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公開番号
2025102160
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-08
出願番号
2023219435
出願日
2023-12-26
発明の名称
画像形成装置
出願人
ブラザー工業株式会社
代理人
弁理士法人ネクスト
主分類
B65H
29/60 20060101AFI20250701BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約
【課題】フラッパソレノイドを切替制御するための回路を省略することが可能となる技術を提供する。
【解決手段】複合機1は、プロセス部4と、定着器6と、カッター10と、カッター位置SPを通過することなく外部に排出する第1排出経路201Aと、カッター位置SPを経由してシートSを外部に排出する第2排出経路201Bとを有する本体20と、駆動力をカッター10に伝達するカッターモータ106と、カッターモータ106の駆動を制御するモータドライバMD4と、第1排出経路201A及び第2排出経路201BのいずれかにシートSを案内するフラッパ88と、シートSを第1排出経路201Aに案内する第1位置88Aと第2排出経路201Bに案内する第2位置88Bのいずれかにフラッパ88を切り替えるフラッパソレノイド89と、を備え、モータドライバMD4は、カッターモータ106の駆動制御に加え、フラッパソレノイド89の切替制御も実行する。
【選択図】 図4
特許請求の範囲
【請求項1】
シートに画像を形成する画像形成部と、
加熱回転体と、前記加熱回転体との間でニップを形成する加圧回転体とを有し、シートに形成された画像をシートに定着させる定着部と、
前記画像形成部及び前記定着部を通過してシートが搬送される搬送経路において前記定着部よりもシート搬送方向下流側にあるカッター位置に配置される移動刃を有するカッターであって、前記移動刃が前記シート搬送方向と交差する切断方向に移動することによって前記シートを切断するカッターと、
前記搬送経路を有する装置本体であって、前記カッター位置を通過することなく前記装置本体の外部に前記シートを排出するための第1排出経路と、前記カッター位置を経由して前記装置本体の外部に前記シートを排出するための第2排出経路と、を有する装置本体と、
前記移動刃が前記切断方向に移動するための駆動力を前記カッターに伝達するカッターモータと、
前記カッターモータの駆動を制御するモータドライバと、
前記第1排出経路及び前記第2排出経路のうちのいずれか一方に前記シートを案内するフラッパと、
前記シートを前記第1排出経路に案内する第1の状態と、前記シートを前記第2排出経路に案内する第2の状態と、のいずれかに前記フラッパを切り替えるフラッパソレノイドと、
を備え、
前記モータドライバは、前記カッターモータの駆動制御に加え、前記フラッパソレノイドの切替制御も実行する、
ことを特徴とする画像形成装置。
続きを表示(約 3,800 文字)
【請求項2】
前記モータドライバは、
第1端子及び第2端子を有し、
前記第1端子及び前記第2端子から前記カッターモータに対して駆動のための電流を流し、更に、前記第1端子及び前記第2端子から前記フラッパソレノイドに対して前記フラッパを切り替えるための電流を流す、
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記第1端子と前記第2端子が、第1信号線と第2信号線とによってそれぞれ前記カッターモータに接続され、
前記第1信号線上の第1接続点と前記第2信号線上の第2接続点とが、第3信号線と第4信号線とによって、それぞれ前記フラッパソレノイドに接続され、
更に、
前記第3信号線上に配置され、前記第3信号線上に流れる電流を通過させるか遮断するかを行う第1遮断回路と、
前記第4信号線上に配置され、前記第4信号線上に流れる電流を通過させるか遮断するかを行う第2遮断回路と、
を備え、
前記モータドライバは、
前記第1端子から電流を流す場合において、
前記第1遮断回路と前記第2遮断回路とが電流を遮断している状態であれば、前記カッターモータを第1回転させることによって前記移動刃を前記切断方向に移動させ、
前記第1遮断回路と前記第2遮断回路とが電流を通過させている状態であれば、前記フラッパソレノイドに前記電流が流れることによって、前記フラッパソレノイドが前記第2の状態から前記第1の状態に切り替え、
前記第2端子から電流を流す場合において、
前記第1遮断回路と前記第2遮断回路とが電流を遮断している状態であれば、前記カッターモータを第2回転させることによって前記移動刃を前記切断方向に移動させ、
前記第1遮断回路と前記第2遮断回路とが電流を通過させている状態であれば、前記フラッパソレノイドに前記電流が流れることによって、前記フラッパソレノイドが前記第1の状態から前記第2の状態に切り替える、
ことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記移動刃は、初期位置から完了位置まで前記切断方向に移動可能であって、
更に、
制御部、を備え、
前記制御部は、
前記移動刃を前記初期位置から前記完了位置まで移動させることによってシートを切断する場合、前記第1遮断回路と前記第2遮断回路とに対して電流を遮断するように指示するとともに、前記第1端子から電流を流すように前記モータドライバに指示を行い、
前記移動刃を前記完了位置から前記初期位置まで戻す場合、前記第1遮断回路と前記第2遮断回路とに対して電流を遮断するように指示するとともに、前記第2端子から電流を流すように前記モータドライバに指示を行い、
