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公開番号2025103349
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-09
出願番号2023220692
出願日2023-12-27
発明の名称フラックス回収装置
出願人株式会社ダイヘン
代理人弁理士法人深見特許事務所
主分類B23K 9/18 20060101AFI20250702BHJP(工作機械;他に分類されない金属加工)
要約【課題】フラックスの回収効率の向上が図られたフラックス回収装置を提供する。
【解決手段】フラックス回収装置1は、サブマージアーク溶接後の溶接ビード上に形成されたスラグを覆うフラックスを回収するものであり、フラックスを吸引する吸引口が設けられた吸引ノズル10と、吸引ノズル10から吸引されたフラックスを収容する本体部とを備える。吸引ノズル10は、吸引口の先端に、大きさの異なる複数の切り欠き部31のなかからスラグの凸状の外表面の大きさに対応して選択された切り欠き部31を保持可能に構成される。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
サブマージアーク溶接後の溶接ビード上に形成されたスラグを覆っているフラックスを回収するフラックス回収装置であって、
前記フラックスを吸引する吸引口が設けられた吸引ノズルと、
前記吸引ノズルから吸引されたフラックスを収容する本体部とを備え、
前記吸引ノズルが、前記吸引口の先端に、大きさの異なる複数の切り欠き部のなかから前記スラグの凸状の外表面の大きさに対応して選択された切り欠き部を保持可能に構成されている、フラックス回収装置。
続きを表示(約 410 文字)【請求項2】
前記複数の切り欠き部が、第1切り欠き部、および、当該第1切り欠き部より大きい第2切り欠き部を含み、
前記第1切り欠き部が、第1部材に形成され、
前記第1部材が、前記第2切り欠き部に対して着脱自在に装着されている、請求項1に記載のフラックス回収装置。
【請求項3】
前記吸引口の端面が、前記吸引ノズルの軸心方向に対して直交する第1方向に延在し、
前記複数の切り欠き部の各々が、前記第1方向における前記端面の中央部に位置し、
前記端面が、前記第1方向から見て、前記軸心方向に対して斜めに交差するように傾斜している、請求項1または2に記載のフラックス回収装置。
【請求項4】
前記複数の切り欠き部の各々が、前記軸心方向および前記第1方向の双方に直交する第2方向から見て、略半円形の形状を有している、請求項3に記載のフラックス回収装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、フラックス回収装置に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
従来、母材にサブマージアーク溶接が行なわれた後に溶接ビード上に形成されたスラグを覆っているフラックスを回収するために用いられるフラックス回収装置が普及している。このフラックス回収装置によってフラックスを回収するに際しては、フラックス回収装置の吸引ノズルの吸引口の先端をスラグの凸状の外表面に宛がいながら吸引ノズルを溶接ビードの延在方向に沿って移動させる。これにより、スラグを覆うフラックスを吸引口から順次吸引することができる。この種のフラックス回収装置が開示された文献としては、たとえば、実開平4-129578号公報(特許文献1)がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
実開平4-129578号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ここで、フラックス回収装置によるフラックスの回収効率の向上を図る観点からは、吸引ノズルの吸引口の先端と、スラグの凸状の外表面との間に隙間を生じさせないことが望まれる。しかしながら、このスラグの外表面は、溶接の入熱量や母材の開先寸法等、種々の溶接条件によってその大きさが異なるものになる。
【0005】
このような隙間の発生を抑制するために、スラグの外表面の大きさに合うように溶接現場にて吸引口の先端に加工が施される場合もあるが、このような加工を行なうことは作業員にとって大きな負担になる。
【0006】
したがって、本発明は、上述した点に鑑みてなされたものであり、フラックスの回収効率の向上が図られたフラックス回収装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明に基づくフラックス回収装置は、サブマージアーク溶接後の溶接ビード上に形成されたスラグを覆っているフラックスを回収するものであり、上記フラックスを吸引する吸引口が設けられた吸引ノズルと、上記吸引ノズルから吸引されたフラックスを収容する本体部とを備えている。上記本発明に基づくフラックス回収装置にあっては、上記吸引ノズルが、上記吸引口の先端に、大きさの異なる複数の切り欠き部のなかから上記スラグの凸状の外表面の大きさに対応して選択された切り欠き部を保持可能に構成されている。
【0008】
このように構成することにより、吸引ノズルの先端とスラグの外表面との間の隙間を効果的に減少できるため、フラックス回収効率の向上を図ることができる。
【0009】
上記本発明に基づくフラックス回収装置にあっては、上記複数の切り欠き部が、第1切り欠き部、および、当該第1切り欠き部より大きい第2切り欠き部を含んでいることが好ましい。その場合には、上記第1切り欠き部が、第1部材に形成されるとともに、上記第1部材が、上記第2切り欠き部に対して着脱自在に装着されていることが好ましい。
【0010】
このように構成することにより、簡素な構成にてフラックスの回収効率の向上を図ることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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