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公開番号2025091058
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-18
出願番号2023206028
出願日2023-12-06
発明の名称車両
出願人本田技研工業株式会社
代理人弁理士法人航栄事務所
主分類B60H 1/22 20060101AFI20250611BHJP(車両一般)
要約【課題】バッテリ冷却回路の影響を受けずに車室内の冷暖房を行うことができ、製造コストを低減可能な車両を提供する。
【解決手段】車両Vは、バッテリ2と、第1冷媒が流通しバッテリ2の温度を調整するバッテリ冷却回路20と、電動コンプレッサ32、コンデンサ33、室外熱交換器38、及びエバポレータ36を有し第2冷媒が流通する空調用の冷凍サイクル30と、ヒータコア41を有し第3冷媒が流通する暖房回路40と、備える。バッテリ冷却回路20の第1冷媒、冷凍サイクル30の第2冷媒、及び暖房回路40の第3冷媒は、それぞれ独立して流通し、コンデンサ33は、冷凍サイクル30を流通する第2冷媒と暖房回路40を流通する第3冷媒とが熱交換可能に構成される。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
バッテリと、
第1冷媒が流通し、前記バッテリの温度を調整するバッテリ冷却回路と、
電動コンプレッサ、コンデンサ、室外熱交換器、及びエバポレータを有し、第2冷媒が流通する空調用の冷凍サイクルと、
ヒータコアを有し、第3冷媒が流通する暖房回路と、備える車両であって、
前記バッテリ冷却回路の前記第1冷媒、前記冷凍サイクルの前記第2冷媒、及び前記暖房回路の前記第3冷媒は、それぞれ独立して流通し、
前記コンデンサは、前記冷凍サイクルを流通する前記第2冷媒と前記暖房回路を流通する前記第3冷媒とが熱交換可能に構成される、
車両。
続きを表示(約 760 文字)【請求項2】
請求項1に記載の車両であって、
前記冷凍サイクルは、前記電動コンプレッサの下流に前記コンデンサが設けられている、
車両。
【請求項3】
請求項2に記載の車両であって、
前記暖房回路は、電気ヒータを備える、
車両。
【請求項4】
請求項1から3のいずれか1項に記載の車両であって、
前記バッテリ冷却回路を流通する前記第1冷媒と前記冷凍サイクルを流通する前記第2冷媒とが熱交換可能なチラーをさらに備える、
車両。
【請求項5】
請求項4に記載の車両であって、
駆動装置と、
前記第1冷媒が流通し、前記駆動装置を冷却する駆動装置冷却回路と、
前記駆動装置冷却回路と前記バッテリ冷却回路とを連通する連通状態と、前記駆動装置冷却回路と前記バッテリ冷却回路との連通を遮断する遮断状態と、を切り替える第1切替弁と、をさらに備える、
車両。
【請求項6】
請求項5に記載の車両であって、
前記駆動装置冷却回路は、ラジエータと、前記ラジエータを迂回するバイパス流路と、前記第1冷媒が前記バイパス流路を通るバイパス状態と、前記第1冷媒が前記ラジエータを通る非バイパス状態と、を切り替える第2切替弁と、を備える、
車両。
【請求項7】
請求項6に記載の車両であって、
前記第1切替弁を前記連通状態とし、且つ、前記第2切替弁を前記バイパス状態とし、
前記駆動装置の熱を前記チラーを介して前記第1冷媒から吸熱し、前記コンデンサを介して前記第2冷媒から吸熱することで前記第3冷媒を加温して車室の暖房として利用する、
車両。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、バッテリを備える車両に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
近年、低炭素社会又は脱炭素社会の実現に向けた取り組みが活発化し、車両においてもCO2排出量の削減やエネルギー効率の改善のために、電動化技術に関する研究開発が行われている。
【0003】
バッテリを備える電動車では、従来のICE(Internal Combustion Engine)車のようにエンジンの廃熱を利用して車室を暖房することができないため、ヒータコアが設けられた空調用の回路に電気ヒータを設けている。
【0004】
このような電動車用の熱管理システムとして、特許文献1にはバッテリの冷却回路とヒータコアが設けられた空調用の回路が接続された回路が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
米国特許第11390135号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1の回路では、バッテリの冷却回路とヒータコアが設けられた空調用の回路とが接続されているため、バッテリの作動状況の影響を受けて、車室内の冷暖房の商品性に影響する可能性がある。また、車両のダッシュボードには、通常、空調回路としてのHVAC(Heating, Ventilation and Air Conditioning)が設置されているが、バッテリの冷却回路とヒータコアが設けられた空調用の回路が接続されていると、ICE車のHVACからの変更が複雑になり、コストが増加する可能性があった。
【0007】
本発明は、バッテリ冷却回路の影響を受けずに車室内の冷暖房を行うことができ、製造コストを低減可能な車両を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、
バッテリと、
第1冷媒が流通し、前記バッテリの温度を調整するバッテリ冷却回路と、
電動コンプレッサ、コンデンサ、室外熱交換器、及びエバポレータを有し、第2冷媒が流通する空調用の冷凍サイクルと、
ヒータコアを有し、第3冷媒が流通する暖房回路と、備える車両であって、
前記バッテリ冷却回路の前記第1冷媒、前記冷凍サイクルの前記第2冷媒、及び前記暖房回路の前記第3冷媒は、それぞれ独立して流通し、
前記コンデンサは、前記冷凍サイクルを流通する前記第2冷媒と前記暖房回路を流通する前記第3冷媒とが熱交換可能に構成される。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、バッテリ冷却回路の影響を受けずに車室内の冷暖房を行うことができ、製造コストを低減可能な車両を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
車両Vが備える冷媒流通回路1の構成を示す回路図である。
図1の冷媒流通回路1において第1切替弁52(遮断状態)及び第2切替弁54(非バイパス状態)の切り替え状態に応じた冷媒の流れを示す説明図である。
図1の冷媒流通回路1において第1切替弁52(連通状態)及び第2切替弁54(バイパス状態)の切り替え状態に応じた冷媒の流れを示す説明図である。
図1の冷媒流通回路1において第1車室暖房モード時の冷媒の流れを示す説明図である。
図1の冷媒流通回路1において第2車室暖房モード時の冷媒の流れを示す説明図である。
図1の冷媒流通回路1において第3車室暖房モード時の冷媒の流れを示す説明図である。
車両Vの概略構成図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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