前記フラッパを前記第2の状態から前記第1の状態に切り替える場合、前記第1遮断回路と前記第2遮断回路とに対して電流を通過させるように指示するとともに、前記第1端子から電流を流すように前記モータドライバに指示を行い、
前記フラッパを前記第1の状態から前記第2の状態に切り替える場合、前記第1遮断回路と前記第2遮断回路とに対して電流を通過させるように指示するとともに、前記第2端子から電流を流すように前記モータドライバに指示を行う、
ことを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記移動刃は、初期位置から完了位置まで前記切断方向に移動可能であって、
前記第1遮断回路は、
前記フラッパソレノイドから前記第1接続点に向けて電流を流す向きに配置された第1整流素子と、前記第1整流素子と平行に配置され流れる電流をオンオフする第1スイッチと、を有し、
前記第2遮断回路は、
前記フラッパソレノイドから前記第2接続点に向けて電流を流す向きに配置された第2整流素子と、前記第2整流素子と平行に配置され流れる電流をオンオフする第2スイッチと、を有し、
更に、
制御部、を備え、
前記制御部は、
前記移動刃を前記初期位置から前記完了位置まで移動させることによってシートを切断する場合、前記第1遮断回路と前記第2遮断回路とに対して電流を遮断するように指示するとともに、前記第1端子から電流を流すように前記モータドライバに指示を行い、
前記移動刃を前記完了位置から前記初期位置まで戻す場合、前記第1遮断回路と前記第2遮断回路とに対して電流を遮断するように指示するとともに、前記第2端子から電流を流すように前記モータドライバに指示を行い、
前記フラッパを前記第2の状態から前記第1の状態に切り替える場合、前記第1スイッチに対してオン信号を出力し、前記第2スイッチに対してオフ信号を出力するとともに、前記第1端子から電流を流すように前記モータドライバに指示を行い、
前記フラッパを前記第1の状態から前記第2の状態に切り替える場合、前記第1スイッチに対してオフ信号を出力し、前記第2スイッチに対してオン信号を出力するとともに、前記第2端子から電流を流すように前記モータドライバに指示を行う、
ことを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
【請求項6】
前記制御部は、
片面に画像が形成されたシートを切断する際、前記カッターによる前記シートの切断前に前記フラッパを前記第1の状態から前記第2の状態に切り替える場合において、
前記第1スイッチに対してオフ信号を出力し、前記第2スイッチに対してオン信号を出力するとともに、前記第2端子から電流を流すように前記モータドライバに指示を行った後、前記移動刃が前記初期位置に到達していることを検知した段階で、前記モータドライバに対して前記第2端子からの電流の出力を停止させ、
前記移動刃を前記初期位置から前記完了位置まで移動させるように前記モータドライバを制御することによって、前記カッター位置に到達した前記シートを切断する、
ことを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
【請求項7】
前記制御部は、
前記カッターによる前記シートの切断後、前記フラッパを前記第2の状態から前記第1の状態に切り替える場合において、
前記第1スイッチに対してオン信号を出力し、前記第2スイッチに対してオフ信号を出力するとともに、前記第1端子から電流を流すように前記モータドライバに指示を行った後、前記第1遮断回路と前記第2遮断回路とに対して電流を遮断するように指示するとともに、前記第2端子から電流を流すように前記モータドライバに指示を行い、
前記移動刃が前記初期位置に到達していることを検知した段階で、前記モータドライバに対して前記第2端子からの電流の出力を停止させる、
ことを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
【請求項8】
前記制御部は、
前記カッターによる前記シートの切断後、再度、前記画像形成部によるシートの片面の画像形成を行う場合において、
前記第1遮断回路と前記第2遮断回路とに対して電流を遮断するように指示するとともに、前記第2端子から電流を流すように前記モータドライバに指示を行った後、前記移動刃が前記初期位置に到達していることを検知した段階で、前記モータドライバに対して前記第1端子及び前記第2端子からの電流の出力を停止させ、
前記移動刃を前記初期位置から前記完了位置まで移動させるように前記モータドライバを制御することによって、前記カッター位置に到達した前記シートを切断する、
ことを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
【請求項9】
前記移動刃は、初期位置から完了位置まで前記切断方向に移動可能であって、
前記第1端子と前記第2端子が、第5信号線と第6信号線とによってそれぞれ前記カッターモータに接続され、
前記フラッパソレノイドは、
前記第5信号線、又は、前記第6信号線上のいずれか1つの信号線に設けられた第3接続点と接続され、前記モータドライバから前記第3接続点を経由して流れる電流がグランド部に流れる回路であって、
前記フラッパは、前記フラッパソレノイドに電流が流れないとき、前記第1の状態であって、
前記モータドライバは、
前記第1端子から電流を流す場合において、前記カッターモータは第1回転するとともに前記第1端子から前記第3接続点及び前記フラッパソレノイドを経由して前記グランド部に向けて電流が流れ、
前記第2端子から電流を流す場合において、前記カッターモータは第2回転するとともに前記第2端子から前記カッターモータ、前記第3接続点及び前記フラッパソレノイドを順に経由して前記グランド部に向けて電流が流れる、
ことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本願は、画像形成されたシートをカッターで切断する画像形成装置に関するものである。
続きを表示(約 2,300 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、定型サイズのシートを切断する画像形成装置が知られている。特許文献1に記載の断裁装置は、シートを断裁位置まで搬送して停止し、その停止状態のシートを搬送方向と交差するシート幅方向に延びる断裁刃で断裁する。この断裁装置では、断裁刃が設けられた1つの搬送経路を通ってシートが排出されるように構成されていた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2023-19469号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
画像形成装置では、カッターを経由することなくシートが排出される第1排出経路と、カッターを経由して切断後のシートが排出される第2排出経路と、を有する画像形成装置が考えられる。その画像形成装置では、カッターを駆動するためのカッターモータと、そのカッターモータを制御するためのモータドライバの他に、更に第1排出経路と第2排出経路とを切り替えるためのフラッパを切り替えるフラッパソレノイドを切替制御するための制御回路が別途必要となるという問題があった。
【0005】
本願は、フラッパソレノイドを切替制御するための回路を省略することが可能となる技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の課題を達成するために、本開示の一態様に係る画像形成装置は、シートに画像を形成する画像形成部と、加熱回転体と、前記加熱回転体との間でニップを形成する加圧回転体とを有し、シートに形成された画像をシートに定着させる定着部と、前記画像形成部及び前記定着部を通過してシートが搬送される搬送経路において前記定着部よりもシート搬送方向下流側にあるカッター位置に配置される移動刃を有するカッターであって、前記移動刃が前記シート搬送方向と交差する切断方向に移動することによって前記シートを切断するカッターと、前記搬送経路を有する装置本体であって、前記カッター位置を通過することなく前記装置本体の外部に前記シートを排出するための第1排出経路と、前記カッター位置を経由して前記装置本体の外部に前記シートを排出するための第2排出経路と、を有する装置本体と、前記移動刃が前記切断方向に移動するための駆動力を前記カッターに伝達するカッターモータと、前記カッターモータの駆動を制御するモータドライバと、前記第1排出経路及び前記第2排出経路のうちのいずれか一方に前記シートを案内するフラッパと、前記シートを前記第1排出経路に案内する第1の状態と、前記シートを前記第2排出経路に案内する第2の状態と、のいずれかに前記フラッパを切り替えるフラッパソレノイドと、を備え、前記モータドライバは、前記カッターモータの駆動制御に加え、前記フラッパソレノイドの切替制御も実行する、ことを特徴とする。
【0007】
モータドライバは、カッターモータの駆動制御に加え、フラッパソレノイドの切替制御も実行させるようにしたので、フラッパソレノイドの切替制御用の回路を省略することが可能となる。
【0008】
また、本開示の一態様に係る画像形成装置では、前記モータドライバは、第1端子及び第2端子を有し、前記第1端子及び前記第2端子から前記カッターモータに対して駆動のための電流を流し、更に、前記第1端子及び前記第2端子から前記フラッパソレノイドに対して前記フラッパを切り替えるための電流を流す、ことを特徴とする。
【0009】
モータドライバは、カッターモータだけでなく、フラッパソレノイドに対しても電流を供給している。フラッパソレノイドは、供給される電流によってフラッパを切り替えることができる。そのため、本開示の一態様に係る画像形成装置では、別途、フラッパソレノイド89に電流を供給する個別の回路が不要となる。
【0010】
また、本開示の一態様に係る画像形成装置では、前記第1端子と前記第2端子が、第1信号線と第2信号線とによってそれぞれ前記カッターモータに接続され、前記第1信号線上の第1接続点と前記第2信号線上の第2接続点とが、第3信号線と第4信号線とによって、それぞれ前記フラッパソレノイドに接続され、更に、前記第3信号線上に配置され、前記第3信号線上に流れる電流を通過させるか遮断するかを行う第1遮断回路と、前記第4信号線上に配置され、前記第4信号線上に流れる電流を通過させるか遮断するかを行う第2遮断回路と、を備え、前記モータドライバは、前記第1端子から電流を流す場合において、前記第1遮断回路と前記第2遮断回路とが電流を遮断している状態であれば、前記カッターモータを第1回転させることによって前記移動刃を前記切断方向に移動させ、 前記第1遮断回路と前記第2遮断回路とが電流を通過させている状態であれば、前記フラッパソレノイドに前記電流が流れることによって、前記フラッパソレノイドが前記第2の状態から前記第1の状態に切り替え、前記第2端子から電流を流す場合において、前記第1遮断回路と前記第2遮断回路とが電流を遮断している状態であれば、前記カッターモータを第2回転させることによって前記移動刃を前記切断方向に移動させ、前記第1遮断回路と前記第2遮断回路とが電流を通過させている状態であれば、前記フラッパソレノイドに前記電流が流れることによって、前記フラッパソレノイドが前記第1の状態から前記第2の状態に切り替える、ことを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)
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