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公開番号2025089153
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-12
出願番号2023204183
出願日2023-12-01
発明の名称構造体
出願人株式会社ニフコ
代理人個人,個人,個人
主分類H01M 50/317 20210101AFI20250605BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】ガスケットに損傷が生じることを抑制できる構造体を提供する。
【解決手段】流路103を含む対象物100の表面に取り付けられる構造体10は、対象物の流路に連通する連通部25を含む本体部材20と、対象物の表面と本体部材との間に配置され、平面視において流路を囲い、弾性材料からなるガスケットと、を備える。本体部材は、平面視においてガスケットに重なる内側部分27と、平面視において内側部分よりも外側に位置する外側部分30と、内側部分と外側部分との間に位置するギャップ33と、を含む。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項１】
流路を含む対象物の表面に取り付けられる構造体であって、
前記対象物の前記流路に連通する連通部を含む本体部材と、
前記対象物の前記表面と前記本体部材との間に配置され、平面視において前記流路を囲い、弾性材料からなるガスケットと、を備え、
前記本体部材は、平面視において前記ガスケットに重なる内側部分と、平面視において前記内側部分よりも外側に位置する外側部分と、前記内側部分と前記外側部分との間に位置するギャップと、を含む、構造体。
続きを表示（約 620 文字）【請求項２】
前記外側部分は、前記表面の法線方向において隆起する遮蔽壁を含む、請求項１に記載の構造体。
【請求項３】
前記本体部材は、前記対象物の前記表面に締結される複数の締結部を含み、
前記外側部分は、前記締結部に接続されている、請求項１に記載の構造体。
【請求項４】
前記外側部分は、平面視において前記内側部分及び前記複数の締結部を囲うよう広がっている、請求項３に記載の構造体。
【請求項５】
前記複数の締結部は、第１の締結部及び第２の締結部を少なくとも含み、
前記外側部分は、前記第１の締結部に接続された第１の外側部分と、前記第２の締結部に接続された第２の外側部分と、を少なくとも含み、
前記ガスケットの半径方向において、前記第１の外側部分の一部が前記第２の外側部分に重なっている、請求項３に記載の構造体。
【請求項６】
前記本体部材は、樹脂を含む、請求項１～５のいずれか一項に記載の構造体。
【請求項７】
前記対象物は、バッテリーパックの筐体であり、
前記構造体は、前記連通部を覆うカバーを含み、前記連通部を開放するよう移動可能な弁部材を備える、請求項１～５のいずれか一項に記載の構造体。
【請求項８】
前記対象物及び前記本体部材は、自動車用配管である、請求項１～５のいずれか一項に記載の構造体。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、流路を含む対象物の表面に取り付けられる構造体に関する。
続きを表示（約 1,300 文字）【背景技術】
【０００２】
自動車の内部においては、様々な部材がガスケットを介して接続されている。例えば、自動車に搭載されるバッテリーパックには、ガスケットを介して圧力開放弁が接続されている。圧力開放弁は、バッテリーパックの内部の圧力を調整するための装置である。他にも、２つの自動車用配管が、ガスケットを介して接続されている。ガスケットは、弾性材料を含む。ガスケットは、２つの部材の間に、圧縮された状態で配置されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特許第７０５９２２６号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
圧縮された状態のガスケットには、元の形状に戻ろうとする反力が生じている。ガスケットの反力に起因して、ガスケットに接している部材に反りが生じることがある。反りが生じると、２つの部材の間に隙間が生じ、ガスケットの一部又は全部が露出する。外部からの負荷がガスケットに加わると、ガスケットに損傷が生じることが考えられる。外部からの負荷は、例えば、高圧洗浄機から放出される熱水から受ける衝撃である。
【０００５】
本発明は、このような課題を解決できる構造体を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
本発明は、以下の［１］～［８］に関する。
［１］流路を含む対象物の表面に取り付けられる構造体であって、
前記対象物の前記流路に連通する連通部を含む本体部材と、
前記対象物の前記表面と前記本体部材との間に配置され、平面視において前記流路を囲い、弾性材料からなるガスケットと、を備え、
前記本体部材は、平面視において前記ガスケットに重なる内側部分と、平面視において前記内側部分よりも外側に位置する外側部分と、前記内側部分と前記外側部分との間に位置するギャップと、を含む、構造体。
【０００７】
［２］［１］に記載の構造体において、前記外側部分は、前記表面の法線方向において隆起する遮蔽壁を含んでいてもよい。
【０００８】
［３］［１］又は［２］に記載の構造体において、前記本体部材は、前記対象物の前記表面に締結される複数の締結部を含んでいてもよく、前記外側部分は、前記締結部に接続されていてもよい。
【０００９】
［４］［３］に記載の構造体において、前記外側部分は、平面視において前記内側部分及び前記複数の締結部を囲うよう広がっていてもよい。
【００１０】
［５］［３］に記載の構造体において、前記複数の締結部は、第１の締結部及び第２の締結部を少なくとも含んでいてもよく、前記外側部分は、前記第１の締結部に接続された第１の外側部分と、前記第２の締結部に接続された第２の外側部分と、を少なくとも含んでいてもよく、前記ガスケットの半径方向において、前記第１の外側部分の一部が前記第２の外側部分に重なっていてもよい。
（【００１１】以降は省略されています）

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