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公開番号
2025117749
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-13
出願番号
2024012631
出願日
2024-01-31
発明の名称
油性インキ組成物
出願人
シヤチハタ株式会社
代理人
主分類
C09D
11/16 20140101AFI20250805BHJP(染料;ペイント;つや出し剤;天然樹脂;接着剤;他に分類されない組成物;他に分類されない材料の応用)
要約
【課題】マーキング装置に気密機構が無くとも、作業時間中は乾燥固化せずに鮮明なマーキングを施すことができ、樹脂、ガラス、金属等の非吸収面に対しても、マーキング後は翌日までに乾燥定着し、マーキング直後に降雨等の流水に晒されても剥がれ落ちない油性インキ組成物を提供する。
【解決手段】沸点が200℃~300℃である疎水性有機溶剤と、前記疎水性有機溶剤に可溶な樹脂と、着色剤とを少なくとも配合し、前記疎水性有機溶剤の割合が、溶剤全質量に対して少なくとも70重量%以上である油性インキ組成物である。また、前記樹脂及び着色剤は、耐候性を有するものであることが好ましい。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
沸点が200℃~300℃である疎水性有機溶剤と、前記疎水性有機溶剤に可溶な樹脂と、着色剤とを少なくとも配合してなり、前記疎水性有機溶剤の割合が、溶剤全質量に対して少なくとも70重量%以上であることを特徴とする油性インキ組成物。
続きを表示(約 180 文字)
【請求項2】
前記樹脂及び前記着色剤は耐候性を有することを特徴とする、請求項1に記載の油性インキ組成物。
【請求項3】
前記油性インキはスタンプ用またはマーキングペン用である請求項1乃至請求項2に記載の油性インキ組成物。
【請求項4】
前記油性インキは、締結部材の緩み確認用である請求項1乃至請求項2に記載の油性インキ組成物。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、樹脂、ガラス、金属等の非吸収面に対しても定着性、耐水性、耐候性に優れ、かつ適度な乾燥性を有する油性インキ組成物に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
鉄骨工事では、部材をボルト、ナット及びワッシャ等で本締めした後、ボルト、ナット、ワッシャ、及び部材等に一連の線状のマークを施して、締結後に一定期間が経過した際、このマークの位置ずれ角度により、締結部材弛緩の有無を確認している。
【0003】
このように屋外において長期間マークを維持する必要があるインキには、定着性、耐候性、及び降雨等の流水によって剥がれ落ちない様な耐水性が求められる。また、ボルト等の非吸収面に使用するインキとしては、速乾性インキが好ましく用いられるが、速乾性インキを使用する場合、マーキング装置の印字面が乾燥固化しない様、気密機構を有する装置を用いるのが一般的である。
【0004】
しかしながら、気密機構を有するマーキング装置は構造上の制限が多く、利便性向上のためには気密性を諦めざるを得ない場合もあった。また、スタンプやマーカーペンに気密性を持たせるためにキャップが用いられる場合は、作業中にキャップの着脱を行う必要があり、作業効率の面で問題があった。特に前記した締結部材の弛緩確認用マーキングは高所での作業が想定されるため、作業中はキャップの着脱やカートリッジの取替え等が不要であるマーキング装置が所望されていた。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明の目的は前記課題を解決することであり、マーキング装置に気密機構が無くとも、作業時間中は乾燥固化せずに鮮明なマーキングを施すことができ、樹脂、ガラス、金属等の非吸収面に対しても、マーキング後は翌日までに乾燥定着し、マーキング直後に降雨等の流水に晒されても剥がれ落ちないインキを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために完成された本発明は、沸点が200℃~300℃である疎水性有機溶剤と、前記溶剤に可溶な樹脂と、着色剤とを少なくとも配合してなり、前記溶剤の割合が、溶剤全質量に対して少なくとも70%重量部以上であることを特徴とする油性インキ組成物である。
【0007】
本発明では耐候性を有する樹脂及び着色剤を選択的に使用することができる。
【0008】
本発明の油性インキ組成物は、従来公知の筆記具、浸透印、朱肉、スタンプ台等に用いることができるが、特にスタンプ用またはマーキング用として、さらには、ボルト等締結部材の緩み確認用として好適である。
【発明の効果】
【0009】
沸点が200℃~300℃である疎水性有機溶剤と、前記疎水性有機溶剤に可溶な樹脂と、着色剤とを少なくとも配合し、前記疎水性有機溶剤の割合が、溶剤全質量に対して少なくとも70重量%以上とすることで、マーキング装置に気密機構が無くとも、作業時間中は乾燥固化せずに鮮明なマーキングを施すことができ、樹脂、ガラス、金属等の非吸収面に対しても、マーキング後は翌日までに乾燥定着し、マーキング直後に降雨等の流水に晒されても剥がれ落ちないインキを提供できる。
【0010】
耐候性を有する樹脂及び着色剤を使用することで、インキの耐候性がさらに向上し、紫外線等によって変色、脱色しないマーキングを施すことができる。
(【0011】以降は省略されています)
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