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公開番号
2025095772
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-26
出願番号
2023212059
出願日
2023-12-15
発明の名称
蓄電装置
出願人
トヨタ自動車株式会社
,
株式会社豊田自動織機
代理人
弁理士法人深見特許事務所
主分類
H01M
10/04 20060101AFI20250619BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】減圧密閉後の内圧を容易に測定可能な蓄電装置を提供する。
【解決手段】蓄電装置は、電極体を有し、かつ、主面と主面に垂直な周面とを有する蓄電モジュールと、外表面と外表面よりも周面側の内表面とを有し、かつ、周面に対向した状態で配置された構造体と、蓄電モジュールと構造体とを収容する外装体とを備える。外装体は、外表面を覆うように配置されたラミネートシート体を含む。内表面と周面との間には、ラミネートシート体によって、封止された内部空間が形成されている。内部空間は、蓄電装置の外部空間の気圧に対して陰圧となるように減圧されている。構造体には、内表面から外表面へと貫通した貫通孔が形成されている。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
蓄電装置であって、
電極体を有し、かつ、主面と前記主面に垂直な周面とを有する蓄電モジュールと、
外表面と前記外表面よりも前記周面側の内表面とを有し、かつ、前記周面に対向した状態で配置された構造体と、
前記蓄電モジュールと前記構造体とを収容する外装体とを備え、
前記外装体は、前記外表面を覆うように配置されたラミネートシート体を含み、
前記内表面と前記周面との間には、前記ラミネートシート体によって、封止された内部空間が形成され、
前記内部空間は、前記蓄電装置の外部空間の気圧に対して陰圧となるように減圧されており、
前記構造体には、前記内表面から前記外表面へと貫通した貫通孔が形成されている、蓄電装置。
続きを表示(約 280 文字)
【請求項2】
前記電極体は、前記主面に直交する第1の方向に積層された複数の電極を含む積層電極体であり、
前記貫通孔は、前記第1の方向に延びている、請求項1に記載の蓄電装置。
【請求項3】
前記構造体は、
前記蓄電モジュールの側面視において、前記第1の方向の延びた基部と、
前記基部から前記主面に平行かつ前記周面に向かう第2の方向に延びた壁部とを有し、
前記貫通孔は、前記壁部に形成されている、請求項2に記載の蓄電装置。
【請求項4】
前記構造体は、箱状である、請求項3に記載の蓄電装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、蓄電装置に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、各種の蓄電装置が知られている。特開2004-134210号公報(特許文献1)は、蓄電装置の一例としてのバイポーラ型の積層型電池を開示している。当該積層型電池では、シート状の電極が電解質層を挟んで積層されている。当該積層型電池は、電極に含まれる集電体が当該電極の積層方向に電池外部に露出されて端子として機能するように、電極が積層の最外層に積層される。
【0003】
詳しくは、最外層の2つの電極の各集電体には、中央に開口が設けられたラミネートシートが被せられる。各ラミネートシートの四辺が封止され、さらに、各ラミネートシートの開口の縁がシール樹脂により集電体に取り付けられることにより、バイポーラ電極および電解質層の四辺が減圧密閉される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2004-134210号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1の積層型電池では、減圧密閉後に当該積層型電池の内圧を測定することが困難である。そこで、本開示は、減圧密閉後の内圧を容易に測定可能な蓄電装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示のある局面に従うと、蓄電装置は、電極体を有し、かつ、主面と主面に垂直な周面とを有する蓄電モジュールと、外表面と外表面よりも周面側の内表面とを有し、かつ、周面に対向した状態で配置された構造体と、蓄電モジュールと構造体とを収容する外装体とを備える。外装体は、外表面を覆うように配置されたラミネートシート体を含む。内表面と周面との間には、ラミネートシート体によって、封止された内部空間が形成されている。内部空間は、蓄電装置の外部空間の気圧に対して陰圧となるように減圧されている。構造体には、内表面から外表面へと貫通した貫通孔が形成されている。
【0007】
このような構成によれば、ラミネートシート体における貫通孔に対応する外側の箇所を吸引(具体的には真空引き)した場合、内部空間と同じ圧力になると、当該箇所が引っ張られる。その結果、当該箇所は、外側に変形する。このような状態変化が起きたときの圧力を検査員等が確認することにより、蓄電装置の内部空間の圧力を知ることができる。それゆえ、蓄電装置によれば、蓄電装置の減圧密閉後の内部空間の内圧を容易に測定可能となる。
【0008】
好ましくは、電極体は、主面に直交する第1の方向に積層された複数の電極を含む積層電極体である。貫通孔は、第1の方向に延びている。
【0009】
このような構成によれば、検査員等は、積層電極体における電極の積層方向にラミネートシート体が吸引されるように、蓄電モジュールの主面側に吸引装置の吸引部位を接触させればよい。したがって、蓄電モジュールの周面側から吸引する構成に比べて、検査が容易となる。
【0010】
好ましくは、構造体は、蓄電モジュールの側面視において、第1の方向の延びた基部と、基部から主面に平行かつ周面に向かう第2の方向に延びた壁部とを有する。貫通孔は、壁部に形成されている。
(【0011】以降は省略されています)
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