TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2025108554
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-23
出願番号2025064905,2021010255
出願日2025-04-10,2021-01-26
発明の名称レジスト組成物及びレジストパターンの製造方法
出願人住友化学株式会社
代理人弁理士法人新樹グローバル・アイピー
主分類G03F 7/004 20060101AFI20250715BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】良好なCD均一性のレジストパターンを製造し得るレジスト組成物を提供すること。
【解決手段】式(I)で表される塩を含む酸発生剤と、酸不安定基を有する構造単位と、式(a2-A)で表される構造単位とを含む樹脂とを含むレジスト組成物。
<com:Image com:imageContentCategory="Drawing"> <com:ImageFormatCategory>JPEG</com:ImageFormatCategory> <com:FileName>2025108554000181.jpg</com:FileName> <com:HeightMeasure com:measureUnitCode="Mm">58</com:HeightMeasure> <com:WidthMeasure com:measureUnitCode="Mm">145</com:WidthMeasure> </com:Image>
[式中、R1は-O-L1-CO-O-R5、L1はアルカンジイル基、R5は式(1a)の基;Q1及びQ2は其々F原子又はペルフルオロアルキル基を表す。]
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
式(I)で表される塩を含む酸発生剤と、
酸不安定基を有する構造単位と、式(a2-A)で表される構造単位とを含む樹脂とを含有するレジスト組成物。
JPEG
2025108554000176.jpg
46
116
[式(I)中、


は、-O-L

-CO-O-R

を表す。


は、炭素数1~6のアルカンジイル基を表す。


は、式(1a)で表される基である酸不安定基を表す。


、R

及びR

は、それぞれ独立に、ハロゲン原子、炭素数1~4のフッ素化アルキル基、炭素数1~18の炭化水素基又は-O-L

-CO-O-R

を表し、該炭化水素基に含まれる-CH
2
-は、-O-又は-CO-で置き換わっていてもよい。
m2は、0~4のいずれかの整数を表し、m2が2以上のとき、複数のR

は互いに同一であっても異なってもよい。
m3は、0~5のいずれかの整数を表し、m3が2以上のとき、複数のR

は互いに同一であっても異なってもよい。
m4は、0~5のいずれかの整数を表し、m4が2以上のとき、複数のR

は互いに同一であっても異なってもよい。

1
及びQ
2
は、それぞれ独立に、フッ素原子又は炭素数1~6のペルフルオロアルキル基を表す。

11
及びR
12
は、それぞれ独立に、水素原子、フッ素原子又は炭素数1~6のペルフルオロアルキル基を表す。
zは、0又は1を表す。

1
は、*-CO-O-、*-O-CO-、*-O-CO-O-又は*-O-(但し、*は、C(R
11
)(R
12
)又はC(Q
1
)(Q
2
)との結合位を表す。)を表す。


は、*-L

-CO-O-を表し、L

は、下記式(L

-1)、式(L

-2)、式(L

-3)又は式(L

-4)で表される基(*は、結合手を表す。)を表す。
JPEG
2025108554000177.jpg
30
96

13
は、炭素数1~4のアルキル基を有してもよいアダマンチル基、ヒドロキシアダマンチル基又はアダマンタノン基を表す。]
JPEG
2025108554000178.jpg
20
56
[式(1a)中、R
aa3
は、炭素数1~8のアルキル基を表し、R
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】


が、*-CO-O-である請求項1に記載のレジスト組成物。
【請求項3】
m3が1~2のいずれかの整数であり、
m4が0~2のいずれかの整数であり、


及びR

のうちいずれか一方は、フッ素原子、ヨウ素原子又はトリフルオロメチルである請求項1又は2に記載のレジスト組成物。
【請求項4】
m3が1~2のいずれかの整数であり、
m4が0~2のいずれかの整数であり、


