、GM1及び2はIEEE802.1qに準拠しておらず、つまり、VLAN(Virtual Local Area Network)機能には対応していない。したがって、GM1及び2は、gPTP(Generalized Precision Time Protocol)ドメインを複数使用できるマルチドメインである。
(【0011】以降は省略されています)
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