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公開番号2025095947
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-26
出願番号2023212349
出願日2023-12-15
発明の名称除電装置、画像形成システム及び電荷調整装置
出願人キヤノン株式会社
代理人弁理士法人近島国際特許事務所
主分類H05F 3/02 20060101AFI20250619BHJP(他に分類されない電気技術)
要約【課題】シートの帯電電荷量に応じた制御をより安定して行うことを可能とする。
【解決手段】除電装置は、シートと接触し、シートを除電する除電部材と、除電部材に電圧を印加する電圧印加手段と、シート搬送方向において転写部よりも下流でシートと接触する接触部材に印加される電圧又は接触部材に流れる電流を検知する検知手段と、電圧印加手段を制御する制御手段と、を備え、制御手段は、除電部材がシートを除電する際に電圧印加手段が除電部材に印加する電圧とは異なる電圧制御により接触部材に電圧を印加させ、シートが接触部材を通過する際の検知手段の検知結果に基づいて、除電部材がシートを除電する際に電圧印加手段が除電部材に印加する電圧の値を決定する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
転写部でトナー像を転写されたシートを除電する除電装置であって、
シートと接触し、シートを除電する除電部材と、
前記除電部材に電圧を印加する電圧印加手段と、
シート搬送方向において前記転写部よりも下流でシートと接触する接触部材に印加される電圧又は前記接触部材に流れる電流を検知する検知手段と、
前記電圧印加手段を制御する制御手段と、
を備え、
前記制御手段は、前記除電部材がシートを除電する際に前記電圧印加手段が前記除電部材に印加する電圧とは異なる電圧制御により前記接触部材に電圧を印加させ、シートが前記接触部材を通過する際の前記検知手段の検知結果に基づいて、前記除電部材がシートを除電する際に前記電圧印加手段が前記除電部材に印加する電圧の値を決定する、
ことを特徴とする除電装置。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
前記接触部材は、前記除電部材とは別の部材である、
ことを特徴とする請求項1に記載の除電装置。
【請求項3】
前記除電部材に印加される電圧は定電圧制御され、
前記接触部材に印加される電圧は定電流制御される、
ことを特徴とする請求項2に記載の除電装置。
【請求項4】
前記検知手段は、前記接触部材に印加される電圧を検知し、
前記制御手段は、定電流制御により前記接触部材に電圧が印加されている状態でシートが前記接触部材を通過する際に前記検知手段によって検知された電圧の変動量に基づいて、前記除電部材がシートを除電する際に前記電圧印加手段が前記除電部材に印加する電圧の値を決定する、
ことを特徴とする請求項3に記載の除電装置。
【請求項5】
前記除電部材に印加される電圧の値は、前記検知手段の検知結果に基づいて変更され、
前記接触部材に印加される電圧の値は、前記検知手段の検知結果に関わらず予め設定されている、
ことを特徴とする請求項2に記載の除電装置。
【請求項6】
前記接触部材は、前記シート搬送方向において前記除電部材よりも上流に配置されており、
前記制御手段は、シートが前記接触部材を通過する際の前記検知手段の検知結果に基づいて、当該シートの除電を行うために前記除電部材に印加される電圧の値を決定する、
ことを特徴とする請求項2に記載の除電装置。
【請求項7】
前記接触部材はローラであり、第1の対向ローラと共にシートを挟持して搬送する第1のローラ対を形成しており、
前記除電部材はローラであり、第2の対向ローラと共にシートを挟持して搬送する第2のローラ対を形成しており、
前記第1のローラ対と前記第2のローラ対との間には、シートを搬送する他のローラは配置されていない、
ことを特徴とする請求項2に記載の除電装置。
【請求項8】
前記接触部材は、前記除電部材である、
ことを特徴とする請求項1に記載の除電装置。
【請求項9】
前記制御手段は、
前記除電部材にシートを除電させるために際に前記電圧印加手段から前記除電部材に電圧を印加させる第1モードと、
前記第1モードにおける電圧とは異なる電圧制御により前記電圧印加手段から前記除電部材に電圧を印加させ、シートが前記除電部材を通過する際の前記検知手段の検知結果に基づいて、前記第1モードにおいて前記電圧印加手段が前記除電部材に印加する電圧の値を決定する第2モードと、
を実行する、
ことを特徴とする請求項8に記載の除電装置。
【請求項10】
前記第1モードにおいて前記電圧印加手段が前記除電部材に印加する電圧は定電圧制御され、
前記第2モードにおいて前記電圧印加手段が前記除電部材に印加する電圧は定電流制御される、
