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公開番号
2025105380
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-10
出願番号
2024046737
出願日
2024-03-22
発明の名称
粘着剤層および粘着シート、並びに、これらの用途
出願人
三井化学株式会社
代理人
弁理士法人エスエス国際特許事務所
主分類
C09J
133/00 20060101AFI20250703BHJP(染料;ペイント;つや出し剤;天然樹脂;接着剤;他に分類されない組成物;他に分類されない材料の応用)
要約
【課題】本発明は、十分な粘着性を有し、かつ耐湿性および低温柔軟性に優れた粘着剤層および粘着シートを提供することを目的とする。
【解決手段】(メタ)アクリル樹脂(A)と、下記(b-1)~(b-2)を満たすグラフト変性エチレン・α-オレフィン共重合体(B)と、架橋剤(C)とを含有する粘着性組成物からなり、且つ、ゲル分率が40質量%以上である粘着剤層;(b-1)エチレン・α-オレフィン共重合体(B0)に由来する主鎖部を含む;(b-2)水酸基を有するエチレン性不飽和モノマーに由来するグラフト部を含む。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
(メタ)アクリル樹脂(A)と、下記(b-1)~(b-2)を満たすグラフト変性エチレン・α-オレフィン共重合体(B)と、架橋剤(C)とを含有する粘着性組成物からなり、且つ、
ゲル分率が40質量%以上である粘着剤層;
(b-1)エチレン・α-オレフィン共重合体(B0)に由来する主鎖部を含む;
(b-2)水酸基を有するエチレン性不飽和モノマーに由来するグラフト部を含む。
続きを表示(約 2,500 文字)
【請求項2】
前記グラフト変性エチレン・α-オレフィン共重合体(B)が、さらに下記(b-3)~(b-6)を満たし、
前記(メタ)アクリル樹脂(A)の含有量と、前記グラフト変性エチレン・α-オレフィン共重合体(B)の含有量と、前記架橋剤(C)の含有量との合計を100質量%とするときに、前記(メタ)アクリル樹脂(A)の量が47質量%以上99質量%であり、前記グラフト変性エチレン・α-オレフィン共重合体(B)の量が0.5質量%以上50質量%以下であり、前記架橋剤(C)の量が0.5質量%以上5質量%以下である請求項1に記載の粘着剤層;
(b-3)グラフト部の割合が0.1質量%以上70質量%未満である(ただし、前記主鎖部とグラフト部との合計量を100質量%とする。);
(b-4)ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)により求められる重量平均分子量(Mw)が1,500~30,000である;
(b-5)100℃における動粘度が10~5,000mm
2
/sである;
(b-6)示差走査熱量分析(DSC)で測定される融点が観測されない。
【請求項3】
JIS K7136に準拠して測定したヘイズが5.0%以下である請求項1に記載の粘着剤層。
【請求項4】
JIS K7361に準拠して測定した全光線透過率が80%以上である請求項1に記載の粘着剤層。
【請求項5】
厚さが5~200μmである、請求項1に記載の粘着剤層。
【請求項6】
請求項1~5のいずれか一項に記載の粘着剤層を有する粘着シート。
【請求項7】
請求項6に記載の粘着シートを有する積層体。
【請求項8】
請求項6に記載の粘着シートを有する光学部材。
【請求項9】
請求項6に記載の粘着シートを有するタッチパネル式入出力装置または画像表示装置。
【請求項10】
粘着剤層を含む粘着シートの製造方法であって、
(メタ)アクリル樹脂(A)と、
下記方法(α)または方法(β)により製造され、かつ下記要件(b-1)~(b-2)を満たすグラフト変性エチレン・α-オレフィン共重合体(B)と、
架橋剤(C)と
を混合して、前記(メタ)アクリル樹脂(A)と、前記グラフト変性エチレン・α-オレフィン共重合体(B)と、前記架橋剤(C)とを含有する組成物を得る工程(S1)と、
前記工程(S1)で得られる組成物から粘着剤層を形成する工程(S2)と
を含む粘着シートの製造方法;
(b-1)エチレン・α-オレフィン共重合体に由来する主鎖部を含む;
(b-2)水酸基を有するエチレン性不飽和モノマーに由来するグラフト部を含む;
方法(α):
下記(式1)で表される架橋メタロセン化合物(P)、ならびに、有機金属化合物(Q-1)、有機アルミニウムオキシ化合物(Q-2)および前記架橋メタロセン化合物(P)と反応してイオン対を形成する化合物(Q-3)からなる群より選ばれる少なくとも1種の化合物(Q)を含む触媒系の存在下で、エチレンとα-オレフィンとを溶液重合してエチレン・α-オレフィン共重合体(B0)を得る工程(SB1)と、
前記エチレン・α-オレフィン共重合体(B0)に、前記水酸基を有するエチレン性不飽和モノマーを添加してグラフト共重合させる工程(SB2)と
を含む方法
TIFF
2025105380000011.tif
79
170
[(式1)において、R
1
、R
2
、R
3
、R
4
、R
5
、R
8
、R
9
およびR
12