及びR

のうちいずれか一方は、-O-L

-CO-O-R

であり、
複数のR

は、互いに同一であっても異なっていてもよい請求項1~3のいずれかに記載のレジスト組成物。
【請求項5】
m2が1または2であり、
複数のR

のうち少なくとも1つは、-O-L

-CO-O-R

であり、
複数のR

は、互いに同一であっても異なっていてもよい請求項1~4のいずれかに記載のレジスト組成物。
【請求項6】
酸不安定基を有する樹脂が、式(a1-1)で表される構造単位及び式(a1-2)で表される構造単位からなる群より選ばれる少なくとも1種を含む請求項1~5のいずれかに記載のレジスト組成物。
JPEG
2025108554000180.jpg
49
108
[式(a1-1)及び式(a1-2)中、

a1
及びL
a2
は、それぞれ独立に、-O-又は*-O-(CH


k1
-CO-O-を表し、k1は1~7のいずれかの整数を表し、*は-CO-との結合手を表す。

a4
及びR
a5
は、それぞれ独立に、水素原子、ハロゲン原子又はハロゲン原子を有していてもよい炭素数1~6のアルキル基を表す。

a6
及びR
a7
は、それぞれ独立に、炭素数1~8のアルキル基、炭素数2~8のアルケニル基、炭素数3~18の脂環式炭化水素基、炭素数6~18の芳香族炭化水素基又はこれらを組合せた基を表す。
m1は、0~14のいずれかの整数を表す。
n1は、0~10のいずれかの整数を表す。
n1’は、0~3のいずれかの整数を表す。]
【請求項7】
酸発生剤から発生する酸よりも酸性度の弱い酸を発生する塩をさらに含有する請求項1~6のいずれかに記載のレジスト組成物。
【請求項8】
(1)請求項1~7のいずれかに記載のレジスト組成物を基板上に塗布する工程、
(2)塗布後の組成物を乾燥させて組成物層を形成する工程、
(3)組成物層に露光する工程、
(4)露光後の組成物層を加熱する工程、及び
(5)加熱後の組成物層を現像する工程、
を含むレジストパターンの製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、レジスト組成物及びレジストパターンの製造方法に関する。
続きを表示(約 4,000 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、下記式で表される塩を酸発生剤として含有するレジスト組成物が記載
されている。
TIFF
2025108554000001.tif
29
79
特許文献2には、下記式で表される塩を酸発生剤として含有するレジスト組成物が記載
されている。
TIFF
2025108554000002.tif
29
89
特許文献3には、下記式で表される塩を酸発生剤として含有するレジスト組成物が記載
されている。
TIFF
2025108554000003.tif
36
92
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2011-126869号公報
特開2011-006400号公報
特開2012-003249号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、上記の塩を含有するレジスト組成物から形成されたレジストパターンよりも
、CD均一性(CDU)が良好なレジストパターンを形成するレジスト組成物を提供する
ことを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、以下の発明を含む。
[1]式(I)で表される塩。
TIFF
2025108554000004.tif
46
116
[式(I)中、


は、-O-L

-CO-O-R

を表す。


は、炭素数1~6のアルカンジイル基を表す。


は、酸不安定基を表す。


、R

及びR

は、それぞれ独立に、ハロゲン原子、炭素数1~4のフッ素化アル
キル基又は炭素数1~18の炭化水素基を表し、該炭化水素基に含まれる-CH
2
-は、
-O-又は-CO-で置き換わっていてもよい。
m2は、0~4のいずれかの整数を表し、m2が2以上のとき、複数のR

は互いに同
一であっても異なってもよい。
m3は、0~5のいずれかの整数を表し、m3が2以上のとき、複数のR

は互いに同
一であっても異なってもよい。
m4は、0~5のいずれかの整数を表し、m4が2以上のとき、複数のR

は互いに同
一であっても異なってもよい。

1
及びQ
2
は、それぞれ独立に、フッ素原子又は炭素数1~6のペルフルオロアルキル
基を表す。

11
及びR
12
は、それぞれ独立に、水素原子、フッ素原子又は炭素数1~6のペル
フルオロアルキル基を表す。
zは、0~6のいずれかの整数を表し、zが2以上のとき、複数のR
11
及びR
12
は互
いに同一であっても異なってもよい。

1
は、*-CO-O-、*-O-CO-、*-O-CO-O-又は*-O-(但し、
*は、C(R
11
)(R
12
)又はC(Q
1
)(Q
2
)との結合位を表す。)を表す。


