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公開番号
2025094389
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-25
出願番号
2023209868
出願日
2023-12-13
発明の名称
蓄電スタック
出願人
トヨタ自動車株式会社
代理人
弁理士法人深見特許事務所
主分類
H01M
10/6557 20140101AFI20250618BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】温度ばらつきを抑制可能な蓄電スタックを提供する。
【解決手段】
蓄電スタック20は、第1方向に配列された複数の蓄電モジュール21と、互いに隣り合う蓄電モジュール21の各間に配置された導電部材28とを備え、導電部材28は、第1面28aと第2面28bとを有し、第1面28aは、第1方向の一方側に位置する蓄電モジュール21に第1導電性接着剤71によって固定されており、第2面28bは、第1方向の他方側に位置する蓄電モジュール21に第2導電性接着剤72によって固定されており、第1導電性接着剤71は、第2方向に間隔をあけて並んで配置された複数の第1塗工部711を含み、第2導電性接着剤は、第2方向に間隔をあけて並んで配置された複数の第2塗工部721を含み、第1方向から見た場合に、複数の第1塗工部711と複数の第2塗工部721は、互いに重ならないように配置されている。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
第1方向に配列された複数の蓄電モジュールと、
前記第1方向に互いに隣り合う蓄電モジュールの各間に配置された導電部材とを備え、
前記導電部材は、前記第1方向の一方側に位置する第1面と、前記第1方向の他方側に位置する第2面とを有し、
前記第1面は、前記導電部材に対して前記第1方向の一方側に位置する蓄電モジュールに第1導電性接着剤によって固定されており、
前記第2面は、前記導電部材に対して前記第1方向の他方側に位置する蓄電モジュールに第2導電性接着剤によって固定されており、
前記第1導電性接着剤は、少なくとも一部に、前記第1方向に直交する第2方向に間隔をあけて並んで配置された複数の第1塗工部を含み、
前記第2導電性接着剤は、少なくとも一部に、前記第2方向に間隔をあけて並んで配置された複数の第2塗工部を含み、
前記第1方向から見た場合に、前記複数の第1塗工部と前記複数の第2塗工部は、互いに重ならないように配置されている、蓄電スタック。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
前記第1導電性接着剤は、前記第2方向に隣り合う第1塗工部同士を接続する第1接続部を有し、
前記第2導電性接着剤は、前記第2方向に隣り合う第2塗工部同士を接続する第2接続部を有し、
前記第1方向から見た場合に、前記第1接続部と前記第2接続部の少なくとも一部が重なっている、請求項1に記載の蓄電スタック。
【請求項3】
前記複数の第1塗工部および前記複数の第2塗工部の少なくとも一方において、前記第2方向における両端側に配置された塗工部の電気伝導率は、前記第2方向における中央側に配置された塗工部の電気伝導率よりも大きい、請求項1に記載の蓄電スタック。
【請求項4】
前記複数の蓄電モジュールと、前記第1方向に互いに隣り合う蓄電モジュールの各間に配置された前記導電部材とを前記第1方向に挟み込むように配置された第1集電板および第2集電板をさらに備え、
前記複数の蓄電モジュールの各々は、前記第1方向の一方側に位置する第1主面および前記第1方向の他方側に位置する第2主面を有し、
前記複数の蓄電モジュールのうち前記第1方向の最も一方側に位置する蓄電モジュールが有する前記第1主面は、第3導電性接着剤によって前記第1集電板に固定されており、
前記複数の蓄電モジュールのうち前記第1方向の最も他方側に位置する蓄電モジュールが有する前記第2主面は、第4導電性接着剤によって前記第2集電板に固定されており、
前記第3導電性接着剤は、少なくとも一部に、前記第2方向に間隔をあけて並んで配置された複数の第3塗工部を含み、
前記第4導電性接着剤は、少なくとも一部に、前記第2方向に間隔をあけて並んで配置された複数の第4塗工部を含み、
前記複数の第3塗工部および前記複数の第4塗工部の少なくとも一方において、前記第2方向における両端側に配置された塗工部の電気伝導率は、前記第2方向における中央側に配置された塗工部の電気伝導率よりも大きい、請求項1から3のいずれか1項に記載の蓄電スタック。
【請求項5】
前記複数の第3塗工部および前記複数の第4塗工部の少なくとも一方において、前記第2方向の両端側に配置された塗工部の前記第2方向における間隔は、前記第2方向の中央部に配置された塗工部の前記第2方向における間隔よりも小さい、請求項4に記載の蓄電スタック。
【請求項6】
前記複数の第3塗工部および前記複数の第4塗工部の少なくとも一方において、前記第2方向の両端側に配置された塗工部に含まれる金属微粒子の含有率は、前記第2方向の中央部に配置された塗工部に含まれる金属微粒子の含有率よりも大きい、請求項4に記載の蓄電スタック。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、蓄電スタックに関する。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
