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公開番号
2025105317
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-10
出願番号
2023223785
出願日
2023-12-29
発明の名称
副作用管理システム、副作用管理サーバ及び副作用管理サーバプログラム
出願人
武田薬品工業株式会社
,
株式会社MICIN
代理人
One ip弁理士法人
主分類
G16H
70/40 20180101AFI20250703BHJP(特定の用途分野に特に適合した情報通信技術)
要約
【課題】副作用に対する対処を提示することができるようにする。
【解決手段】患者端末と、管理サーバとを含む副作用管理システムであって、管理サーバは、患者のバイタルデータと患者が利用する抗がん剤の副作用に起因する自覚症状とを患者端末から取得する取得部と、バイタルデータと自覚症状とに基づいて、自覚症状に対して患者が取るべき対処行動の判定結果を取得する処理部と、対処行動を患者端末に出力する出力部と、を備えることを特徴とする。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
患者端末と、管理サーバとを含む副作用管理システムであって、
前記管理サーバは、
患者のバイタルデータと前記患者が利用する抗がん剤の副作用に起因する自覚症状とを前記患者端末から取得する取得部と、
前記バイタルデータと前記自覚症状とに基づいて、前記自覚症状に対して前記患者が取るべき対処行動の判定結果を取得する処理部と、
前記対処行動を前記患者端末に出力する出力部と、
を備えることを特徴とする副作用管理システム。
続きを表示(約 1,400 文字)
【請求項2】
請求項1記載に記載のシステムであって、
前記取得部は、前記自覚症状の有無及び前記自覚症状の状態を前記患者端末に表示させて前記患者に選択させることにより、前記自覚症状を取得すること、
を特徴とする副作用管理システム。
【請求項3】
請求項2に記載のシステムであって、
前記処理部は、
前記バイタルデータと前記自覚症状とに基づいて前記患者を所定の患者群に分類する分類部と、
分類された前記患者群に応じて、前記対処行動を判定する判定部と、
を備えることを特徴とする副作用管理システム。
【請求項4】
請求項3に記載のシステムであって、
前記分類部は、取得した前記自覚症状の状態を、所定の度合を用いて評価し、
前記バイタルデータ、評価された前記度合、又はこれらの組み合わせに対して、所定の重みづけを行って前記患者を患者群に分類すること、
を特徴とする副作用管理システム。
【請求項5】
請求項3又は請求項4に記載のシステムであって、
患者群ごとに前記対処行動を関連付けて管理する患者行動管理部を更に備え、
前記判定部は、前記患者行動管理部を参照して、前記分類した前記患者群に属する前記患者に対する前記対処行動を判定すること、
を特徴とする副作用管理システム。
【請求項6】
請求項1に記載の副作用管理システムであって、
前記出力部は、前記患者を管理する所定の機関に前記対処行動を出力すること、
を特徴とする副作用管理システム。
【請求項7】
患者端末と通信可能に構成された副作用管理サーバであって、
患者のバイタルデータと、前記患者が利用する抗がん剤の副作用に起因する自覚症状とを前記患者端末から取得する取得と、前記バイタルデータと前記自覚症状とに基づいて、前記自覚症状に対して前記患者が取るべき対処行動の判定結果を取得する処理部と、
前記判定結果に基づく行動を前記患者端末に出力する出力部と、
を備えることを特徴とする副作用管理サーバ。
【請求項8】
患者端末と通信可能に構成された副作用管理サーバを、
患者のバイタルデータと、前記患者が利用する抗がん剤の副作用に起因する自覚症状とを前記患者端末から取得する取得部、
前記バイタルデータと前記自覚症状とに基づいて、前記自覚症状に対して前記患者が取るべき対処行動の判定結果を取得する処理部、及び
前記判定結果に基づく行動を前記患者端末に出力する出力部、
として機能させることを特徴とする副作用管理サーバプログラム。
【請求項9】
患者端末と、副作用管理サーバとを利用した副作用管理方法であって、
前記患者端末が、患者のバイタルデータと当該患者が利用する抗がん剤の副作用に起因する自覚症状とを当該患者から取得し、
前記管理サーバが、
前記バイタルデータと前記自覚症状とを前記患者端末から取得するステップと、
前記バイタルデータと前記自覚症状とに基づいて前記自覚症状に対して前記患者が取るべき対処行動の判定結果を取得する処理を行うステップと、
前記判定結果に基づく行動を前記患者端末に出力するステップと、を実行すること、
を特徴とする副作用管理システム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、副作用管理システム、副作用管理サーバ及び副作用管理サーバプログラムに関する。
続きを表示(約 2,700 文字)
【背景技術】
【0002】
ユーザの状態と治療に用いられる薬でどのような副作用が出るかを提案する技術が存在している(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2016-134132
