TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025103166
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-09
出願番号
2023220332
出願日
2023-12-27
発明の名称
容器
出願人
花王株式会社
代理人
弁理士法人翔和国際特許事務所
主分類
B65D
50/04 20060101AFI20250702BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約
【課題】口首部に装着されるキャップ本体の供回りを効果的に抑制できる、容器を提供すること。
【解決手段】本発明の容器1は、キャップ本体2を閉方向D1に回転させると、容器側上方ネジ条部41に対してキャップ側上方ネジ条部31が螺合した後に、容器側下方ネジ条部42に対してキャップ側下方ネジ条部32が螺合して、キャップ本体2が口首部4に装着される。装着状態においてキャップ本体2を開方向に回転させる力を加えると、容器側下方ネジ条部42がキャップ側下方ネジ条部32に干渉してそれ以上の回転が阻止されるが、キャップ本体2の高さ位置を装着状態とは異ならせながら該キャップ本体2を開方向に回転させると、前記下方ネジ条部42,32の螺合と、前記上方ネジ条部41,31の螺合とが解除され、口首部4からキャップ本体2を取り外し可能になる。
【選択図】図6
特許請求の範囲
【請求項1】
口首部を有する容器本体と、該口首部に装着されるキャップ本体とを具備する容器であって、
前記キャップ本体は、該キャップ本体の外周部分を形成する外筒部を有し、該外筒部に蓋キャップが着脱自在に装着され、
前記外筒部の内周面には、キャップ側上方ネジ条部と、該キャップ側上方ネジ条部よりも下方に位置するキャップ側下方ネジ条部とが非連続に形成されており、
前記口首部の外周面には、容器側上方ネジ条部と、該容器側上方ネジ条部よりも下方に位置する容器側下方ネジ条部とが非連続に形成されており、
前記キャップ本体を前記口首部周りに閉方向に回転させると、前記容器側上方ネジ条部に対して前記キャップ側上方ネジ条部が螺合した後に、前記容器側下方ネジ条部に対して前記キャップ側下方ネジ条部が螺合して、該キャップ本体が該口首部周りに装着され、
装着状態において、前記キャップ本体を開方向に回転させる力を加えると、前記容器側下方ネジ条部が前記キャップ側下方ネジ条部に干渉してそれ以上の回転が阻止され、
前記キャップ本体の高さ位置を前記装着状態とは異ならせながら、該キャップ本体を前記開方向に回転させると、前記容器側下方ネジ条部に対する前記キャップ側下方ネジ条部の螺合と、前記容器側上方ネジ条部に対する前記キャップ側上方ネジ条部の螺合とが解除され、前記口首部から前記キャップ本体が取り外し可能になる、容器。
続きを表示(約 680 文字)
【請求項2】
前記容器側及び前記キャップ側下方ネジ条部は、前記容器側及び前記キャップ側上方ネジ条部よりもネジピッチが大きい、請求項1に記載の容器。
【請求項3】
前記口首部の外周面には、前記口首部の高さ方向における前記容器側上方ネジ条部と前記容器側下方ネジ条部との間に、締め込み規制部が形成されており、
前記装着状態において、前記キャップ本体を前記閉方向に回転させる力を加えると、前記締め込み規制部が前記キャップ側上方ネジ条部に干渉してそれ以上の回転を阻止する、請求項1又は2に記載の容器。
【請求項4】
前記口首部は、前記容器側下方ネジ条部よりも下方に、径方向外方に張り出したフランジ部を有しており、該フランジ部の上面には前記高さ方向上方に突出した乗り上げリブが形成されており、
前記容器側下方ネジ条部に対する前記キャップ側下方ネジ条部の螺合が完了した後に、前記キャップ本体を前記閉方向に回転させると、該キャップ本体が前記乗り上げリブに乗り上げ、前記容器側下方ネジ条部と前記キャップ側下方ネジ条部との高さ位置を一致させる、請求項1~3の何れか1項に記載の容器。
【請求項5】
前記乗り上げリブは、前記閉方向に向かって高さが漸次高くなる傾斜部を有している、請求項4に記載の容器。
【請求項6】
