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公開番号
2025093743
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-24
出願番号
2023209574
出願日
2023-12-12
発明の名称
ポリプロピレン系樹脂組成物
出願人
住友化学株式会社
代理人
弁理士法人藤本パートナーズ
主分類
C08L
23/10 20060101AFI20250617BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約
【課題】植物由来フィラーを含みつつも、機械的強度を維持すると共に、流動性に比較的優れたポリプロピレン系樹脂組成物を提供する。
【解決手段】本発明に係るポリプロピレン系樹脂組成物は、ポリプロピレン系樹脂(A)と、変性ポリプロピレン系樹脂(B)と、有機変性シロキサン化合物(C)と、植物由来フィラー(D)と、を含み、前記(A)、(B)、(C)および(D)の含有量の合計を100質量%として、ポリプロピレン系樹脂(A)の含有量が5質量%以上79.8質量%以下であり、変性ポリプロピレン系樹脂(B)の含有量が0.1質量%以上10質量%以下であり、有機変性シロキサン化合物(C)の含有量が0.1質量%以上15質量%以下であり、植物由来フィラー(D)の含有量が20質量%以上70質量%以下である。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
ポリプロピレン系樹脂(A)と、変性ポリプロピレン系樹脂(B)と、有機変性シロキサン化合物(C)と、植物由来フィラー(D)と、を含み、
前記(A)、(B)、(C)および(D)の含有量の合計を100質量%として、
ポリプロピレン系樹脂(A)の含有量が5質量%以上79.8質量%以下であり、
変性ポリプロピレン系樹脂(B)の含有量が0.1質量%以上10質量%以下であり、
有機変性シロキサン化合物(C)の含有量が0.1質量%以上15質量%以下であり、
植物由来フィラー(D)の含有量が20質量%以上70質量%以下である、ポリプロピレン系樹脂組成物。
続きを表示(約 710 文字)
【請求項2】
前記ポリプロピレン系樹脂(A)が、プロピレン単独重合体、および、ヘテロファジックプロピレン重合材料からなる群から選ばれる1つ以上を含む、請求項1に記載のポリプロピレン系樹脂組成物。
【請求項3】
前記有機変性シロキサン化合物(C)の重量平均分子量が、90,000未満である、請求項1または2に記載のポリプロピレン系樹脂組成物。
【請求項4】
前記変性ポリプロピレン系樹脂(B)が、酸変性ポリプロピレン系重合体、水酸基変性ポリプロピレン系重合体、エポキシ変性ポリプロピレン系重合体、カルボジイミド変性ポリプロピレン系重合体、および、オキサゾリン変性ポリプロピレン系重合体からなる群から選ばれる1つ以上を含む、請求項1または2に記載のポリプロピレン系樹脂組成物。
【請求項5】
前記有機変性シロキサン化合物(C)が、アルキル変性シロキサン化合物である、請求項1または2に記載のポリプロピレン系樹脂組成物。
【請求項6】
前記変性ポリプロピレン系樹脂(B)の変性基含有量が、該変性ポリプロピレン系樹脂(B)100質量%に対して、0.01質量%以上3.4質量%以下である、請求項1または2に記載のポリプロピレン系樹脂組成物。
【請求項7】
前記変性ポリプロピレン系樹脂(B)の固有粘度が、0.4dl/g以上3.0dl/g以下である、請求項1または2に記載のポリプロピレン系樹脂組成物。
【請求項8】
前記植物由来フィラー(D)が、セルロース繊維である、請求項1または2に記載のポリプロピレン系樹脂組成物。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ポリプロピレン系樹脂組成物に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
ポリプロピレン系樹脂組成物を含む成形体は、生活用品、自動車部品、電気部品等の工業部品、日用品、雑貨用品等に利用されている。このような樹脂組成物には、機械的強度等を高めるために、フィラーが配合されている。このようなフィラーとしては、例えば、タルク、シリカ等の無機系粉体;木粉、竹粉等のセルロース系粉体;天然繊維、ガラス繊維、炭素繊維等の繊維状フィラー等が挙げられる。
【0003】
近年、環境負荷低減、カーボンニュートラル等の観点から、木粉、竹粉等のセルロース系粉体のような植物由来フィラーが配合された、樹脂組成物が注目されている。このような樹脂組成物としては、例えば、特許文献1には、ポリプロピレンと、無水マレイン酸変性ポリプロピレンと、セルロース繊維と、を含むセルロース複合樹脂が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2020-33541号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、セルロース系粉体のような植物由来フィラーを含むポリプロピレン系樹脂組成物は、流動性が低く、加工性に劣るという問題がある。
【0006】
本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであり、植物由来フィラーを含みつつも、機械的強度を維持すると共に、流動性に比較的優れたポリプロピレン系樹脂組成物を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明に係るポリプロピレン系樹脂組成物は、ポリプロピレン系樹脂(A)と、変性ポリプロピレン系樹脂(B)と、有機変性シロキサン化合物(C)と、植物由来フィラー(D)と、を含み、
前記(A)、(B)、(C)および(D)の含有量の合計を100質量%として、
ポリプロピレン系樹脂(A)の含有量が5質量%以上79.8質量%以下であり、
変性ポリプロピレン系樹脂(B)の含有量が0.1質量%以上10質量%以下であり、
有機変性シロキサン化合物(C)の含有量が0.1質量%以上15質量%以下であり、
植物由来フィラー(D)の含有量が20質量%以上70質量%以下である。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、植物由来フィラーを含みつつも、機械的強度を維持すると共に、流動性に比較的優れたポリプロピレン系樹脂組成物を提供することができる。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施形態について説明するが、本発明は、以下の実施形態に限定されるものではない。
【0010】
本実施形態に係るポリプロピレン系樹脂組成物は、ポリプロピレン系樹脂(A)と、変性ポリプロピレン系樹脂(B)と、有機変性シロキサン化合物(C)と、植物由来フィラー(D)と、を含む。
(【0011】以降は省略されています)
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