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公開番号
2025088628
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-11
出願番号
2023203446
出願日
2023-11-30
発明の名称
車両用フレーム構造
出願人
本田技研工業株式会社
代理人
弁理士法人磯野国際特許商標事務所
主分類
B62D
25/08 20060101AFI20250604BHJP(鉄道以外の路面車両)
要約
【課題】 衝突エネルギーを効率的に吸収することができ、ひいては持続可能な輸送システムの発展に寄与することが可能な車両用フレーム構造を提供する。
【解決手段】 車両用フレーム構造としてのサイドフレーム3の第一の部位10は、車体前後方向に延設されている一対の対向壁部11,11と、車体前後方向に延設されており、一対の対向壁部11,11を連結する連結壁部12と、連結壁部12に一対の対向壁部11,11を連結するように形成されている複数の架設リブとしての直リブ12b及びV字リブ12cと、対向壁部11及び/又は連結壁部12に形成されている脆弱部11aと、を備え、脆弱部11aは、車体前後方向において、隣り合う2つの架設リブの間に位置するように形成されている。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
車体前後方向に延設されている一対の対向壁部と、
車体前後方向に延設されており、一対の前記対向壁部を連結する連結壁部と、
前記連結壁部に一対の前記対向壁部を連結するように形成されている複数の架設リブと、
前記対向壁部及び/又は前記連結壁部に形成されている脆弱部と、
を備え、
前記脆弱部は、車体前後方向において、隣り合う2つの前記架設リブの間に位置するように形成されている
ことを特徴とする車両用フレーム構造。
続きを表示(約 920 文字)
【請求項2】
前記連結壁部の車幅方向中間部に複数の前記架設リブを連結するように形成されている並行リブを備える
ことを特徴とする請求項1に記載の車両用フレーム構造。
【請求項3】
前記架設リブとして、前記並行リブとの交差部を介して一対の前記対向壁部を連結するように形成されているV字状のV字リブを備え、
前記V字リブは、前記対向壁部において前記脆弱部の車体前後方向における内端部又は前記脆弱部よりも車体前後方向における内方となる部位と当該脆弱部の車体前後方向における内方に配置されている前記交差部とを連結するように形成されており、
前記V字リブの頂点は、前記交差部に位置する
ことを特徴とする請求項2に記載の車両用フレーム構造。
【請求項4】
前記架設リブとして、前記並行リブと交差する直線状の直リブを備え、
前記V字リブは、前記脆弱部と前記直リブとの間に配置されている
ことを特徴とする請求項3に記載の車両用フレーム構造。
【請求項5】
前記架設リブとして、前記並行リブと交差する直線状の直リブを備える
ことを特徴とする請求項2に記載の車両用フレーム構造。
【請求項6】
前記架設リブ及び前記並行リブの交差部は、柱状を呈する
ことを特徴とする請求項2に記載の車両用フレーム構造。
【請求項7】
一対の前記対向壁部の間隔は、車体前後方向における内方にいくにつれて、拡幅している
ことを特徴とする請求項1に記載の車両用フレーム構造。
【請求項8】
ホイルハウスよりも車体前後方向における外方に配置されているサイドフレームである
ことを特徴とする請求項1に記載の車両用フレーム構造。
【請求項9】
前記ホイルハウスを一体に備える
ことを特徴とする請求項8に記載の車両用フレーム構造。
【請求項10】
アルミダイカスト方式によって形成されている
ことを特徴とする請求項1から請求項9のいずれか一項に記載の車両用フレーム構造。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両のフレーム構造に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、自然災害を抑制すべく地球環境の改善の観点から、自動車の燃費改善が要求されている。その一方で、車両の衝突安全性の維持または向上が要求されている。これらの要求を満足するために、衝突エネルギーを吸収する車両用フレーム構造の開発が進められている。かかる車両用フレーム構造として、特許文献1には、複数のリブを備える単一の鋳造部品で構成されるフロントボディ(エンジンルーム)が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
中国特許第115158479号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
かかる構造は、剛性を高く設定することができる一方、剛性が高いことによって変形や圧壊を発生させにくく、衝突エネルギーの吸収の面で改良の余地があった。また、かかる構造では、変形が発生した場合であっても、潰れ残りが生じて衝突エネルギーを十分に吸収することができないおそれがあった。
【0005】
本発明は、前記の点に鑑みてなされたものであり、衝突エネルギーを効率的に吸収することができ、ひいては持続可能な輸送システムの発展に寄与することが可能な車両用フレーム構造を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記した課題を解決するために、本発明の車両用フレーム構造は、車体前後方向に延設されている一対の対向壁部と、車体前後方向に延設されており、一対の前記対向壁部を連結する連結壁部と、前記連結壁部に一対の前記対向壁部を連結するように形成されている複数の架設リブと、前記対向壁部及び/又は前記連結壁部に形成されている脆弱部と、を備え、前記脆弱部は、車体前後方向において、隣り合う2つの前記架設リブの間に位置するように形成されていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によると、衝突エネルギーを効率的に吸収することができ、ひいては持続可能な輸送システムの発展に寄与することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の実施形態に係る車両用フレーム構造が適用された車体構造を模式的に示す側面図である。
本発明の実施形態に係る車両用フレーム構造を模式的に示す底面図である。
本発明の実施形態に係る車両用フレーム構造を模式的に示す側面図である。
本発明の実施形態に係る車両用フレーム構造における第一の部位及び第二の部位を模式的に示す底面図である。
図4のV-V線断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
次に、本発明の実施形態について、本発明の車両用フレーム構造をフロントサイドフレームに適用した場合を例にとり、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。参照図面において、「前後」は、車両の進行方向における前後方向を示し、「左右」は、運転席から見た左右方向(車幅方向)をそれぞれ示している。また、車両用フレーム構造が車体の前部に適用されているため、車体前後方向における外方(外側)が前方(前側)となり、車体前後方向における内方(内側)が後方(後側)となる(車体の後部に適用される場合には、反対となる)。
【0010】
図1に示すように、本発明の実施形態に係る車体構造1は、少なくとも一部がアルミニウムを材料としたダイカスト方式(アルミダイカスト方式)によって形成されたダイカスト鋳造物によって構成されている。車体構造1は、車体の前部に配置された車幅方向一対の前部材2,2を備える。
(【0011】以降は省略されています)
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