ことを特徴とする請求項9に記載の除電装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、シートを除電する除電装置、及びシートに画像を形成する画像形成システム、及びシートの電荷を調整する電荷調整装置に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、用紙と接触する除電ロール(接触型除電器)と、コロトロン方式の非接触型除電器と、を用いて用紙を除電する除電装置が記載されている。特許文献2には、シートの帯電処理(除電)を行う帯電処理装置であって、シートの表面電位を検知する表面電位センサを有し、表面電位センサの測定値に基づいて帯電ロールに印加する電圧を調整する帯電処理装置が記載されている。また、特許文献2には、表面電位センサによる検知に代えて、二次転写ロールに印加される転写バイアス電圧に基づいてシートの表面電位を推定することが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-167169号公報
特開2019-156603号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
シートの帯電電荷量又は表面電位に応じて変化する物理量を検知することでシートの帯電電荷量に応じた制御を行うことが可能な構成が望まれていた。しかしながら、非接触型の表面電位センサは、検知対象のシートに波うちやカールが発生すると、シートまでの距離が変動することで検知精度が低下する場合がある。また、二次転写ロールに印加される転写バイアス電圧に基づいてシートの表面電位を推定する方法では、二次転写部を通過した後の搬送過程で帯電電荷量の減衰が発生することで推定の精度が低下する。
【0005】
本発明は、シートの帯電電荷量に応じた制御をより安定して行うことが可能な除電装置、画像形成システム及び電荷調整装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様は、転写部でトナー像を転写されたシートを除電する除電装置であって、シートと接触し、シートを除電する除電部材と、前記除電部材に電圧を印加する電圧印加手段と、シート搬送方向において前記転写部よりも下流でシートと接触する接触部材に印加される電圧又は前記接触部材に流れる電流を検知する検知手段と、前記電圧印加手段を制御する制御手段と、を備え、前記制御手段は、前記除電部材がシートを除電する際に前記電圧印加手段が前記除電部材に印加する電圧とは異なる電圧制御により前記接触部材に電圧を印加させ、シートが前記接触部材を通過する際の前記検知手段の検知結果に基づいて、前記除電部材がシートを除電する際に前記電圧印加手段が前記除電部材に印加する電圧の値を決定する、ことを特徴とする除電装置である。
【0007】
本発明の他の一態様は、転写部でトナー像を転写されたシートを除電する除電装置であって、シートと接触し、シートを除電する除電部材と、前記除電部材に電圧を印加する電圧印加手段と、シート搬送方向において前記転写部よりも下流でシートと接触する接触部材に印加される電圧又は前記接触部材に流れる電流を検知する検知手段と、前記電圧印加手段を制御する制御手段と、情報を表示する表示手段と、前記電圧印加手段が前記除電部材に印加する電圧の値をユーザが入力することが可能な入力手段と、を備え、前記制御手段は、前記除電部材がシートを除電する際に前記電圧印加手段が前記除電部材に印加する電圧とは異なる電圧制御により前記接触部材に電圧を印加させ、シートが前記接触部材を通過する際の前記検知手段の検知結果に基づいて、シートの帯電電荷量に関する情報を前記表示手段に表示させる、ことを特徴とする除電装置である。
【0008】
本発明の他の一態様は、転写部でトナー像を転写されたシートの帯電状態を調整する電荷調整装置であって、シートと接触し、シートに電荷を供給する電荷供給部材と、前記電荷供給部材に電圧を印加する電圧印加手段と、シート搬送方向において前記転写部よりも下流でシートと接触する接触部材に印加される電圧又は前記接触部材に流れる電流を検知する検知手段と、前記電圧印加手段を制御する制御手段と、を備え、前記制御手段は、前記電荷供給部材がシートの帯電状態を調整する際に前記電圧印加手段が前記電荷供給部材に印加する電圧とは異なる電圧制御により前記接触部材に電圧を印加させ、シートが前記接触部材を通過する際の前記検知手段の検知結果に基づいて、前記電荷供給部材がシートをシートの帯電状態を調整する際に前記電圧印加手段が前記電荷供給部材に印加する電圧の値を決定する、ことを特徴とする電荷調整装置である。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、シートの帯電電荷量に応じた制御をより安定して行うことが可能な除電装置、画像形成システム及び電荷調整装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
実施例1に係る画像形成システムの概略図。
実施例1に係る除電装置の概略図。
実施例1に係る搬送ガイドの概略図。
実施例1に係る制御系のブロック図。
実施例1に係る制御方法を示すフローチャート。
実施例1におけるシートの帯電電荷量と検知電圧の関係(a)及び検知電圧と除電電圧との関係(b)を示すグラフ。
実施例2に係る除電装置の概略図。
実施例2に係る制御系のブロック図。
実施例2に係る制御方法を示すフローチャート。
実施例3に係る除電操作部を示す図。
実施例3に係る制御方法を示すフローチャート。
実施例3に係る画面表示の例を示す図。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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