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公開番号
2025101309
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-07
出願番号
2023218075
出願日
2023-12-25
発明の名称
歯車装置
出願人
住友重機械工業株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
F16H
57/022 20120101AFI20250630BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約
【課題】歯車装置を小型化しつつ、主軸受に付与される予圧の抜けを抑制するうえでより有利な歯車装置を提供する。
【解決手段】ケーシング12と、内歯歯車14と、主軸受16と、を備える減速装置において、ケーシング12は、ケーシング12の外輪配置面40よりも径方向内側に突出し内歯溝44が形成される突出部42と、突出部42に設けられ主軸受16の外輪48を受ける受け面54と、を備え、外輪48は、外輪48において軸方向で受け面54側に設けられる内側面60と、外輪48の外周接触面62と内側面60との間に設けられる内側傾斜部64と、を備え、外輪48の転動面48aの最大内径R48aは、内歯溝44の溝底部44aの内径R44aよりも小さく、内側傾斜部64の径方向長さL64は、外輪配置面40から溝底部44aまでの突出部42の径方向長さL42よりも小さい歯車装置である。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
ケーシングと、
前記ケーシングに形成される内歯溝と、前記内歯溝に内嵌される内歯ピンとを有する内歯歯車と、
前記ケーシングの外輪配置面に配置される外輪と、前記外輪の転動面を転動する転動体とを有する主軸受と、を備える歯車装置において、
前記ケーシングは、前記外輪配置面よりも径方向内側に突出し前記内歯溝が形成される突出部と、前記突出部に設けられ前記外輪を受ける受け面と、を備え、
前記外輪は、当該外輪において軸方向で前記受け面側に設けられる内側面と、前記外輪配置面と接触する前記外輪の外周接触面と前記内側面との間に設けられる内側傾斜部と、を備え、
前記転動面の最大内径は、前記内歯溝の溝底部の内径よりも小さく、
前記内側傾斜部の径方向長さは、前記外輪配置面から前記溝底部までの前記突出部の径方向長さよりも小さい歯車装置。
続きを表示(約 390 文字)
【請求項2】
前記外輪は、前記外輪において前記内側面とは軸方向反対側に設けられる外側面と、前記外側面と前記外周接触面との間に設けられる外側傾斜部と、を備え、
前記内側傾斜部の径方向長さは、前記外側傾斜部の径方向長さよりも小さい請求項1に記載の歯車装置。
【請求項3】
前記突出部は、周方向に隣り合う前記内歯溝間に設けられる溝間部と、前記溝間部の内周縁部に設けられる溝間傾斜部と、を備え、
前記溝間傾斜部の径方向長さは、前記内側傾斜部の径方向長さよりも小さい請求項1に記載の歯車装置。
【請求項4】
前記外輪の前記内側面と前記受け面との間に介装され、前記内側面及び前記受け面と接触する介装部材を備える請求項1に記載の歯車装置。
【請求項5】
前記外輪の前記内側面は、前記受け面に接触する請求項1に記載の歯車装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、歯車装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1は、ケーシングと、ケーシングに設けられる内歯歯車と、ケーシングに配置される主軸受とを備える歯車装置を開示する。この内歯歯車は、ケーシングに形成される内歯溝と、内歯溝に内嵌される内歯ピンとを備えている。ケーシングは、主軸受の外輪が配置される外輪配置面と、外輪配置面よりも径方向内側に突出し内歯溝が形成される突出部と、突出部に設けられ主軸受の外輪を受ける受け面と、を備えている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-4660号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本願発明者は、特許文献1の歯車装置を検討した。この結果、歯車装置の小型化を進めた場合、より厳しい使用条件や過度な荷重が負荷された際に、ケーシングの受け面において摩耗が生じ易くなり、主軸受に付与される予圧が抜けてしまう場合があるとの新たな認識を得た。
【0005】
そこで、本開示の目的の1つは、歯車装置を小型化しつつ、主軸受に付与される予圧の抜けを抑制するうえでより有利な歯車装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の歯車装置は、ケーシングと、前記ケーシングに形成される内歯溝と、前記内歯溝に内嵌される内歯ピンとを有する内歯歯車と、前記ケーシングの外輪配置面に配置される外輪と、前記外輪の転動面を転動する転動体とを有する主軸受と、を備える歯車装置において、前記ケーシングは、前記外輪配置面よりも径方向内側に突出し前記内歯溝が形成される突出部と、前記突出部に設けられ前記外輪を受ける受け面と、を備え、前記外輪は、当該外輪において軸方向で前記受け面側に設けられる内側面と、前記外輪配置面と接触する前記外輪の外周接触面と前記内側面との間に設けられる内側傾斜部と、を備え、前記転動面の最大内径は、前記内歯溝の溝底部の内径よりも小さく、前記内側傾斜部の径方向長さは、前記外輪配置面から前記溝底部までの前記突出部の径方向長さよりも小さい。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、歯車装置を小型化しつつ、主軸受に付与される予圧の抜けを抑制するうえでより有利な歯車装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
第1実施形態の歯車装置を示す側面断面図である。
図1の拡大図である。
ケーシングの突出部の一部を軸方向から見た模式図である。
参考形態の歯車装置を図2と同じ視点から見た図である。
第2実施形態の歯車装置を図2と同じ視点から見た図である。
介装部材の倒れに関する説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本開示の歯車装置を実施するための実施形態を説明する。同一又は同等の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。各図面では、説明の便宜のため、適宜、構成要素を省略、拡大、縮小する。図面は符号の向きに合わせて見るものとする。
【0010】
(第1実施形態)図1を参照する。歯車装置10は、ケーシング12と、ケーシング12に設けられる内歯歯車14と、ケーシング12の径方向内側に配置される主軸受16と、主軸受16の径方向内側に配置される内方部材としてのキャリヤ18と、内歯歯車14と噛み合う外歯歯車20と、を備える。本明細書では主軸受16の外輪48及び内輪50が相対回転するときの回転中心を主軸受16の回転中心線C16という。また、主軸受16の回転中心線C16に沿った方向を単に軸方向といい、その回転中心線C16と同心の円の半径方向及び円周方向を単に径方向及び周方向ともいう。
(【0011】以降は省略されています)
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