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公開番号2025099140
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-03
出願番号2023215571
出願日2023-12-21
発明の名称空調システム
出願人株式会社竹中工務店
代理人個人
主分類F24F 3/00 20060101AFI20250626BHJP(加熱;レンジ;換気)
要約【課題】空調システムにおいて、再熱の温熱源レス化又は小型化による省エネルギー化の促進を図れるようにする。
【解決手段】外気導入部20から導入された外気OAを冷却除湿する冷却除湿部12と、冷却除湿部12にて冷却除湿された除湿空気を再熱する再熱部13とが備えられた空調システムにおいて、屋根裏空間S2にて屋根裏空間S2の廃熱で昇温された空気を再熱用外気として再熱部13に導く再熱用外気導入部60が備えられ、再熱部13において、冷却除湿部12にて冷却除湿された除湿空気に再熱用外気導入部60から導入される再熱用外気を混合して除湿空気を再熱する。
【選択図】図2


特許請求の範囲【請求項1】
外気導入部から導入された外気を冷却除湿する冷却除湿部と、当該冷却除湿部にて冷却除湿された除湿空気を再熱する再熱部とが備えられた空調システムであって、
屋根裏空間にて当該屋根裏空間の廃熱で昇温された空気を再熱用外気として前記再熱部に導く再熱用外気導入部が備えられ、
前記再熱部において、前記冷却除湿部にて冷却除湿された除湿空気に前記再熱用外気導入部から導入される再熱用外気を混合して除湿空気を再熱する空調システム。
続きを表示(約 320 文字)【請求項2】
空調対象空間からの還気を前記再熱部に導く還気導入部が備えられ、
前記再熱部において、前記冷却除湿部にて冷却除湿された除湿空気に前記還気導入部から導入される還気を混合して前記除湿空気を再熱する請求項1に記載の空調システム。
【請求項3】
前記再熱用外気導入部にて前記再熱部に導入される再熱用外気の風量を調整する再熱用外気風量調整部と、
前記還気導入部にて前記再熱部に導入される還気の風量を調整する還気風量調整部と、
再熱用外気が還気に優先して前記再熱部に供給されるように前記再熱用外気風量調整部と前記還気風量調整部とを制御する制御部とが備えられている請求項2に記載の空調システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、外気導入部から導入された外気を冷却除湿する冷却除湿部と、当該冷却除湿部にて冷却除湿された除湿空気を再熱する再熱部とが備えられた空調システムに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
本発明の背景技術としては、例えば、除湿再熱空調システムにおいて、外気導入部(外気取入口)からの外気を冷却除湿する冷却除湿部(外気処理用冷温水コイル)と、冷却除湿部にて冷却除湿された除湿外気を再熱する再熱部とが備えられ、外気導入部から導入される外気の一部(生外気)を再熱用外気として冷却除湿部をバイパスさせて再熱部に導入し、再熱部にて除湿外気に混合することで除湿外気を再熱するものがある(例えば特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第4207166号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載の技術では、外気導入部(外気取入口)からの外気を、冷却除湿部(外気処理用冷温水コイル)にて冷却除湿される冷却除湿用外気と、冷却除湿部をバイパスして再熱部に導入される再熱用外気(生外気)とに分けることで、換気に必要な外気量は確保しながら、冷却除湿部にて冷却除湿される外気風量を少なくすることができる。これにより、外気の冷却除湿に要するエネルギー量を削減することができるとともに、冷却除湿部にて冷却除湿された除湿外気の再熱に要するエネルギー量を削減することができる。
【0005】
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、冷却除湿した除湿外気に再熱用外気として生外気を混合させることから、外気温度が低い場合には、除湿外気と生外気との混合による再熱が不十分になり、送風機から室内に供給される空調空気の温度が要求温度に満たない不都合が生じることになる。このような不都合の発生を回避するためには、除湿外気の再熱に必要な十分な熱量を確保することができる温熱源を備える必要があり、再熱用の温熱源を不要にする又は小型化する再熱の温熱源レス化又は小型化による省エネルギー化の促進を図る上において改善の余地がある。
【0006】
この実情に鑑み、本発明の主たる課題は、空調システムにおいて、再熱の温熱源レス化又は小型化による省エネルギー化の促進を図れるようにする点にある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の第1特徴構成は、外気導入部から導入された外気を冷却除湿する冷却除湿部と、当該冷却除湿部にて冷却除湿された除湿空気を再熱する再熱部とが備えられた空調システムであって、
屋根裏空間にて当該屋根裏空間の廃熱で昇温された空気を再熱用外気として前記再熱部に導く再熱用外気導入部が備えられ、
前記再熱部において、前記冷却除湿部にて冷却除湿された除湿空気に前記再熱用外気導入部から導入される再熱用外気を混合して除湿空気を再熱する点にある。
【0008】
本構成によると、冷却除湿が要求された場合は、外気導入部に導入された外気が、冷却除湿部にて冷却除湿された後、除湿空気として再熱部に供給される。又、これと同時に、屋根裏空間において、屋根面が太陽光で熱せられることで屋根裏空間に蓄えられた屋根裏空間の廃熱で昇温された空気が、再熱用外気として再熱部に導かれ、再熱部において、冷却除湿部にて冷却除湿された除湿空気に混合されて除湿空気を再熱する。
【0009】
このように、外気が、冷却除湿される外気と、この外気を再熱するための冷却除湿されない外気とに分かれることで、換気に必要な外気量は確保しながら、冷却除湿部にて冷却除湿される外気風量を少なくすることができる。これにより、冷却除湿部として冷却能力の低い省エネルギー化が図られたものを使用することができる上に、再熱に要するエネルギー量を削減することができる。
【0010】
しかも、再熱用外気は屋根裏空間の廃熱で昇温された空気であることから、この空気を再熱部にて除湿空気に混合して除湿空気を再熱する際には、空気が保有する屋根裏空間の廃熱が有効活用されることになる。これにより、外気温度が低い場合であっても、その外気による除湿空気の再熱を良好に行うことができ、再熱後の除湿空気を、要求温度を満たした空調空気として空調対象空間に供給することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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