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、患者側としては、がんに伴う症状と薬物療法による副作用を区別できず、対処を行うレベル感やタイミング、医療者への適切な伝え方が分からず、治療と生活との両立に苦慮している。また、医療機関側にとっても、病院外での患者の状況を把握することが難しく、副作用のマネジメントが適切に行えていない場合がある。
【0005】
本発明はこのような背景を鑑みてなされたものであり、副作用に対する対処を提示することのできる技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するための本発明の主たる発明は、患者端末と、管理サーバとを含む副作用管理システムであって、前記管理サーバは、患者のバイタルデータと前記患者が利用する抗がん剤の副作用に起因する自覚症状とを前記患者端末から取得する取得部と、前記バイタルデータと前記自覚症状とに基づいて、前記自覚症状に対して前記患者が取るべき対処行動の判定結果を取得する処理部と、前記対処行動を前記患者端末に出力する出力部と、を備えることを特徴とする。
【0007】
その他本願が開示する課題やその解決方法については、発明の実施形態の欄及び図面により明らかにされる。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、副作用に対する対処を提示することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
副作用管理システムの全体構成例を示す図である。
管理サーバ2のハードウェア構成例を示す図である。
管理サーバ2のソフトウェア構成例を示す図である。
自覚症状が副作用そのものである副作用について患者行動管理部231が管理する情報を説明する図である。
自覚症状が副作用そのものでない副作用について患者行動管理部231が管理する情報を説明する図である。
管理サーバ2の動作を説明する図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
<発明の概要>
本発明の実施形態の内容を列記して説明する。本発明は、たとえば、以下のような構成を備える。
[項目1]
患者端末と、管理サーバとを含む副作用管理システムであって、
前記管理サーバは、
患者のバイタルデータと前記患者が利用する抗がん剤の副作用に起因する自覚症状とを前記患者端末から取得する取得部と、
前記バイタルデータと前記自覚症状とに基づいて、前記自覚症状に対して前記患者が取るべき対処行動の判定結果を取得する処理部と、
前記対処行動を前記患者端末に出力する出力部と、
を備えることを特徴とする副作用管理システム。
[項目2]
項目1記載に記載のシステムであって、
前記取得部は、前記自覚症状の有無及び前記自覚症状の状態を前記患者端末に表示させて前記患者に選択させることにより、前記自覚症状を取得すること、
を特徴とする副作用管理システム。
[項目3]
項目2に記載のシステムであって、
前記処理部は、
前記バイタルデータと前記自覚症状とに基づいて前記患者を所定の患者群に分類する分類部と、
分類された前記患者群に応じて、前記対処行動を判定する判定部と、
を備えることを特徴とする副作用管理システム。
[項目4]
項目3に記載のシステムであって、
前記分類部は、取得した前記自覚症状の状態を、所定の度合を用いて評価し、
前記バイタルデータ、評価された前記度合、又はこれらの組み合わせに対して、所定の重みづけを行って前記患者を患者群に分類すること、
を特徴とする副作用管理システム。
[項目5]
項目3又は項目4に記載のシステムであって、
患者群ごとに前記対処行動を関連付けて管理する患者行動管理部を更に備え、
前記判定部は、前記患者行動管理部を参照して、前記分類した前記患者群に属する前記患者に対する前記対処行動を判定すること、
を特徴とする副作用管理システム。
[項目6]
項目1に記載の副作用管理システムであって、
前記出力部は、前記患者を管理する所定の機関に前記対処行動を出力すること、
を特徴とする副作用管理システム。
[項目7]
患者端末と通信可能に構成された副作用管理サーバであって、
患者のバイタルデータと、前記患者が利用する抗がん剤の副作用に起因する自覚症状とを前記患者端末から取得する取得部と、前記バイタルデータと前記自覚症状とに基づいて、前記自覚症状に対して前記患者が取るべき対処行動の判定結果を取得する処理部と、
前記判定結果に基づく行動を前記患者端末に出力する出力部と、
を備えることを特徴とする副作用管理サーバ。
[項目8]
患者端末と通信可能に構成された副作用管理サーバを、
患者のバイタルデータと、前記患者が利用する抗がん剤の副作用に起因する自覚症状とを前記患者端末から取得する取得部、
前記バイタルデータと前記自覚症状とに基づいて、前記自覚症状に対して前記患者が取るべき対処行動の判定結果を取得する処理部、及び
前記判定結果に基づく行動を前記患者端末に出力する出力部、
として機能させることを特徴とする副作用管理サーバプログラム。
[項目9]
患者端末と、副作用管理サーバとを利用した副作用管理方法であって、
前記患者端末が、患者のバイタルデータと当該患者が利用する抗がん剤の副作用に起因する自覚症状とを当該患者から取得し、
前記管理サーバが、
前記バイタルデータと前記自覚症状とを前記患者端末から取得するステップと、
前記バイタルデータと前記自覚症状とに基づいて前記自覚症状に対して前記患者が取るべき対処行動の判定結果を取得する処理を行うステップと、
(【0011】以降は省略されています)
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