TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025097628
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-01
出願番号
2023213926
出願日
2023-12-19
発明の名称
電気化学スタック、ホットモジュール及び水素製造装置
出願人
日本特殊陶業株式会社
代理人
弁理士法人真明センチュリー
主分類
C25B
9/00 20210101AFI20250624BHJP(電気分解または電気泳動方法;そのための装置)
要約
【課題】スタックの熱を利用できる電気化学スタック、ホットモジュール及び水素製造装置を提供する。
【解決手段】電気化学スタックは、2つの電極を隔離する固体酸化物形の電解質を含むセルが複数直列に接続されるスタックと、スタックに配置され電極に電気的に接続される端子と、スタックに供給されるガスが流れる管と、スタックに設けられた通路と、を備える。通路はセルと管とにつながり、端子は一部が中空であり、管および通路は、端子の中空の部分につながっている。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
2つの電極を隔離する固体酸化物形の電解質を含むセルが、複数直列に接続されるスタックと、
前記スタックに配置され前記電極に電気的に接続される端子と、
前記スタックに供給されるガスが流れる管と、
前記スタックに設けられた通路と、を備え、
前記通路は前記セルと前記管とにつながる電気化学スタックであって、
前記端子は一部が中空であり、
前記管および前記通路は、前記端子の前記中空の部分につながっている電気化学スタック。
続きを表示(約 790 文字)
【請求項2】
前記スタックは、平板形の前記セルが積層され、
前記端子は、前記電解質によって隔離された2つの前記電極にそれぞれつながる第1の導体と第2の導体とを含み、
前記通路は、前記セルの積層方法に沿って延びる第1部と、
前記第1部から分岐して前記セルにつながる複数の第2部と、
前記セルの積層方法に沿って延びる第3部と、
前記第3部から分岐して前記セルにつながる複数の第4部と、を含み、
前記第3部および前記第4部は、前記第1部および前記第2部と接続されておらず、
前記第1の導体は、前記第1部につながる第1の空洞と、
前記第1の空洞から分岐して前記第2部につながる第2の空洞と、を含み、
前記第2の導体は、前記第3部につながる第3の空洞を含む請求項1記載の電気化学スタック。
【請求項3】
前記スタックは、平板形の前記セルが積層された積層体を含み、
前記端子のうち前記セルの積層方向に前記積層体と重なる部分の厚さは、前記積層体を構成する部材の厚さより厚い請求項1記載の電気化学スタック。
【請求項4】
前記セルは、電解セルの機能をもつ請求項1から3のいずれかに記載の電気化学スタック。
【請求項5】
請求項4記載の電気化学スタックと、
前記電気化学スタックに供給される水蒸気を生成する気化器と、
前記電気化学スタックに供給されるガスと熱交換を行う熱交換器と、
前記電気化学スタックを加熱するためのヒータと、
前記電気化学スタック、前記気化器、前記熱交換器および前記ヒータが内部に配置される断熱材と、を備えるホットモジュール。
【請求項6】
請求項5記載のホットモジュールを備える水素製造装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は固体電解質形の電気化学スタック、ホットモジュール及び水素製造装置に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
2つの電極を隔離する電解質を含むセルが複数直列に接続された固体電解質形のスタックと、電極に電気的に接続される端子と、を備える電気化学スタックは、水素や炭化水素等のエネルギーキャリアを製造する電解装置や燃料電池に利用される。燃料電池に係る特許文献1に開示された先行技術は、端子の付近のセルの温度低下を低減するため、スタックから排出される酸化剤ガスを端子に当てる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-194757号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
先行技術は、端子に当てる酸化剤ガスの温度が端子の温度よりも低い場合は端子を加熱できないため、スタックの熱を利用できないという問題点がある。
【0005】