前記装着状態の前記キャップ本体を前記口首部から取り外す際、該キャップ本体を前記口首部の高さ方向の下方に押し込みながら、前記開方向に回転させる、請求項4又は5に記載の容器。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、口首部を有する容器本体と、該口首部に装着されるキャップ本体とを具備する容器に関する。
続きを表示(約 2,900 文字)
【背景技術】
【0002】
液体洗剤等の液体を収容する容器は、一般的に、液体を収容する容器本体と、該液体を注出するノズル部を備えたキャップ本体とを具備している。このキャップ本体は、容器本体の口首部に取り付けられている。
ノズル部を備えたキャップ本体が取り付けられた容器として、特許文献1には、外筒部と、その内部に位置する吊持ち筒部と、該吊持ち筒部下端に設けられた内向きフランジ状底板と、樋状注出部と、該注出部の下部外面に周設された嵌合溝とを有するキャップ本体を具備する、容器が開示されている。
特許文献2には、螺合によって容器本体の口頸部に着脱自在に装着される注出キャップと、該キャップ本体の側面部に設けられた把手とを備え、該把手が下方に向かって屈曲した形状を有するとともに、該把手の先端部が容器本体の当接面に当接可能とされている、容器が開示されている。
【0003】
また本出願人は先に、容器本体とノズルキャップのそれぞれに、周方向で互いに係合する係合部を設け、スクリューリングが容器本体の口部に着脱されるとき、該スクリューリングと軸方向に沿う双方向で係止しているノズルキャップの係合部が容器本体の係合部に係脱する、容器を提案している(特許文献3)。
特許文献4には、根元に咬止部を設けた口首部を有する容器本体と、外筒と口首部に螺合するネジ部と制止パーツに係止する係止突起とを有する外壁とを備え、該制止パーツが係止突起に挿嵌して回動を制止する挿嵌部と容器本体開口部の咬止部に嵌入して注出キャップの回動を阻止可能とする咬止突起を有し、オーバーキャップを注出キャップに冠着すると、フランジが制止パーツ上端に当接し、制止パーツの咬止解除を阻止する、容器が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2000-142760号公報
特開2010-64752号公報
特開2012-20787号公報
特開2021-109692号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
キャップ本体には、該キャップ本体の開口(ノズル部)を開閉する蓋キャップが装着される。蓋キャップが螺合によってキャップ本体に装着される場合、蓋キャップをキャップ本体周りに開方向に回転させることによって、蓋キャップを取り外す。蓋キャップを取り外す際、該蓋キャップとともにキャップ本体が供回りして、口首部からキャップ本体が外れることを防止するため、ラチェット機構やアンダーカット形状を備えることで、キャップ本体は該口首部に脱着不能に装着されることがある。この場合、容器本体内の液体を確認し難くなるとともに、残存した該液体を最後まで注出し難くなる。また容器の使用者が、容器本体と、キャップ本体とを分別することができない。
特許文献1~4に開示の容器は、口首部に脱着自在に装着されるキャップ本体の供回りを抑制する点について、改善の余地があった。
【0006】
本発明は、口首部に装着されるキャップ本体の供回りを効果的に抑制できる、容器を提供することに関する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、口首部を有する容器本体と、該口首部に装着されるキャップ本体とを具備する容器に関する。
一実施形態として、前記キャップ本体は、該キャップ本体の外周部分を形成する外筒部を有し、該外筒部に蓋キャップが着脱自在に装着されることが好ましい。
一実施形態として、前記外筒部の内周面には、キャップ側上方ネジ条部と、該キャップ側上方ネジ条部よりも下方に位置するキャップ側下方ネジ条部とが非連続に形成されていることが好ましい。
一実施形態として、前記口首部の外周面には、容器側上方ネジ条部と、該容器側上方ネジ条部よりも下方に位置する容器側下方ネジ条部とが非連続に形成されていることが好ましい。
