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公開番号2025098031
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-01
出願番号2025031273,2023007066
出願日2025-02-28,2018-07-26
発明の名称TYK2阻害剤およびその使用方法
出願人武田薬品工業株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類C07D 487/04 20060101AFI20250624BHJP(有機化学)
要約【課題】 疾患を処置する方法を提供すること
【解決手段】 本発明は、化合物、その組成物、ならびにTYK2の阻害のため、および
TYK2媒介性障害の処置のためにこれらを使用する方法を提供する。本発明により提供
される化合物はまた、生物学的および病理学的現象におけるTYK2酵素の研究;身体組
織において起こる細胞内シグナル伝達経路の研究;ならびに新たなTYK2阻害剤または
キナーゼ、シグナル伝達経路、およびサイトカインレベルの他のレギュレーターの、イン
ビトロまたはインビボでの比較評価のために有用である。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
明細書に記載の発明。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
発明の技術分野
本発明は、チロシンキナーゼ2としても公知の非受容体型チロシンプロテインキナーゼ
2(「TYK2」)を阻害するのに有用な化合物および方法に関する。本発明は、本発明
の化合物を含む薬学的に受容可能な組成物、および種々の障害の処置において前記組成物
を使用する方法も提供する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
発明の背景
近年、新たな治療剤の調査は、疾患に関連する酵素および他の生体分子の構造をより十
分に理解することによって大いに助けられてきた。広範な研究の対象となってきた1つの
重要な酵素のクラスは、プロテインキナーゼファミリーである。
【0003】
プロテインキナーゼは、細胞内の様々なシグナル伝達プロセスの制御を担う、構造的に
関連する酵素の大きなファミリーを構成する。プロテインキナーゼは、その構造および触
媒機能が保存されていることに起因して、共通の祖先遺伝子から進化したものと考えられ
る。ほとんどすべてのキナーゼは、同様の250~300アミノ酸の触媒ドメインを含有
する。キナーゼは、それらがリン酸化する基質によって、ファミリーに分類され得る(例
えば、タンパク質-チロシン、タンパク質-セリン/トレオニン、脂質など)。
【0004】
一般的に、プロテインキナーゼは、ヌクレオシド三リン酸からシグナル伝達経路に関与
するタンパク質アクセプターへのホスホリル転移を実行することによって細胞内シグナル
伝達を媒介する。これらのリン酸化事象は、標的タンパク質の生体機能をモジュレートす
るかまたは調節することができる分子オン/オフスイッチとして作用する。これらのリン
酸化事象は、最終的に、様々な細胞外刺激および他の刺激に応じて誘発される。このよう
な刺激の例として、環境ストレスシグナルおよび化学ストレスシグナル(例えば、浸透圧
性ショック、熱ショック、紫外線照射、細菌のエンドトキシン、およびH



)、サイ
トカイン(例えば、インターロイキン-1(IL-1)、インターロイキン-8(IL-
8)、ならびに腫瘍壊死因子α(TNF-α))、ならびに増殖因子(例えば、顆粒球マ
クロファージ-コロニー刺激因子(GM-CSF)、および線維芽細胞増殖因子(FGF
))が挙げられる。細胞外刺激は、細胞増殖、移動、分化、ホルモンの分泌、転写因子の
活性化、筋肉収縮、グルコース代謝、タンパク質合成の制御、および細胞周期の調節に関
連する1つまたは複数の細胞応答に影響を及ぼし得る。
【0005】
多くの疾患は、キナーゼ媒介事象によって誘発される異常な細胞応答と関連する。これ
らの疾患として、これらに限定されないが、自己免疫疾患、炎症疾患、骨疾患、代謝疾患
、神経学的疾患および神経変性疾患、がん、心臓血管疾患、アレルギーおよび喘息、アル
ツハイマー病、ならびにホルモン関連疾患が挙げられる。したがって、治療剤として有用
なプロテインキナーゼ阻害剤を見出す必要性が依然として存在する。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0006】
発明の要旨
本発明の化合物およびその薬学的に受容可能な組成物は、TYK2キナーゼの阻害剤と
して有効であることが、ここで見出された。
【0007】
本発明の化合物およびその薬学的に受容可能な組成物は、TYK2キナーゼが関与する
シグナル伝達経路の調節に関連する、種々の疾患、障害または状態を処置するために有用
である。このような疾患、障害、または状態としては、本明細書中に記載されるものが挙
げられる。
【0008】
本発明により提供される化合物はまた、生物学的および病理学的現象におけるTYK2
酵素の研究;身体組織において起こる細胞内シグナル伝達経路の研究;ならびに新たなT
YK2阻害剤またはキナーゼ、シグナル伝達経路、およびサイトカインレベルの他のレギ
ュレーターの、インビトロまたはインビボでの比較評価のために有用である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
特定の実施形態の詳細な説明
1.本発明の特定の実施形態の一般的な説明:
本発明の化合物およびその組成物は、TYK2プロテインキナーゼの阻害剤として有用
である。
【0010】
TYK2の偽キナーゼ結合ポケットは、複数の水和部位を含み、これらの水和部位の各
々は、1分子の水によって占有される。これらの水分子の各々は、それに関連する安定性
評価(stability rating)を有する。本明細書中で使用される場合、用
語「安定性評価」とは、各水分子に関連するエンタルピー値、エントロピー値、および自
由エネルギー値を含む数値計算をいう。この安定性評価は、TYK2の結合ポケットにお
ける水和部位を占有する水分子の相対的安定性の、測定可能な決定を可能にする。
(【0011】以降は省略されています)

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