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公開番号2025101892
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-08
出願番号2023218974
出願日2023-12-26
発明の名称後処理装置、及び、画像形成システム
出願人株式会社リコー
代理人個人
主分類B65H 37/04 20060101AFI20250701BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】手差しで差し込んで綴じ処理した後のシート束を構成するシートを1枚1枚捲りやすくする。
【解決手段】複数枚のシートPが重ねられてなるシート束PTが手差しされる手差し処理部41と、手差し処理部41に手差しされた状態のシート束PTにおける手差し方向下流側の先端部に対して綴じ処理をおこなう綴じ装置30と、が設けられている。そして、手差し処理部41は、シート束PTが手差しされるときにシート束PTを案内しながら先端部よりも手差し方向上流側の部分を屈曲部PTsとして屈曲させる屈曲ガイド部44bを具備したガイド部材44が設けられている。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
複数枚のシートが重ねられてなるシート束が手差しされる手差し処理部と、
前記手差し処理部に手差しされた状態の前記シート束における手差し方向下流側の先端部に対して綴じ処理をおこなう綴じ装置と、
を備え、
前記手差し処理部は、前記シート束が手差しされるときに前記シート束を案内しながら前記先端部よりも手差し方向上流側の部分を屈曲部として屈曲させる屈曲ガイド部を具備したガイド部材が設けられたことを特徴とする後処理装置。
続きを表示(約 960 文字)【請求項2】
前記ガイド部材は、前記シート束をオモテ面側とウラ面側とから挟み込むように形成されたことを特徴とする請求項1に記載の後処理装置。
【請求項3】
前記屈曲ガイド部は、2つの平面状ガイド部の端部同士が所定角度で繋がった部分、又は、湾曲した部分、であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の後処理装置。
【請求項4】
前記ガイド部材は、前記屈曲ガイド部における屈曲の程度を調整可能に構成されたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の後処理装置。
【請求項5】
前記屈曲ガイド部における屈曲の程度又は方向が異なる複数の前記ガイド部材が設けられ、
前記複数のガイド部材のうちいずれのガイド部材によって案内されたシート束に対しても前記綴じ装置によって綴じ処理可能に構成されたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の後処理装置。
【請求項6】
平面状の第2ガイド部材を備え、
前記ガイド部材と前記第2ガイド部材とのうちいずれによって案内されたシート束に対しても前記綴じ装置によって綴じ処理可能に構成されたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の後処理装置。
【請求項7】
前記ガイド部材は、前記屈曲ガイド部における前記シート束の移動を促進するローラ部材又はコロ部材を具備したことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の後処理装置。
【請求項8】
前記ガイド部材は、前記シート束の前記先端部が突き当たる突当て部を具備し、
前記突当て部は、前記シート束の重ね方向に対して傾斜するように形成されたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の後処理装置。
【請求項9】
前記綴じ装置による綴じ処理がおこなわれるシート束を重ね方向に押圧する昇降可能な押え部材を備えたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の後処理装置。
【請求項10】
前記ガイド部材は、前記シート束の長手方向又は短手方向を前記手差し方向として前記シート束の端面が摺接可能なガイド壁面が形成されたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の後処理装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この発明は、シートに後処理を施す後処理装置と、その後処理装置と画像形成装置とを備えた画像形成システムと、に関するものである。
続きを表示(約 3,300 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、画像形成システム(画像形成装置)において、手差しで差し込んだシート束に対して綴じ処理(後処理)をおこなう後処理装置が設置されたものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
詳しくは、特許文献1に開示された後処理装置は、画像形成装置の外装部に設置されていて、ユーザーが手差しで差し込んだシート束の角部に対して綴じ処理を実行可能に構成されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
従来の後処理装置は、ユーザーが、手差しで差し込んで綴じ処理した後のシート束に対して、シートを1枚1枚捲ろうとしても、捲りにくかった。
【0004】
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、手差しで差し込んで綴じ処理した後のシート束を構成するシートを1枚1枚捲りやすい、後処理装置、及び、画像形成システムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