一実施形態として、前記キャップ本体を前記口首部周りに閉方向に回転させると、前記容器側上方ネジ条部に対して前記キャップ側上方ネジ条部が螺合した後に、前記容器側下方ネジ条部に対して前記キャップ側下方ネジ条部が螺合して、該キャップ本体が該口首部周りに装着されることが好ましい。
一実施形態として、装着状態において、前記キャップ本体を開方向に回転させる力を加えると、前記容器側下方ネジ条部が前記キャップ側下方ネジ条部に干渉してそれ以上の回転が阻止されることが好ましい。
一実施形態として、前記キャップ本体の高さ位置を前記装着状態とは異ならせながら、前記キャップ本体を前記口首部周りに開方向に回転させると、前記容器側下方ネジ条部に対する前記キャップ側下方ネジ条部の螺合と、前記容器側上方ネジ条部に対する前記キャップ側上方ネジ条部の螺合とが解除され、前記口首部から前記キャップ本体が取り外し可能になることが好ましい。
【発明の効果】
【0008】
本発明の容器によれば、口首部に装着されるキャップ本体の供回りを効果的に抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、本発明の一実施形態である容器の斜視図である。
図2は、図1の口首部とこれに取り付けられたキャップ本体を示す斜視図である。
図3は、図1の口首部とこれに取り付けられたキャップ本体の高さ方向に沿う断面図である。
図4は、図2に示す口首部の斜視図である。
図5(a)は、図2に示すキャップ側ネジ条部を示す概略斜視図であり、図5(b)は、容器側ネジ条部を示す概略斜視図である。
図6(a)~(d)は、図5に示す容器側ネジ条部にキャップ側ネジ条部を螺合させる際の各ネジ条部の位置関係を模式的に示す側面図である。
図7は、本発明に係る容器側ネジ条部の別の実施形態を示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の容器を、その好ましい実施形態に基づき図面を参照しながら説明する。図1には、本発明の容器の一実施形態が示されている。図1に示す容器1は、内部に液体が収容された容器本体10と、該容器本体10の口首部4に装着されるキャップ本体2と、該キャップ本体2に着脱可能に装着される蓋キャップ6とを備えている。本実施形態の容器1は、ボトル容器であり、容器本体10が、底部を有する胴部13と、胴部13の内部と連通する貫通口(液体の流路)を有する口首部4とを具備している。本実施形態の胴部13は、口首部4の中心軸から離れた位置に、該胴部13を貫通する把持貫通孔12と、該把持貫通孔12の外側の周縁を形成する把持部11とを備えている。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
個人
コンベア
1か月前
個人
段ボール箱
3か月前
個人
ゴミ収集器
3か月前
個人
段ボール箱
3か月前
個人
角筒状構造体
1か月前
個人
楽ちんハンド
1か月前
個人
宅配システム
3か月前
個人
お薬の締結装置
2か月前
株式会社コロナ
梱包材
1か月前
個人
貯蔵サイロ
3か月前
個人
蓋閉止構造
9日前
個人
蓋閉止構造
9日前
個人
把手付米袋
1か月前
個人
搬送システム
3か月前
個人
輸送積荷用動吸振器
2か月前
三甲株式会社
容器
2か月前
三甲株式会社
容器
2か月前
株式会社イシダ
搬送装置
2か月前
個人
コード折り畳み器具
21日前
個人
袋入り即席麺
3か月前
三甲株式会社
蓋体
4か月前
個人
テープカッター
4か月前
個人
開口形成シール
3か月前
個人
テープカッター
7日前
株式会社デュプロ
制御装置
2日前
個人
袋の自立保持具
1か月前
個人
穴タブ付きフタの容器
7日前
株式会社トーモク
封筒
3か月前
信和株式会社
パレット
1か月前
個人
情報端末用収納袋
14日前
三甲株式会社
パレット
1か月前
三甲株式会社
パレット
1か月前
株式会社共走
保冷容器
17日前
花王株式会社
容器
21日前
リスパック株式会社
包装用容器
1か月前
花王株式会社
容器
3か月前
続きを見る
他の特許を見る