はそれぞれ独立して、水素原子、炭化水素基またはケイ素含有炭化水素基であり、隣接する複数の基は、互いに連結して環構造を形成していてもよく、
R
6
およびR
11
は、互いに同一の基であり、水素原子、炭化水素基またはケイ素含有炭化水素基であり、
R
7
およびR
10
は、互いに同一の基であり、水素原子、炭化水素基またはケイ素含有炭化水素基であり、
R
6
およびR
7
は、炭素数2~3の炭化水素と結合して環構造を形成していてもよく、
R
10
およびR
11
は、炭素数2~3の炭化水素と結合して環構造を形成していてもよく、R
6
、R
7
、R
10
およびR
11
は、同時に水素原子ではなく、
R
13
およびR
14
はそれぞれ独立して、水素原子、炭化水素基またはケイ素含有炭化水素基であり、互いに連結して環構造を形成していてもよく、
Yは、炭素原子またはケイ素原子であり、
Mは、Ti、ZrまたはHfであり、
Qは独立して、ハロゲン原子、炭化水素基、アニオン配位子または孤立電子対に配位可能な中性配位子であり、
jは、1~4の整数である。]。
方法(β):
可溶性バナジウム化合物(V)と、有機アルミニウム化合物(Q’)とからなるバナジウム系触媒の存在下で、エチレンとα-オレフィンとを溶液重合してエチレン・α-オレフィン共重合体(B0)を得る工程(SB1’)と、
前記エチレン・α-オレフィン共重合体(B0)に、前記水酸基を有するエチレン性不飽和モノマーを添加してグラフト共重合させる工程(SB2)と
を含む方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、十分な粘着性を有し、かつ耐湿性および低温柔軟性に優れた粘着剤層および粘着シート、ならびにこれらの用途に関する。
続きを表示(約 4,200 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、有機ELデバイス、太陽電池、センサーデバイス等の電子デバイスの封止、液晶ディスプレイ等の画像表示装置や、画像表示装置と組み合わせて用いられるタッチパネル等の入出力装置が広く用いられるようになっている。これらの製造において、しばしば、粘着組成物、および粘着組成物から形成された粘着剤層を有する粘着シートが用いられる。
【0003】
タッチパネルの自動車用途への展開も拡大してきており、自動車用途では夏場に高温になる等の理由により、一般用途以上の高温高湿耐久性が求められる。例えば特許文献1には、高温高湿条件下でも優れた性能を有する粘着性組成物として、特定の(メタ)アクリル系共重合体と、特定の粘度を有するオレフィン系重合体と、架橋剤とを含有する粘着性組成物が開示されており、そのような粘着性組成物から形成された粘着剤層を有する粘着シートも開示されている。
【0004】
また、画像表示装置や入出力装置を構成する電子部品等について、近年では意匠性を付与するために周縁部に印刷部が設けられることがある。このような印刷面を粘着シートで貼り合わせる場合には、段差に追従するための柔軟性が求められる。例えば特許文献2には、柔軟性に優れた性能を有する粘着性組成物として、アルキル基の炭素数が互いに異なる2種類のメタクリル酸アルキルエステル単量体と、架橋剤と、可塑剤とを含む粘着性組成物が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
国際公開第2019/013130号パンフレット
特開2015-105329号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、従来の粘着性組成物を用いた粘着シートでは、低温環境下における柔軟性や、粘着力および耐湿性との両立の観点から、改良の余地があった。例えば、(メタ)アクリル系共重合体と、未変性のオレフィン系重合体と、架橋剤とを含有する粘着性組成物を用いた粘着シートは耐湿性が十分ではない傾向にあり、粘着力および耐湿性との両立の観点において改良の余地がある。
【0007】
本発明は、十分な粘着性を有し、かつ耐湿性および低温柔軟性に優れた粘着剤層および粘着シートを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明者らは、上記課題を解決するために鋭意研究した結果、(メタ)アクリル系共重合体と、オレフィン系重合体と、架橋剤とを含有する粘着性組成物において、オレフィン系重合体として特定のグラフト変性オレフィン系重合体を採用することにより上記課題を解決できることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0009】
本発明は、以下を提供する。
[1]
(メタ)アクリル樹脂(A)と、下記(b-1)~(b-2)を満たすグラフト変性エチレン・α-オレフィン共重合体(B)と、架橋剤(C)とを含有する粘着性組成物からなり、且つ、
ゲル分率が40質量%以上である粘着剤層;
(b-1)エチレン・α-オレフィン共重合体(B0)に由来する主鎖部を含む;
(b-2)水酸基を有するエチレン性不飽和モノマーに由来するグラフト部を含む。
[2]
前記グラフト変性エチレン・α-オレフィン共重合体(B)が、さらに下記(b-3)~(b-6)を満たし、