この発明における後処理装置は、複数枚のシートが重ねられてなるシート束が手差しされる手差し処理部と、前記手差し処理部に手差しされた状態の前記シート束における手差し方向下流側の先端部に対して綴じ処理をおこなう綴じ装置と、を備え、前記手差し処理部は、前記シート束が手差しされるときに前記シート束を案内しながら前記先端部よりも手差し方向上流側の部分を屈曲部として屈曲させる屈曲ガイド部を具備したガイド部材が設けられたものである。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、手差しで差し込んで綴じ処理した後のシート束を構成するシートを1枚1枚捲りやすい、後処理装置、及び、画像形成システムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
この発明の実施の形態における画像形成システムを示す全体構成図である。
図1の画像形成システムにおける後処理装置の自動処理部を示す構成図である。
後処理装置を示す上面図である。
針無し綴じ装置の綴じ具を示す拡大図である。
後処理装置における手差し処理部を示す図である。
手差し処理部の要部を示す拡大図である。
手差し処理部で綴じ処理が施された後のシート束を示す図である。
画像形成システムの制御系を示すブロック図である。
変形例1としての、後処理装置における手差し処理部を示す図である。
変形例2としての、後処理装置における手差し処理部を示す図である。
変形例3としての、後処理装置における手差し処理部を示す図である。
変形例4としての、後処理装置における手差し処理部を示す図である。
変形例5としての、後処理装置における手差し処理部を示す図である。
操作表示パネルにおける画面表示の一例を示す図である。
図13の後処理装置でおこなわれる制御を示すフローチャートである。
変形例6としての、後処理装置における手差し処理部の要部を示す斜視図である。
変形例7における、後処理装置を示す上面図である。
液体噴射ユニットによってシート束に液体が噴射された状態を示す図である。
変形例8としての、後処理装置における手差し処理部を示す図である。
変形例9としての、後処理装置における手差し処理部の要部を示す図である。
変形例10としての、後処理装置における手差し処理部の要部を示す図である。
図21の後処理装置でおこなわれる制御を示すフローチャートである。
変形例11としての、画像形成システムを示す全体構成図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、この発明を実施するための形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、各図中、同一又は相当する部分には同一の符号を付しており、その重複説明は適宜に簡略化ないし省略する。
【0009】
図1にて、本実施の形態における画像形成システム300について説明する。
図1に示すように、本実施の形態における画像形成システム300は、画像形成装置100の胴内空間W(原稿読込装置102と画像形成部115との間に設けられた空間である。)に、綴じ処理機能を備えた後処理装置1(シート処理装置)が着脱可能に設置されている。胴内空間Wは、画像形成装置100から排出されたシートP(印刷後のシートPである。)を排出可能な空間であって、その排出されたシートPを取り出し可能な空間でもある。すなわち、後処理装置1が設置されていない状態において、胴内空間Wは、画像形成装置100から排出されたシートPがスタックされる空間(排出部)として機能することになる。
画像形成システム300において、画像形成装置100は、後処理装置1以外の部分であって、主として、画像形成部115、本体給送トレイ112、定着部120、原稿搬送装置110、原稿読込装置102、などで構成されている。画像形成装置100(画像形成システム300)の外装部には、画像形成システム300における種々の情報を表示したり種々の指令を入力したりするための操作表示パネル149(操作表示部)が設置されている。
図1~図5を参照して、後処理装置1には、針有り綴じ装置30、内部トレイ20、排出ローラ対15、排出トレイ13、複数の搬送ローラ対11~13、針無し綴じ装置40、などが設置されている。
ここで、後処理装置1は、画像形成装置100に対して搬送方向(シートPの搬送方向である。)の下流側に配置されている。後処理装置1は、画像形成装置100から排出された印刷後の複数枚のシートPに対して綴じ処理(針有り綴じ処理、又は、針無し綴じ処理)を施したり、手差しでセットされたシート束PTに対して綴じ処理(針有り綴じ処理)を施したりするための装置であるが、これについては後で詳しく説明する。
【0010】
以下、図1にて、画像形成システム300の画像形成装置100における、画像形成動作(印刷動作)について説明する。
画像形成装置100において、まず、原稿Dが、原稿搬送装置110の搬送ローラによって、原稿台から図中の矢印方向に搬送(給送)されて、原稿読込装置102上を通過する。このとき、原稿読込装置102では、上方を通過する原稿Dの画像情報が光学的に読み取られる。
そして、原稿読込装置102で読み取られた光学的な画像情報は、電気信号に変換された後に、書込み装置103に送信される。そして、書込み装置103から、その電気信号の画像情報に基づいたレーザ光が、色ごとに、それぞれの感光体ドラム105Y、105M、105C、105K上に向けて発せられ、露光工程がおこなわれる。
そして、それぞれの作像部104Y、104M、104C、104Kの感光体ドラム105Y、105M、105C、105K上で帯電工程、露光工程、現像工程がおこなわれて、感光体ドラム105Y、105M、105C、105K上に所望の画像がそれぞれ形成される。
その後、感光体ドラム105Y、105M、105C、105K上にそれぞれ形成された画像は、カラー画像として中間転写ベルト178上に重ねて転写される。さらに、中間転写ベルト178上に形成されたカラー画像は、2次転写ローラ189との対向位置で、本体給送トレイ112(第2給送部)から給送ローラ197によって給送され搬送されたシートPに転写される。
その後、カラー画像が転写されたシートPは、定着部120の位置に搬送される。そして、表面に転写されたカラー画像がシートP上に定着される。
(【0011】以降は省略されています)

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