は、飽和環状炭化水素基とアルカンジイル基とを組み合わせてなる基を表し、該飽
和環状炭化水素基と該アルカンジイル基との合計炭素数は4~36である。前記飽和環状
炭化水素基及び前記アルカンジイル基はいずれも置換基を有していてもよく、前記飽和環
【発明の効果】
【0006】
本発明の塩を含有するレジスト組成物を用いることにより、良好なCD均一性(CDU
)でレジストパターンを製造することができる。
【発明を実施するための形態】
【0007】
本明細書において、「(メタ)アクリル系モノマー」とは、「CH
2
=CH-CO-」
の構造を有するモノマー及び「CH
2
=C(CH
3
)-CO-」の構造を有するモノマーか
らなる群より選ばれる少なくとも1種を意味する。同様に「(メタ)アクリレート」及び
「(メタ)アクリル酸」とは、それぞれ「アクリレート及びメタクリレートからなる群よ
り選ばれる少なくとも1種」及び「アクリル酸及びメタクリル酸からなる群より選ばれる
少なくとも1種」を意味する。「CH
2
=C(CH
3
)-CO-」又は「CH
2
=CH-C
O-」を有する構造単位が例示されている場合には、双方の基を有する構造単位が同様に
例示されているものとする。また、本明細書中に記載する基において、直鎖構造と分岐構
造の両方をとり得るものについては、そのいずれでもよい。「組み合わせた基」とは、例
示した基を2種以上結合させた基を意味し、それら基の価数は結合形態によって適宜変更
してもよい。「由来する」又は「誘導される」とは、その分子中に含まれる重合性C=C
結合が重合により-C-C-基となることを指す。立体異性体が存在する場合は、全ての
立体異性体を含む。
【0008】
本発明は、式(I)で表される塩(以下「塩(I)」という場合がある)に関する。
塩(I)のうち、負電荷を有する側を「アニオン(I)」、正電荷を有する側を「カチ
オン(I)」と称することがある。
TIFF
2025108554000010.tif
46
116
[式中、全ての符号は、それぞれ前記と同じ意味を表す。]
【0009】
式(I)において、R

を構成するL

におけるアルカンジイル基としては、メチレン
基、エチレン基、プロパン-1,3-ジイル基、ブタン-1,4-ジイル基、ペンタン-
1,5-ジイル基、ヘキサン-1,6-ジイル基等の直鎖状アルカンジイル基;及び
エタン-1,1-ジイル基、プロパン-1,1-ジイル基、プロパン-1,2-ジイル
基、プロパン-2,2-ジイル基、ペンタン-2,4-ジイル基、2-メチルプロパン-
1,3-ジイル基、2-メチルプロパン-1,2-ジイル基、ペンタン-1,4-ジイル
基、2-メチルブタン-1,4-ジイル基等の分岐状アルカンジイル基が挙げられる。


は、炭素数1~3のアルカンジイル基であることが好ましく、メチレン基であるこ
とがより好ましい。
【0010】


を構成するR

の酸不安定基とは、酸(例えばトリフルオロメタンスルホン酸)と
接触するとR

で表される基が脱離して、カルボキシ基を形成する基を意味する。
酸不安定基としては、式(1a)で表される基(以下、場合により「酸不安定基(1a
)」という。)、式(2a)で表される基(以下、場合により「酸不安定基(2a)」と
いう。)が好ましい。
TIFF
2025108554000011.tif
20
56
[式(1a)中、R
aa1
、R
aa2
及びR
aa3
は、それぞれ独立に、置換基を有していても
よい炭素数1~8のアルキル基、置換基を有していてもよい炭素数2~8のアルケニル基
、置換基を有していてもよい炭素数3~20の脂環式炭化水素基もしくは置換基を有して
いてもよい炭素数6~18の芳香族炭化水素基を表すか、又はR
aa1
及びR
aa2
は互いに結
合してそれらが結合する炭素原子とともに炭素数3~20の脂環式炭化水素基を形成する

