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公開番号
2025096879
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-30
出願番号
2023212847
出願日
2023-12-18
発明の名称
鋼板コンクリート造のスラブ接合構造とこれに使用する鋼板コンクリート造のスラブ接合方法
出願人
株式会社竹中工務店
代理人
個人
主分類
E04B
1/61 20060101AFI20250623BHJP(建築物)
要約
【課題】ハーフ鋼板コンクリートスラブに想定外の大きい上向きの外力が生じた場合に、ハーフ鋼板コンクリートスラブが脱落する虞を回避することができ、かつ、既設建物においても容易に適用することができる鋼板コンクリート造のスラブ接合構造を提供する。
【解決手段】鋼板コンクリート壁10と、底部のみにスラブ鋼板21が備えられたハーフ鋼板コンクリートスラブ20とを接合する鋼板コンクリート造のスラブ接合構造において、鋼板コンクリート壁10には、ハーフ鋼板コンクリートスラブ20のスラブ上端20Aに当接する上側シアープレート2が接合されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
鋼板コンクリート壁と、底部のみにスラブ鋼板が備えられたハーフ鋼板コンクリートスラブとを接合する鋼板コンクリート造のスラブ接合構造であって、
前記鋼板コンクリート壁には、前記ハーフ鋼板コンクリートスラブのスラブ上端に当接する上側シアープレートが接合されている鋼板コンクリート造のスラブ接合構造。
続きを表示(約 360 文字)
【請求項2】
前記鋼板コンクリート壁には、前記スラブ鋼板を下方から受け止め支持する下側シアープレートが接合され、
前記上側シアープレートと前記下側シアープレートとが、前記ハーフ鋼板コンクリートスラブを上下方向に貫通して前記上側シアープレートと前記下側シアープレートとにわたるボルトを介して連結されている請求項1に記載の鋼板コンクリート造のスラブ接合構造。
【請求項3】
請求項1又は2に記載の鋼板コンクリート造のスラブ接合構造に使用する鋼板コンクリート造のスラブ接合方法であって、
前記鋼板コンクリート壁に接合された下側シアープレートに前記スラブ鋼板の端部を載せて前記スラブ鋼板を敷設した後、前記上側シアープレートを前記鋼板コンクリート壁に接合する鋼板コンクリート造のスラブ接合方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、鋼板コンクリート壁と、底部のみにスラブ鋼板が備えられたハーフ鋼板コンクリートスラブとを接合する鋼板コンクリート造のスラブ接合構造とこれに使用する鋼板コンクリート造のスラブ接合方法に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
本発明の背景技術としては、例えば、鋼板コンクリート壁に、スラブ(ハーフ鋼板コンクリートスラブ)のスラブ鋼板を受け止め支持するブラケット(下側シアープレート)を備えて、鋼板コンクリート壁とスラブとを接合する鋼板コンクリート壁とスラブとの接合構造がある(例えば特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-182434号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載の技術では、地震の発生などにより、ハーフ鋼板コンクリートスラブに面外方向(上下方向)の外力が生じた場合、下向きの外力は、その方向がブラケットによるハーフ鋼板コンクリートスラブの受け止め方向であることから、そのブラケットのせん断耐力にて鋼板コンクリート壁に良好に伝達することができる。
【0005】
しかしながら、上向きの外力は、その方向がブラケットに対するハーフ鋼板コンクリートスラブの剥離方向になることから、ブラケットのせん断耐力による鋼板コンクリート壁への伝達が良好に行われ難くなる。そのため、想定外の大きな地震の発生などにより、ハーフ鋼板コンクリートスラブに想定外の大きい上向きの外力が生じた場合には、ハーフ鋼板コンクリートスラブの端部がブラケットから外れてハーフ鋼板コンクリートスラブが脱落する虞がある。
【0006】
又、鋼板コンクリート造の既設建物においても、地震の発生などにより、ハーフ鋼板コンクリートスラブに面外方向の外力が生じた場合に、上向きの外力による同様の課題があることから、改修による上向きの外力に対するせん断耐力の向上が望まれている。
【0007】
この実情に鑑み、本発明の主たる課題は、ハーフ鋼板コンクリートスラブに想定外の大きい上向きの外力が生じた場合に、ハーフ鋼板コンクリートスラブが脱落する虞を回避することができ、かつ、既設建物においても容易に適用することができる鋼板コンクリート造のスラブ接合構造を提供する点にある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の第1特徴構成は、鋼板コンクリート壁と、底部のみにスラブ鋼板が備えられたハーフ鋼板コンクリートスラブとを接合する鋼板コンクリート造のスラブ接合構造であって、
前記鋼板コンクリート壁には、前記ハーフ鋼板コンクリートスラブのスラブ上端に当接する上側シアープレートが接合されている点にある。
【0009】
本構成によると、地震の発生などにより、ハーフ鋼板コンクリートスラブに上向きの外力が生じた場合、上向きの外力は、その方向が上側シアープレートによるハーフ鋼板コンクリートスラブの受け止め方向であることから、上側シアープレートのせん断耐力にて、ハーフ鋼板コンクリートスラブから鋼板コンクリート壁に良好に伝達することができる。
【0010】
特に、上側シアープレートがハーフ鋼板コンクリートスラブのスラブ上端に当接するものであることにより、このようなシアープレートが備えられていないことの多い既設の一般的な鋼板コンクリート造の建物においては、上側シアープレートを容易に後付けすることができる。そして、上側シアープレートを後付けすることにより、地震の発生などにより、ハーフ鋼板コンクリートスラブに上向きの外力が生じた場合には、この上向きの外力を、後付けした上側シアープレートのせん断耐力にて、ハーフ鋼板コンクリートスラブから鋼板コンクリート壁に良好に伝達することができる。
(【0011】以降は省略されています)
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