従来の蓄電スタックとして、特開2021-86661号公報(特許文献1)には、第1蓄電モジュールと第2蓄電モジュールとの間に、第1集電板、熱交換器、および第2集電板がこの順で積層されたユニットが配置された構成が開示されている。第1集電板は、積層方向の一方側に位置する熱交換器の主面に第1接着剤によって固定されており、第2集電板は、積層方向の他方側に位置する熱交換器の主面に第2接着剤によって固定されている。熱交換器は、第1集電板を介して第1蓄電モジュールと熱交換し、第2集電板を介して第2蓄電モジュールと熱交換する。第1接着剤および第2接着剤によって、熱交換器、第1集電板、および第2集電板が位置決めされることにより、熱交換器、第1集電板、および第2集電板の位置が互いにずれることを抑制できる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-86661号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
蓄電スタックにおいて、互いに隣り合う蓄電モジュールの間に導電部材を配置して、当該導電部材と互いに隣り合う蓄電モジュールとを導電性接着剤で部分的に固定する場合、導電性接着剤の塗布位置の如何によっては、通電等によって蓄電モジュールが発熱した際に、温度ばらつきが生じることが懸念される。
【0005】
本開示は、上記のような問題に鑑みてなされたものであり、本開示の目的は、温度ばらつきを抑制可能な蓄電スタックを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示に基づく蓄電スタックは、第1方向に配列された複数の蓄電モジュールと、上記第1方向に互いに隣り合う蓄電モジュールの各間に配置された導電部材とを備える。上記導電部材は、上記第1方向の一方側に位置する第1面と、上記第1方向の他方側に位置する第2面とを有する。上記第1面は、上記導電部材に対して上記第1方向の一方側に位置する蓄電モジュールに第1導電性接着剤によって固定されている。上記第2面は、上記導電部材に対して上記第1方向の他方側に位置する蓄電モジュールに第2導電性接着剤によって固定されている。上記第1導電性接着剤は、少なくとも一部に、上記第1方向に直交する第2方向に間隔をあけて並んで配置された複数の第1塗工部を含む。上記第2導電性接着剤は、少なくとも一部に、上記第2方向に間隔をあけて並んで配置された複数の第2塗工部を含む。上記第1方向から見た場合に、上記複数の第1塗工部と上記複数の第2塗工部は、互いに重ならないように配置されている。
【0007】
上記本開示に基づく蓄電スタックにあっては、上記第1導電性接着剤は、上記第2方向に隣り合う第1塗工部同士を接続する第1接続部を有していてもよい。上記第2導電性接着剤は、上記第2方向に隣り合う第2塗工部同士を接続する第2接続部を有していてもよい。上記第1方向から見た場合に、上記第1接続部と上記第2接続部の少なくとも一部が重なっていてもよい。
【0008】
上記本開示に基づく蓄電スタックにあっては、上記複数の第1塗工部および上記複数の第2塗工部の少なくとも一方において、上記第2方向における両端側に配置された塗工部の電気伝導率は、上記第2方向における中央側に配置された塗工部の電気伝導率よりも大きくてもよい。
【0009】
上記本開示に基づく蓄電スタックは、上記複数の蓄電モジュールと、上記第1方向に互いに隣り合う蓄電モジュールの各間に配置された上記導電部材とを上記第1方向に挟み込むように配置された第1集電板および第2集電板をさらに備えていてもよい。上記複数の蓄電モジュールの各々は、上記第1方向の一方側に位置する第1主面および上記第1方向の他方側に位置する第2主面を有している。この場合には、上記複数の蓄電モジュールのうち上記第1方向の最も一方側に位置する蓄電モジュールが有する上記第1主面は、第3導電性接着剤によって上記第1集電板に固定されていてもよく、上記複数の蓄電モジュールのうち上記第1方向の最も他方側に位置する蓄電モジュールが有する上記第2主面は、第4導電性接着剤によって上記第2集電板に固定されていてもよい。さらに、上記第3導電性接着剤は、少なくとも一部に、上記第2方向に間隔をあけて並んで配置された複数の第3塗工部を含んでいてもよく、上記第4導電性接着剤は、少なくとも一部に、上記第2方向に間隔をあけて並んで配置された複数の第4塗工部を含んでいてもよい。上記複数の第3塗工部および上記複数の第4塗工部の少なくとも一方において、上記第2方向における両端側に配置された塗工部の電気伝導率は、上記第2方向における中央側に配置された塗工部の電気伝導率よりも大きくてもよい。
【0010】
上記本開示に基づく蓄電スタックにあっては、上記複数の第3塗工部および上記複数の第4塗工部の少なくとも一方において、上記第2方向の両端側に配置された塗工部の上記第2方向における間隔は、上記第2方向の中央部に配置された塗工部の上記第2方向における間隔よりも小さくてもよい。
(【0011】以降は省略されています)
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