*は結合手を表す。]
TIFF
2025108554000012.tif
20
59
[式(2a)中、R
aa1’
及びR
aa2’
は、それぞれ独立に、水素原子又は炭素数1~1
2の炭化水素基を表し、R
aa3’
は、炭素数1~20の炭化水素基を表すか、又はR
aa2’
及びR
aa3’
は互いに結合してそれらが結合する-C-X

-とともに炭素数3~20の
複素環基を形成し、該炭化水素基及び該複素環基に含まれる-CH

-は、-O-又は-
S-で置き換わってもよい。

a
は、酸素原子又は硫黄原子を表す。
*は結合手を表す。]
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

住友化学株式会社
発光素子
3日前
住友化学株式会社
硬化性組成物
24日前
住友化学株式会社
硬化性組成物
24日前
住友化学株式会社
硬化膜及び表示装置
24日前
住友化学株式会社
硬化膜及び表示装置
24日前
住友化学株式会社
リサイクル樹脂の製造方法
17日前
住友化学株式会社
高電子移動度トランジスタ
15日前
住友化学株式会社
光電変換素子及び光センサー
16日前
住友化学株式会社
メタクリル酸製造用触媒の製造方法
1か月前
住友化学株式会社
グルコースの製造方法およびその触媒
24日前
住友化学株式会社
浮選剤およびヒ素非含有銅鉱物の回収方法
10日前
住友化学株式会社
窒化物積層体の製造方法および窒化物積層体
8日前
住友化学株式会社
再生基板の製造方法および積層構造体の製造方法
1か月前
住友化学株式会社
レジスト組成物及びレジストパターンの製造方法
1か月前
住友化学株式会社
レジスト組成物及びレジストパターンの製造方法
1か月前
住友化学株式会社
有機化合物の製造方法および微生物培養用組成物
24日前
住友化学株式会社
再生SiC基板の製造方法および積層構造体の製造方法
1か月前
住友化学株式会社
圧電素子を備える装置、積層基板、及びその装置の製造方法
1か月前
住友化学株式会社
圧電膜を有する積層基板、積層基板の製造方法、及び圧電素子
1か月前
住友化学株式会社
III族窒化物積層体およびIII族窒化物積層体の製造方法
1か月前
住友化学株式会社
III族窒化物積層体およびIII族窒化物積層体の製造方法
1か月前
住友化学株式会社
酸発生剤、塩、レジスト組成物及びレジストパターンの製造方法
1か月前
住友化学株式会社
組成物及びその硬化物、成形物、表示装置、並びに固体撮像素子
1か月前
住友化学株式会社
組成物及びその硬化物、成形物、表示装置、並びに固体撮像素子
1か月前
住友化学株式会社
酸発生剤、レジスト組成物及びレジストパターンの製造方法並びに塩
1か月前
住友化学株式会社
酸発生剤、塩、樹脂、レジスト組成物及びレジストパターンの製造方法
15日前
住友化学株式会社
塩、酸発生剤、樹脂、レジスト組成物及びレジストパターンの製造方法
4日前
住友化学株式会社
予測方法、コンピュータプログラム、予測装置及び多孔質材の製造方法
1か月前
住友化学株式会社
画像表示装置の製造方法及び前面透明部材付き画像表示装置の製造方法
1か月前
住友化学株式会社
化合物、組成物及びその硬化物、成形物、表示装置、並びに固体撮像素子
2日前
住友化学株式会社
化合物、組成物及びその硬化物、成形物、表示装置、並びに固体撮像素子
2日前
住友化学株式会社
レジスト組成物、レジストパターンの製造方法及びめっき造形物の製造方法
11日前
住友化学株式会社
予測方法、コンピュータプログラム、予測装置及び金属有機構造体の製造方法
1か月前
住友化学株式会社
レジスト組成物及びレジストパターンの製造方法並びに塩、酸発生剤及び樹脂
8日前
住友化学株式会社
レジスト組成物及びレジストパターンの製造方法並びに塩、酸発生剤及び樹脂
8日前
住友化学株式会社
カルボン酸塩、カルボン酸発生剤、レジスト組成物及びレジストパターンの製造方法
4日前
続きを見る