本発明はこの要求に応えるためになされたものであり、スタックの熱を利用できる電気化学スタック、ホットモジュール及び水素製造装置の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
この目的を達成するための第1の態様は電気化学スタックであって、2つの電極を隔離する固体酸化物形の電解質を含むセルが複数直列に接続されるスタックと、スタックに配置され電極に電気的に接続される端子と、スタックに供給されるガスが流れる管と、スタックに設けられた通路と、を備える。通路はセルと管とにつながり、端子は一部が中空であり、管および通路は、端子の中空の部分につながっている。
【0007】
第2の態様は、第1の態様において、スタックは平板形のセルが積層され、端子は、電解質によって隔離された2つの電極にそれぞれつながる第1の導体と第2の導体とを含み、通路は、セルの積層方法に沿って延びる第1部と、第1部から分岐してセルにつながる複数の第2部と、セルの積層方法に沿って延びる第3部と、第3部から分岐してセルにつながる複数の第4部と、を含み、第3部および第4部は、第1部および第2部と接続されておらず、第1の導体は、第1部につながる第1の空洞と、第1の空洞から分岐して第2部につながる第2の空洞と、を含み、第2の導体は、第3部につながる第3の空洞を含む。
【0008】
第3の態様は、第1又は第2の態様において、スタックは、平板形のセルが積層された積層体を含み、端子のうちセルの積層方向に積層体と重なる部分の厚さは、積層体を構成する部材の厚さより厚い。
【0009】
第4の態様は、第1から第3の態様のいずれかにおいて、セルは電解セルの機能をもつ。
【0010】
第5の態様はホットモジュールであって、第4の態様における電気化学スタックと、電気化学スタックに供給される水蒸気を生成する気化器と、電気化学スタックに供給されるガスと熱交換を行う熱交換器と、電気化学スタックを加熱するためのヒータと、電気化学スタック、気化器、熱交換器およびヒータが内部に配置される断熱材と、を備える。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
JFEスチール株式会社
亜鉛回収方法
22日前
株式会社島谷技研
メッキ被処理物の撹拌装置
1か月前
株式会社Eプラス
電気分解方法、電気分解装置
1か月前
JX金属株式会社
金属材料
1か月前
東レ株式会社
アルカリ水電解用隔膜、及びその製造方法
1か月前
住友金属鉱山株式会社
カソードの製造方法
9日前
ナミックス株式会社
金属部材
28日前
三菱マテリアル株式会社
Cu多孔質部材
7日前
株式会社豊田中央研究所
導電部材とその製造方法
3日前
アップ カタリスト オウ
原料ガスから炭素材料を製造する方法
今日
日本特殊陶業株式会社
電気化学システム
14日前
住友金属鉱山株式会社
銅張積層板の製造方法
1か月前
いすゞ自動車株式会社
酸素生成システム
21日前
株式会社UACJ
金属部材の製造方法
8日前
住友重機械工業株式会社
ガス処理装置及びガス処理方法
8日前
NTN株式会社
硬質膜形成体、機械部品、および軸受
1か月前
日本軽金属株式会社
アルミニウム部材及びその製造方法
1か月前
日本特殊陶業株式会社
電解セル及び電解装置
1か月前
日本特殊陶業株式会社
電解セル及び電解装置
1か月前
日本特殊陶業株式会社
電解セル及び電解装置
1か月前
日本特殊陶業株式会社
電解セル及び電解装置
1か月前
トヨタ自動車株式会社
金属皮膜の成膜装置
1か月前
株式会社豊田中央研究所
水電解システム
1か月前
日本特殊陶業株式会社
電解モジュール及び電解装置
1か月前
日本特殊陶業株式会社
電解モジュール及び電解装置
1か月前
日本特殊陶業株式会社
電解モジュール及び電解装置
1か月前
日本特殊陶業株式会社
電解モジュール及び電解装置
1か月前
株式会社 MTG
金属回収用電極及び金属回収方法
24日前
マクセル株式会社
塑性加工用の金型
15日前
華北理工大学
溶融塩の電気還元による金属製造装置及び方法
今日
日本高純度化学株式会社
電解銀ゲルマニウム合金めっき液
1か月前
旭化成株式会社
NV検知で濾液量を変化させる電着塗料回収システム
1か月前
松田産業株式会社
銀めっき皮膜及び該銀めっき皮膜を備えた電気接点
22日前
日本特殊陶業株式会社
セルの使用方法、電解システム及びスタック
1か月前
EEJA株式会社
黒色ロジウムめっき液及び黒色ロジウムめっき膜のめっき方法
1か月前
日本特殊陶業株式会社
電気化学スタック、ホットモジュール及び水素製造装置
2日前
続きを見る
他の特許を見る