前記(メタ)アクリル樹脂(A)の含有量と、前記グラフト変性エチレン・α-オレフィン共重合体(B)の含有量と、前記架橋剤(C)の含有量との合計を100質量%とするときに、前記(メタ)アクリル樹脂(A)の量が47質量%以上99質量%であり、前記グラフト変性エチレン・α-オレフィン共重合体(B)の量が0.5質量%以上50質量%以下であり、前記架橋剤(C)の量が0.5質量%以上5質量%以下である[1]に記載の粘着剤層;
(b-3)グラフト部の割合が0.1質量%以上70質量%未満である(ただし、前記主鎖部とグラフト部との合計量を100質量%とする。);
(b-4)ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)により求められる重量平均分子量(Mw)が1,500~30,000である;
(b-5)100℃における動粘度が10~5,000mm
2
/sである;
(b-6)示差走査熱量分析(DSC)で測定される融点が観測されない。
[3]
JIS K7136に準拠して測定したヘイズが5.0%以下である[1]または[2]に記載の粘着剤層。
[4]
JIS K7361に準拠して測定した全光線透過率が80%以上である[1]~[3]
のいずれかに記載の粘着剤層。
[5]
厚さが5~200μmである、[1]~[4]のいずれかに記載の粘着剤層。
[6]
[1]~[5]のいずれかに記載の粘着剤層を有する粘着シート。
[7]
[6]に記載の粘着シートを有する積層体。
[8]
[6]に記載の粘着シートを有する光学部材。
[9]
[6]に記載の粘着シートを有するタッチパネル式入出力装置または画像表示装置。
[10]
粘着剤層を含む粘着シートの製造方法であって、
(メタ)アクリル樹脂(A)と、
下記方法(α)または方法(β)により製造され、かつ下記要件(b-1)~(b-2)を満たすグラフト変性エチレン・α-オレフィン共重合体(B)と、
架橋剤(C)と
を混合して、前記(メタ)アクリル樹脂(A)と、前記グラフト変性エチレン・α-オレフィン共重合体(B)と、前記架橋剤(C)とを含有する組成物を得る工程(S1)と、
前記工程(S1)で得られる組成物から粘着剤層を形成する工程(S2)と
を含む粘着シートの製造方法;
(b-1)エチレン・α-オレフィン共重合体に由来する主鎖部を含む;
(b-2)水酸基を有するエチレン性不飽和モノマーに由来するグラフト部を含む;
方法(α):
下記(式1)で表される架橋メタロセン化合物(P)、ならびに、有機金属化合物(Q-1)、有機アルミニウムオキシ化合物(Q-2)および前記架橋メタロセン化合物(P)と反応してイオン対を形成する化合物(Q-3)からなる群より選ばれる少なくとも1種の化合物(Q)を含む触媒系の存在下で、エチレンとα-オレフィンとを溶液重合してエチレン・α-オレフィン共重合体(B0)を得る工程(SB1)と、
前記エチレン・α-オレフィン共重合体(B0)に、前記水酸基を有するエチレン性不飽和モノマーを添加してグラフト共重合させる工程(SB2)と
を含む方法
【0010】
TIFF
2025105380000001.tif
79
170
[(式1)において、R
1
、R
2
、R
3
、R
4
、R
5
、R
8
、R
9
およびR
12
はそれぞれ独立して、水素原子、炭化水素基またはケイ素含有炭化水素基であり、隣接する複数の基は、互いに連結して環構造を形成していてもよく、
R
6
およびR
11
は、互いに同一の基であり、水素原子、炭化水素基またはケイ素含有炭化水素基であり、
R
7
およびR
10
は、互いに同一の基であり、水素原子、炭化水素基またはケイ素含有炭化水素基であり、
R
6
およびR
7
は、炭素数2~3の炭化水素と結合して環構造を形成していてもよく、
R
10
およびR
11
は、炭素数2~3の炭化水素と結合して環構造を形成していてもよく、R
6
、R
7
、R
10
およびR
11
は、同時に水素原子ではなく、
R
13
およびR
14
はそれぞれ独立して、水素原子、炭化水素基またはケイ素含有炭化水素基であり、互いに連結して環構造を形成していてもよく、
Yは、炭素原子またはケイ素原子であり、
Mは、Ti、ZrまたはHfであり、
Qは独立して、ハロゲン原子、炭化水素基、アニオン配位子または孤立電子対に配位可能な中性配位子であり、
jは、1~4の整数である。]。
方法(β):
可溶性バナジウム化合物(V)と、有機アルミニウム化合物(Q’)とからなるバナジウム系触媒の存在下で、エチレンとα-オレフィンとを溶液重合してエチレン・α-オレフィン共重合体(B0)を得る工程(SB1’)と、
前記エチレン・α-オレフィン共重合体(B0)に、前記水酸基を有するエチレン性不飽和モノマーを添加してグラフト共重合させる工程(SB2)と
を含む方法。
[11]
前記(式1)で表される架橋メタロセン化合物(P)の置換基R
13
およびR
14
の、いずれか一方または両方がアリール基である、[10]に記載の製造方法。
[12]
前記(式1)で表される架橋メタロセン化合物(P)の置換基R
13
およびR
14
がともにアリール基であり、かつ置換基R
2
およびR
3
のいずれか一方が、炭素数4の飽和炭化水素基である、[10]に記載の製造方法。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
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