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公開番号2025107636
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-22
出願番号2024000968
出願日2024-01-09
発明の名称建具
出願人YKK AP株式会社
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類E06B 7/14 20060101AFI20250714BHJP(戸,窓,シャッタまたはローラブラインド一般;はしご)
要約【課題】簡便な構成で枠材の中空部に対する水の浸入を防止することのできる建具を提供する。
【解決手段】建具10は新設枠14の内周側にパネル16を保持する。パネル16の縁は室外側見付部50b、および室内側見付部50cによって保持されており、上枠24の見込面、室外側見付部50b、および室内側見付部50cによって囲まれた上枠パネル保持空間48bが形成されている。新設枠14の上枠24における金属枠50は中空部50aを有し、縦枠接合用のビスホール58が内周側で上枠パネル保持空間48bに開口して設けられている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
枠体の内周側にパネルを保持する建具であって、
前記パネルの縁は室外側見付部、および室内側見付部によって保持されており、
前記枠体の見込面、室外側見付部、および室内側見付部によって囲まれたパネル保持空間が形成されており、
前記枠体の上枠および下枠のうち少なくとも一方は中空部を有し、縦枠接合用のビスホールが内周側で前記パネル保持空間と連通する開口部を有する
ことを特徴とする建具。
続きを表示(約 360 文字)【請求項2】
縦枠接合用の前記ビスホールは前記上枠の内周側見込壁に設けられている
ことを特徴とする請求項1に記載の建具。
【請求項3】
前記パネル保持空間は、上枠に形成される上枠パネル保持空間、下枠に形成される下枠パネル保持空間、左右の縦枠に形成される縦枠パネル保持空間からなり、前記パネルの四周に沿って形成されており、
前記上枠パネル保持空間に浸入した水は、前記縦枠パネル保持空間を通り、前記下枠パネル保持空間から外部に排水される
ことを特徴とする請求項1に記載の建具。
【請求項4】
前記枠体は既設枠の内周側に設けられる新設枠であって、
前記ビスホールは前記既設枠の室外側見付面よりも室外側にある
ことを特徴とする請求項1に記載の建具。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、枠体の内周側にパネルを保持する建具に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
FIX窓などの建具は縦枠と横枠とからなる枠体でパネルを保持している。縦勝ちまたは横勝ちの枠体では、ビスを勝ち側の枠材の外周側から内周側に通し、さらに相手側枠材のビスホールに螺合させて固定することがある(特許文献1)。これらの枠材は強度確保等の観点から中空部を形成していることが多い。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-076703号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
建具の構造によってはビスおよびビスホールを伝って水が枠材の中空部に入り込むことがあり得る。中空部に水が入る構造だとその水を排出するために、特許文献1に示されるように排水弁などの手段が必要となり、複雑化するとともにコスト高となる。
【0005】
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであって、簡便な構成で枠材の中空部に対する水の浸入を防止することのできる建具を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明にかかる建具は、枠体の内周側にパネルを保持する建具であって、前記パネルの縁は室外側見付部、および室内側見付部によって保持されており、前記枠体の見込面、室外側見付部、および室内側見付部によって囲まれたパネル保持空間が形成されており、前記枠体の上枠および下枠のうち少なくとも一方は中空部を有し、縦枠接合用のビスホールが内周側で前記パネル保持空間と連通する開口部を有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明では、ビスホールから中空部に水が浸入することがなく、該中空部に排水手段を設ける必要がなくなる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の実施形態である建具の縦断面図である。
本発明の実施形態である建具の横断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に、本発明にかかる建具の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。
【0010】
以下においては便宜上、見込方向及び見付方向という用語を用いる場合がある。見込方向(図中に矢印Zで示す方向)とは、建具の奥行きに沿った室内外方向である。見込方向に沿った面、壁については見込面、見込壁という場合がある。見付方向とは、上枠、下枠、上框、下框等のように水平方向に沿って延在するものの場合、見込方向に直交した上下に沿う方向(図中に矢印Yで示す方向)であり、縦枠、縦框等のように上下方向に沿って延在するものの場合には、見込方向に直交した水平に沿う方向(図中に矢印Xで示す方向)である。見付方向に沿った面、壁については、見付面、見付壁という場合がある。
(【0011】以降は省略されています)

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